かんたんクッキングEX 

信濃毎日新聞発行「週刊さくだいら」2007~2010年連載。
〔食育エトセトラ……料理の言葉を知ろう〕

茶せん切り

2010-10-21 | かんたんクッキングEX
                     信濃毎日新聞社「週刊さくだいら」                   
                        <2010. 9/23号掲載>

秋ナスの季節。
ナスは体の熱をとる夏野菜ですから、夏は暑気払いの効果があります。
しかし、肉質が緻密になって濃厚になる秋は、「秋ナスは嫁に食わすな」といわれ、おいしさは格別ですが体を冷やさないようにという、食べすぎを注意することわざがあります。

秋は小ナスがおいしく、辛子漬けに使われるものが「小丸ナス」。「ひと口ナス」は茶せん切りにして揚げたり、煮たりするため、「茶せんナス」とも呼ばれます。

この茶せん切りは、ナス独特の切り方でおなじみ。ナスの上下を残して周囲に縦の切れ目を入れて火を通すことで、短時間に火が通り、味がしみます。
茶せんのように立てたり、横にしてねじって器に盛ると、きれいです。 
家庭菜園のナスでも、小さなナスを茶せん切りにすると、おしゃれな一品になりますね。





【揚げナス】
①ナスはガクの部分をぐるりと切り込みを入れて落とし、ヘタだけ残す。

②①を茶せん切りにし、水分を取る。

③新鮮な油を熱し、素揚げにして油を切り、器に盛って大根おろしを添える。

※冷たくしためんつゆに浸して、冷製煮浸しにしても美味。



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