まてぃの徒然映画+雑記

中華系アジア映画が好きで、映画の感想メインです。
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自分の小さな「箱」から脱出する方法

2011-02-11 00:00:00 | 読んだ本
hakokaradassyutsu
自分の小さな「箱」から脱出する方法


架空の会社、ザグラム社に新しく上級管理職として入社したわたし(トム)が受けた2日間の不思議な研修、それはザグラム社の素晴らしい業績の礎となるもので、筆頭副社長のバドや会長のケイト、創業者のルーたちとのミーティングだった。

テーマは「箱」という名の自己欺瞞。箱の存在を確認するところから始まり、箱が引き起こす問題、人はどのようにして箱へ入るのか、そして箱から出る方法がミーティングの会話を通して語られる。

箱の中にいるということは、行動ではなく心のあり方であるということ、箱の中に入っているときは、相手を尊重すべき人間ではなく、単なるモノとして見ているということ、自分自身の感情を裏切る自分への裏切りが、自分を箱の中へ入れるということ。そして自分自身を正当化して、相手を非難する。さらに自分が箱の中に入ることによって、他の人たちをも箱の中に入れてしまうことになるのだ。

箱の中にいるときは、あらゆることをしても無駄である。相手を変えようとすること、相手と全力で張り合うこと、その状況から離れること、コミュニケーションをとろうとすること、新しいテクニックを使おうとすること、自分の行動を変えようとすること、箱の中にいると、これら全てが自分自身を正当化するために行われるのだ。

箱から出る方法は、相手をモノではなく尊重すべき人間として見ること、そして他の人に抵抗するのをやめること。箱の外にとどまり続けるうえで肝心なことは、箱の外にいるときに自分が他の人になすべきだと感じる、その感覚を尊重すること。

知ったことに即して生きることのリストは、これから生きていく上での指針のひとつになる。

◇完璧であろうと思うな。よりよくなろうと思え。

◇他の人々の箱を見つけようとするのではなく、自分の箱を探せ。

◇箱の中に入っているといって他人を責めるな。自分自身が箱の外に留まるようにしろ。

◇自分が箱の中にいることがわかっても、あきらめるな。努力を続けろ。

◇自分が箱の中にいた場合、箱の中にいたということを否定するな。謝ったうえで、更に前に進め。これから先、もっと他の人の役に立つよう努力をしろ。

◇他の人が間違ったことをしているという点に注目するのではなく、どのような正しいことをすればその人に手を貸せるかを、よく考えろ。

◇他の人々が手を貸してくれるかどうかを気に病むのはやめろ。自分が他の人に力を貸せているかどうかに気をつけろ。

心がけるようにしよう。
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