かんたんクッキングEX 

信濃毎日新聞発行「週刊さくだいら」2007~2010年連載。
〔食育エトセトラ……料理の言葉を知ろう〕

土佐煮

2010-07-03 | かんたんクッキングEX
                      信濃毎日新聞社「週刊さくだいら」                   
                        <2010. 4/22号掲載>


“土佐”とは高知県のこと。高知県の特産「かつお節」のだしで作る料理関連の名称は、「土佐じょうゆ」「土佐酢」などと名付けられています。

土佐煮は簡単にいうと、しょうゆ、みりん、削りかつおを煮立てた土佐じょうゆで味付けしたもので、タケノコやフキ、ゴボウの煮物に使われます。

一般の土佐煮は、カツオのだしに調味して煮たもの。
カツオのだしは、水の量に対して最大限5%の重量比でカツオ節を使うのが適量です。
それ以上入れると渋みのような味が出ることがあるので注意。
水を60℃くらいにして、約1分の加熱で100%近く抽出するといわれます。

かつお節は、“かつお節(本枯れ節)”を削ったものがまろやかなで高級品です。
削り節の原料はイワシやサバもあります。
「かつお削り節」は、カツオを乾燥しただけのもの、「かつおぶし削り節」は、それぞれにカビづけした枯れ節が原料です。



【タケノコの土佐煮】
①ゆでタケノコをくし型に切る。

②湯(3カップ)にカツオ節(30g)を入れてだしを取り、タケノコ(350g)を入れて煮る。

③②にしょうゆ・みりん(各大さじ4)、砂糖(大さじ1強)を入れて、落しふたをして煮汁が1/3くらいになるまで煮詰める。

④削り節をいってビニール袋に入れてもみ、粉末にしたものを器に盛った③にかける。












最新の画像もっと見る

コメントを投稿