世界最大のSNS、Facebookの創業物語。
台詞が多い作品を2時間に収めるために、口調はかなり早口です。なんでもフィンチャー監督が俳優に指示したとか。
ハーバード大学のコンピューターオタク学生、マーク・ザッカーバーグは彼女に振られた腹いせに、ハーバードの女子学生の写真を並べて比較するサイトを作る。比較するアルゴリズムは共同創業者のエドゥアルド・サベリン(アンドリュー・ガーフィールド)が考えたもので、このサイトにはたちまちアクセスが集中し、一晩でハーバードのサーバーはダウンしてしまう。
一躍有名人になったマークに、ボート部のエースで名門クラブに所属するウィンクルボス兄弟が近づき、ハーバード大学専用のコミュニティサイト作成を依頼するが、それにヒントを得たマークは寝る間も惜しんでプログラミングし、Facebookをオープンする。Facebookはたちまち有名になり、東海岸の有名大学から西海岸、そしてヨーロッパを始めとして全世界に広がっていく。
サベリンはCFOとして資金繰りのためのスポンサー探しに奔走するが、「クールじゃない」というマークの考えで広告は却下、マークはシリコンバレーに行きナップスターの創業者、ショーン・パーカーと出会い意気投合、ショーンと組んでヘッジファンドから多額の出資を引き出し、最年少のビリオネアになる。
途中々々で、弁護士を挟んだ訴訟のシーンが挿入されます。ウィンクルボス兄弟からはSNSのアイデアを盗用されたと告発を受け、共同創業者のサベリンは持ち株比率が3割から0.03%に下がったことで仲違いして告発する。最終的にどちらの訴訟も和解するのですが、マークはただのコンピューターオタクだった頃からの友人サベリンを失ったのです。
とにかくマシンガントークが全編にわたって続きます。ヒアリングができれば面白さ倍増だと思いますが、自分の貧弱な英語力では字幕をおうのが精一杯でした。マーク・ザッカーバーグは、ただもう純粋に自分がいいと思ったことをプログラミングするだけ、今でも根はオタクなのでしょう。きっとウィンクルボス兄弟に対しても、サベリンに対しても、何が悪かったのか本気で考えていないような気がします。
Facebook、私も登録していますが、今ひとつ面白さがわかりません。全部入りのSNSは日本ではmixiが先にあったので、Facebookの優位性というと、実名制と英語というところでしょうか。日本では、はっきりとした実名性よりも緩やかな匿名性が担保されているTwitterの方が馴染むのではないか、と誰かがツイートしてました。
サベリン役は「BoyA」で鮮烈なデビューを飾ったアンドリュー・ガーフィールド。無名だった頃から知っている俳優が活躍すると、楽しいですね。
公式サイトはこちら。
1/26 チネチッタ川崎
イップ・マン葉問を5000人が見れば、イップ・マン序章が公開!
過去10年 映画ベスト10 にトライしてみました(笑)
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