飾釦

飾釦(かざりぼたん)とは意匠を施されたお洒落な釦。生活に飾釦をと、もがきつつも綴るブログです。

映画「アウェイク」(出演:ジェシカ・アルバ)

2014-03-26 | Weblog

■製作年:2007年
■監督:ジョビー・ハロルド
■出演:ヘイデン・クリステンセン、ジェシカ・アルバ、他

今日もジェシカ・アルバが主演した映画を見てみた。タイトルは「アウェイク」、外科手術の際、麻酔が完全に効かない人がわずかだけどいるという、そうした人をテーマにした映画だ。主人公は心臓に問題を抱え移植手術をしないと命も危ういという大富豪の若者。彼は一種のマザコン状態にある。しかし親が反対する彼女がいる。彼が真に自立するとはこの母親から離れて、自分が望む彼女と暮らしていくことなのだという展開が続く。そしてこの大富豪のプリンスの彼女を演じているのがジェシカ・アルバだ。

 

彼は望んでいた心臓が手に入り移植手術をするが、実は、彼自身が麻酔が完全に効かない稀有な患者の一人だったという展開に。「やめろ!」手術が進行するベッドの上で心の中で彼は叫ぶ。実際、この映画のようなことがあるとしたら、それは壮絶な地獄体験であり、ショック死するしかないんだろうなと思う。成仏もできないだろう。このわかりやすい想像力の駆使により、この映画は見る側に痛みのようなものを感じさせるものとなっている。さらに手術の際の医師らの会話が野球のチケットの話で、もしそれを患者が聞いているとしたら?なんて残酷なこと。これはホラー以外のなにものでもない。

 

ジェシカ・アルバ演じる女は、最初は男を信じる献身的な女性として描かれているのだが、後半になるとガラリとその様相が変わってくる。すべては計算づくのこと。昨日みた「イントゥー・ザ・ブルー」は、ただただ健気な女の子を演じていたジェシカ・アルバだが、この映画では飛び切りの悪女を演じている。すべては嘘。大富豪のプリンス君はまるっきり彼女に騙されていたのだ。ひっくり返っていく真実。その事実を手術台の上で悟っていく若者は母親の愛こそが真実の愛であったことを知る。母親は子供の命を救い、体の中で生きていく。医療のモラルについても少しばかり切り込んだ作品となっていた。この2日間で両極端なジェシカ・アルバを見たということになる。しかし役柄がどうであれ、その可愛いさは変わらない。美女はどうあっても美女なのだ。

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