毎日が夏休み

LEAVES THAT ARE GREEN TURN TO BROWN

幌内炭鉱景観記念公園 2

2009-11-09 23:16:16 | 廃墟へ。
廃墟へ戻りましょう。

中学・高校の6年間、
空知地方の田園地帯に住んでおりました。
隣町とまではいきませんけれど。

近いエリアに住んでいたのにね。
その頃は何も意識せずに暮らしておりました。

函館要塞もそうです。
函館には2度住んでおりまして、
2度目の時は函館山に住んでいたっ。
函館山にって言ったらヘンですけれど、
山へと続く一方通行、
ゲートのすぐそばでしたから(笑)。

その頃は要塞というか、
山の中にある古い不思議な建造物には興味がありましたが、
とても一人で歩く自信も勇気も技量もなく、
幼い娘とおててつないで、
一番近くの建造物をお散歩がてら覘いていた程度。
(…ちなみに幼子の娘の記憶には、
 あそこにヤマンバが住んでいる、
 えらい怖いお散歩だったと。)

その地に住んでいる時にもっと知っていれば、
もっと見ておけばと思うのが常ですわ…

さて、廃墟へ。







綿毛はオオアワダチソウ、
茶色のぽこっとしたヘッドはオオハンゴンソウでしょね。
夏場は一面黄色の別世界なのでしょか。








現れた大きな土台?足組??









どうも屋根というか天井というか、
あの暗い黒い空間が気になってたまらない…

近くに「絵」がありまして。







光ってますけど、
当時はこのような施設があったのでしょね。
今見てきた巨大な土台は中央に描かれている建物でしょう。
土台の上に何か作業する建物があった。
イマジネーション欠けておりますわ。
廃墟群を見ても絵と現実が結びつかない…







絵に描かれている通り、
足場には水が今でも流れております。

…のちにこの廃墟はもう一度登場いたしますので、
ぽちっと記憶しておいて下さいな。










小さな鳥居と、







祠。参拝。
その近くに、







塞がれた入り口。







「常磐坑」と読めます。
完成 平成元年11月1日。

完成なのか、そうなのかと。
行った日が平成21年10月31日でした…








これ、分かります?
先ほどの巨大な足場ですわ。
道なりに歩いていると、ここに出まして。








怖いっ。
苦手ですわ、端に何もないってのは…
といいつつ、
先ほどの暗部が気になって一枚頑張る…







先端に立ち一枚頑張る…
そしてすぐ戻る…
抜けるとか脆いとかじゃなくて、
ここは私ダメでしたわ…










この場では気がつかなかったのですが、
あとから見直すと、
屋根部分?に装飾が施されているのですわ。
洒落た外観のレンガの建物だったのでは。

ちょいと藪を分けて中へ。








あれも装飾でしょか。
どうしても屋根というか天井ばかりに目がいってしまいますわ。







建物の内部は全然記憶にないのです…

この朽ちた屋根から雪がどんどん中に降り積もるのでしょね。
この屋根、
あとどれぐらいの年月、雪の重さに耐えられるのでしょか…
他の廃墟もそうですけど…







地面に横たわる崩れた壁。



前回の編集時には見落としていたのですが、
私が惚れ込んだ白亜の館、
逆サイドから写したのがありました。







外側はちっとも白亜じゃないのにね、
こんなにすとんと壁が無いのにね、
なんであんなに中は白さが残っているのでしょ。








電信柱…だと。







灯り。
曲線がそのまま残っておりました…






骨に見えちゃいましてね…







シカの足跡。

…余談ですが。
私ね、フンも写してきたんです(爆)。
だってね、
シカのフンのイメージをぶち壊すフンでしたので。
でも画像を見たらリアリティーありすぎでして(笑)。
そうよね、
廃墟よね、フンじゃないわよねと載せるの止めました。




以下2枚は記念公園の手前で見つけたものです。

私ね、いつも心の中では叫んでおりますが、
滅多に声に出すことはありません。
ましてや車の中でなんて、
運転する人がびっくりしちゃいますから。

でも…

『うわわわぁぁぁっ、あれよ、あぁぁぁぁぁっ』と。

声を出さずにはいられなかったというか、
我を忘れて叫んでしまいまして…
くまぼうさんをエラく驚かせてしまいましたわ…
す、すみませんでした。

道路脇に突如現れた線路をすかさず見つけてしまいまして。





廃線です。
旧幌内線です。






その美しさに叫ばずにはいられませんでした。
残念ながら、
何枚も写したのに、実景にはほど遠い…
あの光りや風や水の美しさの中に立つ廃線の美しい橋を、
そっくりそのまま撮りたかったですわ…