意外と社会派(予定)

赤熊の辛口社会派(予定)ブログです。
天佑自助が赤熊の基本理念です。

学力テストの校長名公開の問題について

2013年09月24日 | 教育
静岡県知事が教育委員会の反対にもかかわらず、学力テストの上位学校の校長名を公表した問題。

その言い分として、静岡県知事はこういうものを掲載されてます。
県民の皆様、特に先生方に(「全国学力・学習状況調査」に係る校長名公表)
http://www.pref.shizuoka.jp/governor/governor20130920.html

ちなみに公開反対の教育委員会の言い分は、
過当競争になるとかなんとか・・・。

・・・・・・。
学校名と校長名は違うのです。なぜなら、学校は変えられないけど校長は変えられるからです。(キリッ)

と言ってますが、どう考えても詭弁です。
平均点なんぞ、誰の成績でもないのですから何の意味もないでしょうに。
そういう理由だったら、校長先生が受け持つ学校の過去のデータを公開すべきじゃない?
その校長がいるから、指導が良くなったのか、それとも悪くなったのか・・・。
そこを見比べなければ意味ないでしょう。
仮にそのような意図だったとしても、公開する理由にならないと思う。
そんなもの内部資料でしょう。

そもそも、この手のテストの点数自体にさしたる意味はありません。
学力テストの目的というのは習熟度を見るために行うのでしょう。
ならば、クラス別でみるべきだし学校別で出されても意味ない。
いえ、それ以前に誰がどれほどできるか、できないかを把握して、できないところをどう教え直すか・・・でしょうに。
学校のテストって、本来そのためにするんだよ。

しかしそのことを忘れて、順位や点数に目がいってしまってそれ以上のことを考えないのですから、見誤らせる害毒ですね。
よく国際学力テスト、日本○位でした・・・とか言うのもあるけど何の意味があるんだと常々思います。

てか、点数だけでいいならテスト対策すればいいわけで、却って指導の良しあしが解らなくなるんじゃね?
学力テストの問題を毎年のように変えるわけにはいかないのですから内容はほぼ同じでしょうし。
何のためのテストなんでしょうね。

公開は頑張ってる先生を助けるためにするんだ・・・とか言ってますが、助けになってないどころか重しになってる気がする。
まぁ、教育委員会の言い分もおかしいけど、この人の言い分もまたおかしいわけでそこはドローってことでいいですが、割を喰らう現場の一人負けって所ですね。
本当にしょうもない事態です。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿