銀の人魚の海

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鑑定士と顔のない依頼人

2013-12-31 | 2013年新作映画鑑賞
絶賛、満席、立ち見まで!

ミステリー系なので行ったが、それほどではなかった。

130分、Jラッシュは間違っても顔を見て嬉しい俳優でないし、

女優も魅力がなく、この役に合わない気がした。

見終わって、わからないところがいくつもあり、すっきりしない。



以下ネタバレ。

ヴァージルが若い娘への老いらく詐欺師的恋に、はまっただけの話なら、まあ、いいが、

そうではなく、絵画の世界、自分もヤクザな稼業っぽく、

贋作を高く売ってる?など複雑で、

ラスト、一体誰が、主犯、ロバートとクレアは恋人同志だったの?

ロバートとヴァージルが何で知り合いかも不可解。

あれほど人嫌いなのに、なぜ彼とは親しいのか、説明もない。

でも、彼がいないとお話が成り立たないものね。

二人の交流は不自然さを感じる。

ヴァージルが童貞というのも(*_*)、

ぎらっとしているJ・ラッシュではちょっと信じ難く、

人嫌いでも、女性とは経験あり、風俗で遊んでいるとか、

でも人は嫌い、裏表があるキャラの方がわかりやすい。

例えば、夜は女と密かに遊んでいるが、

それ以外の交際は不得手、わがままキャラ。

ラッシュは品がある顔ではないから、童貞ってマジかいと思う。

ベッドシーンでは、60代の童貞君のわりに、

なんかうまそうにしてるし(^○^)ね。

あんなベッドシーン見たくない。

犯罪なのに、動機や犯人たちもわからないまま終わるので、

監督がぽんと放って幕の不完全燃焼映画。

これ見て、本当にしっかりわかっている人いるの?

記憶が曖昧だが、ヴァージルが夜、雨の中

いきなり殴られ、病院へ運ばれる。

回復し、その後車椅子に乗り精神病院みたい所、

~さんが来ましたよ、など介護士?のセリフがあったような、

それともあれ、ぼけて老人ホームなのか。

その後、彼が街を歩き、クレアを探し求めるシーンが入る。

プラハだっけのカフェ、「ナイトANDデイ」も映るが、

そのあたりのシーンの時系列が不明。

わかりにくい。

一体どっちが先?あれが老人ホームなら、あとだろうが。

ぐるぐる回る機械シーンは、殴られて後のリハビリなのか?

絵画オークションシーンなどは、鑑定士映画としてみどころではあるが、

恋の詐欺に罹った老いての恋をなのか、複雑に仕組まれた犯罪なのか?

絞って撮ればもっとよかったのに。

Dサザーランドと、悪いことしてても、

絵は自分の異常なお部屋の宝物だから売れないし、

鑑定士が、あんな豪華な家に贅沢に住めるほど、収入があるとは思えない。

かなり悪いことしてないと無理無理で、現実感がない。

クレアも広場恐怖症には見えず、お軽い現代娘系、

深さあやしさがなく、携帯への電話も誰からかもわからない。

作家で広場恐怖症という嘘がミエミエだった。

私はヴァージルが恋で精神を壊し、精神病院へ入ったと思ったのだが。

元々異常な潔癖症なので、かなわぬ恋から悪化したと。

あの白い手袋棚をみれば(^.^)ね。

彼は若い娘に惹かれ、頭がおかしくなり、

妄想が進み誰か強盗に殴られ病院へ、とも感じたが、

ロバートがあの屋敷を借りてて、映画の撮影に~と持ち主である、

カフェの自閉症的、背の低いクレアが言ったので、組織的犯罪なのだろう。

ま、いろいろ考えてしまった。

トルナトーレは、「ニューシネマ」、「海の上の~」は好きでないが、

好きな作品もある。

常に、ちょっと大袈裟、あざとさのある話しを好んで撮っていると思う。

イタリア、ラテン気質が出ている。

ドイツ人ではとれない映画。

モリコーネの音楽、必要ないシーンでもかかり、

ミステリアス感を出すなら、静か、シーンの方がいいのにと何回も思い

音がなりすぎ。

他の評をと、Yahoo映画評へ。

ここのレビューはいつも読むが映画より面白い、笑えるものがある。

賛否に分かれていた。

絶賛もあるが、最高に退屈、時間の無駄、二回目は千円でも見たくない、なども。

わかりにくいも多く、私だけではなかったな。

私はただでも二回目は見たくない、今年最後の映画だった。


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