MAYU CLUB ~学校司書まゆみの絵本棚~

絵本の読み聞かせの魅力を伝えたい!本について学び続ける学校司書MAYUの絵本リビング育児★

今は親子で本を楽しめたら、それで十分

2014年03月09日 | 絵本・児童書の読み聞かせ
つい最近、ブログ記事の最後に今日読んだ本をメモしておくようにしたところ(1)
読書のモチベーションに繋がり、「今日は何を読もうかな?」と思うようになりました。

それまでは読んでも漠然としていたのですが
奥付を見ながら読んだ本をパソコンに打っていくと
黙読の時は見落としがちだった、作者や画家のことがインプットされていきます。

読み聞かせの時、私は作家や画家の名前を毎回読むのですが
黙読の時は読まないので、写真絵本なんかは、誰がどの作品の写真を撮ったかなど
ごっちゃになりがちだったので、頭の中を整理するいい機会になりました。

絵本を年間100冊読むのが目標だったのですが
この調子だと割と早い段階で目標を達成できそうな気がします。

絵本の勉強をしているのだから、読み聞かせでよく使われる絵本や
定番絵本などを優先して読もうと思ったのですが
あまりそうしたことにとらわれ過ぎると、読書が楽しくなくなると思い
その時の気分などで読むようにしています。

こうして読んでみると、本を読む子供も気持ちがわかり
親に「この本を読みなさい」と言われた本よりも
自分が選んだ本の方が読みたい気持ちが強いのは当然なのだと思いました。

自分が読みたいと思った本には、惹かれる何かがあるわけで
惹かれる何かは本を開くきっかけに繋がり
本の中身の面白さは、本を読み進めるパワーに繋がります。

だからなおさら、大人は子どもが自分では手に取らないような本を
子どもに知ってもらう、きっかけづくりをする必要があると感じました。

家での読み聞かせもボラも、子どもに本の楽しさを知ってもらうのに
とてもいいことだと思っています。

自力で読むことも大事かもしれませんが、とりあえず小学校低学年などのうちは、

本って面白い!!本が好き!!

と感じることができたら十分なのでは私は思うのです。
良質な読み聞かせ体験をたくさん積むことももちろん大事でしょうが。

本を読むことが苦痛だと続かないと思うんです。
楽しいからまた読みたくなるので、長い目で見たら
楽しい読書や読み聞かせは、本への親しみに繋がるでしょうし。

私も、良質な絵本や児童書をたくさん読みたいと思う反面
必ずそうした絵本を読まなければと思うと、読書が楽しくなくなるので
しばらくは興味や関心をベースに、楽しい読書を続けていこうと思います。

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【注】

(1)過去ログ 「【管理】読んだ本を記事の最後に入れることにしました」 参照。

【今日読んだ本】

丘修三 作、かみやしん 絵 『ぼくのお姉さん』 偕成社、1986年。
「障害を持つ子どもを描いた衝撃的な児童書。大人にも読んでほしい。高学年向け。」(5/50 児童書)

まど・みちお 詩、南塚直子 絵 『キリンさん』 小峰書店、1998年。
「まどさんの詩を紹介するのにオススメ!詩も絵も素敵。」(13/100 絵本)

楚山いさむ 写真・文 『イソギンチャクのふしぎ』 ポプラ社、2013年。
「いろいろな種類のいそぎんちゃくが載っている写真絵本。キレイ!」(14/100 絵本)

ひがしちから 作・絵 『ぼくのかえりみち』 BL出版、2008年。
「低学年の男の子に読んでもらいたい1冊。子ども目線な絵本。」(15/100 絵本)


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
子どもの本 (akira)
2014-03-10 02:28:00
 この前、見学に行った「子どもの本の勉強会」では、
テキストとして、「絵本の庭」という本を使っていましたね。
東京子ども図書館の本で、3,600円。
私は買う気はないけど、けっこう持ってる人いましたね。

 宇都宮の図書館(21ヶ所)で読み聞かせをやってる人が
集まる勉強会。
この前の出席者は25人だったかな。
そのうち男はわたし一人です。
返信する
読書ノート (イッポ)
2014-03-10 08:05:06
毎日たくさん読まれてますね~!
確かに記録すると、記憶に残りやすいですよね。
私は、読んだ本をノートに書くようにしました。
「前に読んだあれ、なんだったかな~」と思う事も多々あるので、
後で自分で検索しやすいかな~と言う事で。
心に残る文章も書きうつしてみたり…。
ブログにしてもノートにしても、
書くって記憶にとどめておくにはやっぱり有効ですね!
返信する
akiraさんへ (MAYU)
2014-03-14 02:35:15
お返事が遅くなりましたm(__)m

紹介していただいた『絵本の庭へ』(目録らしい)を図書館で借りてきました!

絵本ガイドという感じではないので、ちょっと読みづらいですが
文庫の延長である東京こども図書館らしい選書だと思いました。
恥ずかしながら、知らない絵本がたくさんあったので、手元に置きたいです。

私がメインで使っている絵本ガイドは、
日本子どもの本研究会編『えほん 子どものための500冊』&『えほん 子どものための300冊』(一声社)
という本なのですが、こちらは新しい絵本が少ないのが気になっていました。
世代別に載っているところと、解説が長いところは気に入っているんですけれどね。

こうしたガイドは何冊か比較してみると面白いですよ。
『絵本の庭へ』は作者で探せるところがいいので
読み聞かせのあとに、関連本を紹介するのに使いやすそうです!

ちなみに図書館の読み聞かせの勉強会、私も行ってみたいのですが
登録をして実際読んでいる人でないと行けないので残念です。

どこか別の自治体とかで主催していて
外部の人でも参加していいのなら、参加してみたいですね。
そういったのを探してみようと思います。
返信する
イッポさんへ (MAYU)
2014-03-14 02:47:00
読んだ本をノートに書くっていいですよね!
私も以前は書いていたのですが、
子どもへの読み聞かせ記録と並行して書けず
今はブログに一言書くだけになっています。

今度絵本リストを作ろうと思うので、その時にキーワードを書き留めておこうと思っています。
本当は今読んだ本を細かく書き留めておくのがいいのでしょうが
それを今からきっちりやろうとすると、読むのが億劫になりそうで(^_^;)

読み聞かせに向いていそうな絵本だけを記録するとかなら
続けられるかもしれません。
できる範囲で試してみようかしら・・・?!

ちなみに子どもの読み聞かせ記録はノートに書いています。
書いたことはすぐ忘れちゃうのですが、振り返って読んでみると結構面白くて、
息子が2歳の時、何読んでいたっけ??と、確認するのに開いたりすることもあります。

ブログなんかですら、昔書いた記事を読むと
こんなこと思っていたのか~~!!と、恥ずかしくなるような記事も出てきたり。

書くことって、プラスになることが多いですよね^^
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