今日も地球を歩いてます

前と後ろにバックパック担いでました。そんな頃も今は昔。今は日本で定住!専業主婦!笑

アート大学訪問

2012年06月30日 | アジア編12年3月~8月

              

ジャルガオンJalgaonからアフマダバードAhmadabadに到着

その電車の中でワタシに親切にしてくれた兄ちゃん
名前はDinesh

実家のJalgaonに帰ってたけど
大学のあるこのアフマダバードに戻ってきたところ

そんな彼の専攻は
アニメ

Hayao Miyazakiが大好き、とのこと
電車内で朝起きてから到着時まで
乗客をスケッチしてた
                     
そのDineshが
「うちの大学を見に来る?」
って言ってくれたので
二つ返事でYesというワタシ
だって
おもろそうじゃん
普通の旅では芸大に行くことなんてないし

ということで
駅に着いてからまずは駅正面にあった安宿、
A-One Hotelを見に行ってみるも
「満室」
とのこと

「オートの運転手に頼んで安い宿に連れてっもらう?」
とDineshに聞かれるも
ワタシ、そういうのいややねん
だって
オートの運転手がすべての安宿を知ってるわけじゃないし
(これまででそういうのが何度かあった)
徒歩圏内で宿が集まってそうなここで
マージン払ってまで乗せてもらいたくないよ

なので
安宿探しは後にすることにして
Dineshと一緒に彼の寮へ行く

「シェアハウスなんだけどシャワー使っていいよ」
って言ってくれたし

とりあえず何よりもシャワーはしたかったん
昨日夜行移動の前にシャワーしたけど
(24時間チェックアウト制の宿で
 ワタシのチェックインとアウトは夜8時だったし)
この街、暑いんだもん
すでにバックパックで汗だく

「行こう」

オートをつかまえるDinesh
あ、バスじゃないのね
あえて反対はしないけども

「駅から5キロ」というDineshの大学近くへ
新市街のエリアに入ったとこ
あ、ここガイドブックに載ってるやん
凧の博物館Kite Museum正面の
国立デザイン学校のことやった


  7人の学生とのシェアハウス 1階部分に大家さんが住んでるらしい

荷物置いて
シャワーを使わせてもらい
ついでに軽く洗濯までしちゃったりして
お礼がてら、持ってたミニ書道セットで「ディネッシュ」と習字してあげて

さ、アート学校突撃
             

正門入ってすぐ
「何か食べよう」と学食Canteenへ



中のスタッフって
日本みたく学生のバイトもいるのかと思ったけど
「インドの大学生は授業が忙しいからアルバイトする時間なんてないよ
 仕事もフルタイムの募集ばかりだし、ここのスタッフもみんなフルタイム」

この学食のチャパティー(芋入り)は
ヨーグルトのディップだけで食べる方式
いつも赤と白のディップだったから
珍しい
マンゴージュース、めっちゃ甘くてうまかったなー

さ、おなかもふくれたし
Dineshによる学校案内の始まり

まずは
陶芸
         

プロの人が
男性用にも女性用にも
向きを変えればどっちにも使える、
ユニバーサルデザインの便器の模型を制作中だった
写真は断られちゃった
今後採用されたら実用化するらしい

そして                   
テキスタイル
                 
大小の織り機が並んでる
「提出日が迫ってて…」
と、土曜の授業がない日なのに製作してる学生がいた

大きな織り機になると
織り機に糸をセッティングするのも1日がかり、
糸がからんだりして直すのも1日がかりらしい

でも
ハイテクの技術はここにも来てて


          
                なんとも便利そうな織り機

あの巨大なサリー布のある国
プリントする台もサリー布にも対応できるように
こんなに長い
          

図書館も見させてもらって
(日本語の「正倉院宝物殿」の宝物のデザインに関する本まであった)
いよいよ
Dineshの専門のアニメ

          

左のスクリーンで一枚一枚のスライドを読み取り
真ん中のメディアで記録して
右の画面でアニメとして映し出すらしい

もちろんデジタルでパパッと作って編集作業することもできるけど
この機械を使うのは
PCではなく手作業の昔ながらの方法のん

1秒間に24枚のスライドが必要らしい
30分アニメって何枚必要なんだろう
なんて気の遠くなる作業

国立大学のここ、
館内Wifiばっちり

ということを聞いてたので
ちゃんと自分のPC持って来てたよ
Dineshと並んでPCタイムもしつつ

この学校には
なぜか猿に孔雀に
動物が多い

                               芝生の散水ホースに威嚇する孔雀

校内見学後
「チャイを飲もう!」
とDinesh
さすがインド人

学食とか外のチャイ屋に行くのかと思ったら
正門前で
「ちょっと待ってて」
      


塀の向こうの道のチャイ屋に注文
これも典型的なインドの光景だなぁ

学生もそうして塀越しに注文して
飲み終わったカップはそのまま置いてく
定期的に
チャイ屋のおっちゃんが校内に入ってきて
カップを回収していく
                  
                サリーの国でも大学生女子はやはり西洋化

学校訪問、おもろかったー
どうもありがとう

夕方5時
Dineshの家に戻って
ワタシは駅へ戻ることに
これから宿を探さないと

もちろんバスで戻るよ
ワタシ一人だし

バス停までDineshも来て見送ってくれる、と

そして
大学正門のところに来て気づく

そうだ、
凧の博物館にも行ってみようと思ってたんだ

              

明日またここのエリアまで来るのも面倒なので
荷物持ったまま入ってみることに
Dineshも来てくれる
               
この街、
毎年1月に盛大に「凧揚げ祭り」をするらしい
その写真パネルもあったり
世界の凧の歴史の説明もあったり
日本の凧(多分新潟のあの有名なエリアの)まで説明されてたり

まだ開いててよかった
小さい一部屋だけの博物館だけど
無料だし
おもろかった

さて、バス停に戻ろうか、としてるうちらに
そこらにいた警備員のおっちゃんが一言

「2階にCity Museumがあるから見ていきなよ」

           
ここも無料
無料万歳
しかも結構見ごたえあった
だって
この街の行政図に始まり、歴史に
マハラジャの調度品や民族的な展示、
ヒンドゥーに仏教にジャイナ、キリストとかの各宗教の展示まで
幅広すぎ

しかも
ここインドで生まれ育ったDineshが
詳しく解説してくれる
(英語の解説はほとんどない 展示品の名称くらい)

6時の閉館時刻までじっくり見た
おすすめできる博物館だなぁ

バス停に戻って
来たバスがちょうど駅まで行くやつだったので
バタバタとお別れ

バスの前から乗って前に座ったけど
今までのように車掌が料金徴収に来ず
だからといって
車掌のいる後ろの部分までは人がいすぎて
でっかいバックを前と後ろに持ったワタシが無理やりに行くのは
大迷惑になるよ

そのうち車掌が来るだろうと思って乗ってたけど
「駅、ここだよ」
と着いちゃった

後ろのドアに回ってお金払おうと思って降りたけど
あれ、バス行っちゃったよ?
いいの?バス代

5キロの距離がいくらかわからず
まぁ、ラッキーってことで

さ、宿を探さねば

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