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ゆめと心理と占いのはなし
Por donde, amor, he de ir?
 Rosalia de Castro

アレルギー

2011-06-03 13:28:43 | 日記
小さいときに小児喘息だったこともあって、今もアレルギー体質が続いている。季節の変わり目がとてもキツイ。鼻炎から始まって、気温差、気圧差がすぐに体に変調をもたらし、眠れなくなって、結局、免疫力が落ちて弱いところが痛くなったり、集中力がなくなったり…。この1週間ほど、体は壊れたピアノのように変な音を出し続けていた。昔は有酸素運動を続けていくことでだいぶ軽快したものだが、最近は薬物に頼らないと抜け出せない。

アレルギーが辛いのは、原因と症状の間がブラックボックスに入っていて、自分でも「何でこうなるの?」って感じだし、周囲の人間には、結果として出てくる症状や、その症状を回避するために取る行動に対し違和感を感じさせてしまうことだ。

別にそれを訂正する必要はないんだけど、例えば、ハウスダストに過敏な人には、これがストレスになる。自分でもよくわかっていないくせして、自分が正しく理解されていないという他者の認識にイラつくのだ。ここには、どこか強迫神経症的なメカニズムに似たものを感じて仕方ない。

誰もが、多かれ少なかれ、それが身体的なものであれ精神的なものであれ、こうした「理解されないもの」を抱えて、人は、それがあるからこそ「他者理解の難しさ」を理解できるようになる、と思う。人はいつも「他者」と違っていること、「普通」を考えるとはみ出す人を掬い取れないこと、自分の「理解力」や「繊細さ」のアウトリーチはそんなに遠くまで行けてないということ・・・

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