毎日が夏休み

LEAVES THAT ARE GREEN TURN TO BROWN

結ぶ。線路は続くよどこまでも。

2009-12-16 23:33:33 | 小樽
覚えていらっしゃるでしょか?

幌内炭鉱景観記念公園 2で載せた画像です。








偶然、
車の中からこの廃線にぽちっと残る美しい鉄橋を見つけてしまって。

分かってはいたけれど、
気にはしていなかった。
気にはしていなかったのに、
なんだかむずむず気になりだしたのが先週ぐらいかな。

行かなければ。
私は行かなければならない場所があるとね。

壮大な夢とロマンを追いまして(爆)、
いえ、
来たぞ、このヘンなおっさんでして(笑)。


軽く簡単に説明いたしやしょう。


あの美しい廃線の橋の画像は、
旧幌内線です。
幌内炭鉱から石炭を運んでいた。

私が写した画像はかなり奥でしょう。

この幌内鉄道、
日本で3番目に開通した古い鉄道なんですわ。
幌内(三笠)とどこを結んでいたか。

手宮です。
小樽の手宮なんですわ。

ここまで書いたら、
この私が考えそうなヘンな発想にお気づきかなと。

終わりを、
終点を見たのなら始まりの起点も見なければ。
旅の終わりじゃないけれど、
始まり無くして語れないでして。
ここに行かなければ、
何かが足りない、
何かが抜け落ちているよな。
あくまでも私の中の廃墟シリーズでですから。



…ってね。
なんでこの大寒波の真冬日に出かけるのよってね。
おまけにJR乗り損ねたし…

JR南小樽駅下車予定だったのに、
高速バスで奥沢口下車。

寒いし雪降ってるし滑って踊るし…

無事手宮にたどり着けるのかと、
もう最初から不安でして。












ここから手宮線の残っているレール&線路を辿って行きましょうと。
ここで下車予定でしたから、
すんなりホームで撮影予定だったのですが…


駅職員さんにお聞きしましたら、
ホームよりも踏み切りのポイントのほうがいいですよと。

サンクスですわ。
いえ、
ジョークじゃなくてね、
感謝でした。








駅舎から下へ抜ける通路。
すでに好みじゃってね(笑)。








踏み切り着。
奥が南小樽駅。
手前が手宮線の残っているレール。










踏み切り内はレール無し。








積もった雪を避けてみますと、
ね、
切れている。




さぁ、
ここ南小樽駅からスタートなんですけど、
地図を見ようにも寒くてよぅ…
クリアファイルなんて冷気で硬くなって折れそうだし(爆)。

手宮線と古い建築物を見るのが本日の目的でして。

線路から付かず離れずをキープしつつ、
オンナの勘でふらふらと。
だってね、
なんだか呼ばれてるというか、
ニオいがするんですわ。
こっちになんかありそうだわとね。


『小樽の建築探訪』という本と、
しっかり赤ペンチェックの地図持参なんですけど、
寒くてね、
もう手も足も冷たくてね、
チェックは全て無視。
ひたすら記憶と勘のみで。







高架。








お稲荷さんとお揃な赤い高架。












古い建物は後日アップいたしますけれど、
このエリア、
すっごく面白かったですわ。
どこ見ても、
どっち向いてもそそられるっ。

でも寒くてよぅ、
先は長いこと考えるとね、
あまりふらふらしないほうがいいかもと。








突然坂道が階段になるしっ(笑)。

どっち進めばいいのかわかんないしっ(笑)。

まぁオンナの勘でなんとなく(笑)。










おっ、
見覚えのある眺めだぞっと。
娘と来た花園十字街だわ。
確かこの脇が手宮線で、
ここから分岐していたよな。
違っているかもですので。


ここでストロングなストロングな(笑)昼食を。
えへへっ。
がっつりこんとね。
明日載せますわ。



再スタート。

満腹後は朦朧ですわ。
遊歩道を攻めるのを忘れてしまい、
謎のアーケード街をふらふらと。



やっと手宮線に戻るっ。










ここはお馴染みでしょか。
小樽駅前から真っ直ぐの道のあそこですわ。



さぁ歩け、私でして。
ここからは駅前の中央通りより向こうとなります。













『止まれ見よ』

はい、わかりましたっ。
止まって見ますわっ。







…続いてる。
途切れながらも続いてる。
どこまで行けばいいのじゃ??
疲れたって。
寒いのよ、私。






私の嘆きは一切無視で『止まれ見よ』。










普通に道路上に残っているレールもありまして。







どこまで続くんじゃ…
そろそろお許しを…








ポイントの切り替えってやつでしょか??
って雪凄いんですわ…







結構泣きたくなってきましてね(笑)、
感動じゃなくて、
寒くてね。
なんでここまでするのかよってね。
だってそうじゃない、
あまりここまでしないと思いません??
ここまで追うからきっと私なんでしょけど(笑)。


やっと。
やっと地図上で見覚えのある、
大型ショッピングセンターの屋根が見えてきまして。


きたっ。
着いたかもしれないっ。
塀から覗きまして。







げっ…
まだ続いているっ…
どこまで歩けと言うのじゃ…








明るく指差し確認しなくていいって。




ここで入場料300円を払いまして。
係りの方に聞きますと、
この先、奥まで行くにはまだ距離がありますよと。

ヘタレな私に傘を貸してくださいましたわ。
真面目に吹雪気味になっておりました。







目指せ、奥へ。







ぽっぽマニアではないので奥へ。








線路は続くよどこまでも。
って、
どんだけ歩いてきたのよ私。
なんだか自分にあきれ気味…




うぅぅぅぅぅぅっ、
きたっ。







起点って読んでいいのよね?








正しい意味は分かりませんけど、
『ゼロ』だしっ。
きたのよ、わたしっ。

あと少しでどん詰まりなはず。









もう少しよ。







あと少しで届くっ。








美しいですわ…









旧手宮機関庫。
現存するわが国最古の機関庫ですって。
れんがの積み方はフランス積みといって、
長手と小口を交互に並べて華やかに見えるんですって。

冬季間につき閉鎖中。







よからぬモノが写りこんでいるって?
違うって。
頑張った私だってね(笑)。



窓から中を覗くとね。






一番端っこがありました。









幌内の端っこと手宮の端っこ。

よっしゃぁっ。

それがどうしたと言われても困るのですけど(笑)。
幌内に行って良かったよなと。
手宮にきて良かったよなと。








奥沢口を10時に高速バスを降り、
到着は13時過ぎておりました。


…しっかし今日の記事も長かったですわ(笑)。
最後までお付き合いくださり、ありがとうございます。
明日以降も続きますっ(笑)。