今日も地球を歩いてます

前と後ろにバックパック担いでました。そんな頃も今は昔。今は日本で定住!専業主婦!笑

ジョードプルへの電車の中で

2012年07月02日 | アジア編12年3月~8月

アフマダバードAhmadabadを観光しつつ
次の予定をどうするか考えてました
(宿のチェックアウト時刻は夜8時なので
 まだ検討できるのです)

どうしよー
この街にもう一泊するか?
(でも350Rpの宿に2泊もしたくない…)
次は南下してジュナーガルJunagadhにする?
(でもまたそのあとはここを経由して北へ行くし、
 夜行電車1本の距離としても、なんかめんどい)
もう今夜出て北にあるジョードプルJodhpurに行っちゃう?
(青い町並みが早く見たいし)

とりあえず駅へ行って時間を調べるか
と、
午後に駅のメインの駅舎の南にある、予約センターの建物へ
                 
あ、今日日曜やった
しかももう午後
日曜の午後って、予約窓口はやってなかった

今夜の寝台チケットは無理だ
移動を決行するにしても、またあのGeneralチケットだ

駅に来たことなので、
駅前のあのA-Oneホテルにリベンジしてみるも
「満室なんだー」
とのこと

ここ、女子もドミに泊まれて100Rpだし
シングルだって140Rpなのに
もしここに今夜移動できるなら
アフマダバードもう一泊でもよかったのに

しゃーない
これはこの街にはご縁がなかった、ということで
今夜移動しちゃおう
ということで
インフォの窓口で電車の時間を聞く

このアフマダバードの駅から
ジョードプルには今夜9時半発か夜中12時発、
もしくは午前11:20発で8~10時間
ジュナーガルへは今夜10時発、朝4時着

ほーい、了解
ま、あとでチケットを買うときに行き先を決めるとして
とりあえず今から8時のチェックアウトまでの時間を使って
もうちょい観光だ

そしてその後
宿を時間通りに出て
駅へ向かって
窓口で
「ジョードプル!9時半の!」

110Rp(もちろんGeneralチケット)

なんかジュナーガル、いいや
このインドの旅で外せない街のひとつ、ジョードプルに
このまま行っちゃえ

「7番ホームに来るよ」
と言われて
ホームでごはんを買って
(この駅の各ホームのごはんは充実してた!
 ちゃんとお弁当まであるもん)
そこで待つ

そういえば
さっき道の屋台でごはんを買おうと思って
値段を聞いたんだけど
店員の兄ちゃん
そっぽを向きつつ
「…30Rp…」って

ねぇ、うそついてるのバレバレだよ?
親に怒られそうだからうそをついてみた子供みたいな言い方
バンガロールでもこんな屋台の兄ちゃんいたなぁ
ふっかけてくる人のみんながこんなにわかりやすい反応なら
こっちも楽なんだけどな
とりあえず
うそをつくようなアナタの屋台では買いません

そういうわけで
駅のホームのごはんにお世話になる
明瞭な値段表示もあるし

そうだ、アフマダバードって
安いごはん屋台の数が少なかった

鉄道駅の南隣の、市バスのターミナルの方には
結構屋台が並んでたけど
宿からそれなりに距離があったので行かなかった

「いかにも安そうな」って感じの食堂もTilak通りには全然
ということで
レパートリーの少ない、このイドリーIdlyにお世話になったり
1枚5Rp、ソースおかわり自由
   
                 蒸すのです
って
電車電車
何人もの人に電車の確認をしておかないと

売店の兄ちゃんに
「9時半にこのホームに来る電車って、
 ジョードプル行くよね?」
と聞くと
「違うよ、隣の5番ホームだよ」

あれ?
また情報が人によって違うよ

その6番ホームに電車が入ってきた
「ジョードプル?」って中にいた乗客に聞くも
「No」と

一度5番ホームに行ってみるか

移動する
ここも陸橋が遠いよ
しゃーない、この6番ホームの電車の中を抜けよう
(ドアは両側にあって開いてるし階段も両側にある)
そして、線路からホームへよじ登る

ホームの端っこって
小さい子供がトイレしてたりするから汚いんよねー
(こういうとこ、中国みたい)

そのホームで
「次にここに来る電車、9時半のでジョードプル行き?」
って聞いてみると
「Yes」

どうやら駅窓口のおっちゃん、誤情報をくれてたみたい
もう、やめてよー
ワタシにとっては死活問題なんだから

先頭側のGeneralの表示のある車両位置へ
いかにも「お金的余裕がありません」というような、
身なりの人と一緒に電車を待つ

あ、来た
あ、Disabledの車両!

いつぞやの夜行でこれに乗ったなー
空いてたなー
これも空いてるかなー
乗れるかなー
警備員が健常者を追い出しに来ないかなー

そんな不安もありつつ
乗り込んでみる
だって
いかにも健康そうな4人家族も乗りこんだし

あぁ、スペースに余裕がある車両
ちゃんと座れた
あの健康家族の母と娘なんて
乗車早々に2つある寝台の上段ベットに寝転んでるし
さすがにワタシ、我先にとそこまでできないよ

Disabledの車両って
他の車両の半分以下のスペースだけど
3段ベットが向かい合って2列ある造りで
ベットの幅も広めだし
ベットの間のスペースも、
他のスペースも
車イスでも入れるように余裕がある

3段ベットだけど
2つの中段ベットは壁にくっつけて、
下段ベット二つをイスとして使ってる

イスに座れない人は、同じく広いスペースのある床に
シートや新聞を敷いて寝転んだり座ったり

この発車まで30分ぐらいあったんだけど
途中、なにやらドア付近でがやがや
見ると
オレンジ色(というか柿色)の布をまとった、
頭ぼさぼさのおっちゃんが乗り込もうとしてるけど
他の、すでに車両に乗り込んでた乗客が乗車拒否
最後には中から鍵をかけた

隣に座ってたおっちゃんに
「あの人、だれ?」って聞いてみたら
「Some Caste…」

インドを見た気がした

法的に差別はなくなっても
人の意識ってすぐには変えられない
まだまだカースト制は強く残ってるんだよなぁ
今までインド人と話してて
結婚についての話とかで「カースト」の単語は出てきたけど
今日のこのときほど
「Caste」が重い意味で出てきたことはなかったよ

おっちゃんも言いにくそうだったし
外国人のワタシが
ほいほい深く聞くこともできそうになかったので
お互いそれ以上話さず

あの乗車拒否されたおっちゃん、
どこへ移動したかったんだろう
切符は窓口で買えたのかな
買えたとしても
これ以降の電車に乗れるのかな
この電車が何台目かに乗ろうとしてみた電車かもしれないし

深いなぁ、インド

そのDisabledの車両で
ベンチの一番通路側で座って寝てたけど
夜中に気づけば真ん中に座ってたおっちゃん、
足を曲げつつも横になってる

一番窓側におじいちゃんが座ってて起きてて
ワタシが目が覚めたのに気づいて
その寝転んでたおっちゃんに
「ちょっと端に寄りな」と言ってくれる
そして
ワタシに「はす向かいに横になりなさい」と(ジェスチャー)

あれ、おじいちゃんこそ寝転ばないでいいの?
ってジェスチャーの会話をしてみたけど
「わしはいいんだよ」
って(もちろんまたジェスチャー)

ほんとにインド人も優しくしてくれるなぁ

そのおっちゃんもいつの間にか降りてて
朝にはワタシ一人が横になってて
新たに乗り込んできた人が
ワタシの体を壁側に寄せて座る
(寝てたけどさすがになんとなくこれはわかった)
つまり
自分たちは壁にもたれられないのに
ワタシをそのまま横にさせてくれた

ここでワタシに起き上がるように言わなかったのは
明らかに外国人だったからか
(もしくは、あまりに気持ちよさそうに寝てたのか)

そうして着いたジョードプル
「Blue City」!

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