＜ヴァポレットの旅＞目的のブラーノ島行きの水上バスは、１２番。サンタルチア駅前から、１２番のバスは出ていないので、まずは、ベネチア本島の北側をまわるバスに乗り、途中の停留所へ。この水上バス、ものすごくたくさんの人が乗り込み、まるで満員列車のようだった。途中の停留所では、１０分ほど待ち、今度はちょっとしたフェリーのような大きめの船に乗り換えた。本島の周辺をまわる小さなタイプの水上バスとは違う大きな船だが、乗り放題チケットが使用できる。ちょうど週末だったので、地元の人たちも郊外へ遊びに行くようで、観光客だけでなく、犬を連れた人など沢山の人が乗船。ここから途中、ムラーノ島を経由して、約４０分。やっとブラーノ島に到着した。
＜ブラーノ島＞船着場から、人の流れに沿って歩いていくと、すぐにブラーノ島らしいカラフルな家が建ち並ぶ運河に出た。運河沿いに写真を撮りながらちょっと歩くと、すぐそこは海。本島に小さな漁村といった感じだ。観光客が沢山いるので、ひなびた雰囲気という感じではないが、ほのぼのとする雰囲気の小さな町だ。家をカラフルに塗っているのは、漁師さんが海から戻ってきたとき、霧の中でも自分の家を発見しやすくするためということだが、運河沿いの目抜き通りだけでなく、小さな路地を入ったあたりの家も、一軒一軒、きれいに塗られているのには感心した。
＜ランチ＞ぶらぶらと街中を散策し、１２時を過ぎたので、昼食を食べることにした。運河からちょっと離れた、町の中心のような広場のあたりに、数軒のレストランがあった。メニューとか、店の雰囲気を見て、手頃そうなお店に入った。今回も、パスタだけでもいいかと聞いたところ、ＯＫとのことだったので、パスタとワインを注文。ワインは、このあたりのヴェネト州産の赤ワインにした。こうして、毎日昼からワインを飲みながらのんびり食事ができるなんて、いいところだイタリアは。。
