ストロベリーソングオーケストラ『迷宮列車』
ストロベリーソングオーケストラ『迷宮列車』
■日時:2006年12月10日
■場所:初台ドアーズ
■原作・映像・詩:寺山修司
■作・演出:宮悪戦車
■出演:見世物パンク一座「ストロベリーソングオーケストラ」
寺山修司に関する掲示板でこの大阪のバンド「ストロベリーソングオーケストラ」の寺山修司を題材としたコンサートがあることを知りました。事前にこのバンドのHPを拝見すると“見世物パンク一座”と称して、たとえばボクの好きな江戸川乱歩の「白昼夢」を題材にしてライブを行っていたりしている。乱歩とパンクロック!寺山とパンクロック!興味が一気に沸いてきたのでした。
しかし、ここへきて寒さも本格的になってきて体調はあまりよくありませんでした。「ストロベリーソングオーケストラ」は大阪のバンド、これを見逃すと次はいつ聴くことができるかわかりません。少々無理をして初台のライブハウス・ドアーズへ足を運びました。
ライブ・ハウス・・・。昔、音楽のイベントの企画などもやっていた時期もあるのですが、とんと縁がない場所です。ドアを開けると、みんなやっているなと少々ワクワクした気分になりました。
ステージの準備が整うと映像が始まり、これは寺山修司へのオマージュだと宣言してパフォーマンスがスタートしました。バントのメンバーは皆若いです。当然ながら寺山修司をリアルタイムでは知らない世代に違いありません。(ボクもあまり知りません、遅れてきた寺山世代?)そんな若者達が寺山修司をテーマにライブを開く。寺山は時代を超えて根源的な部分で魂を揺さぶりをかけてくるものがあるということでしょう。
ボクなどは強烈に“私”という存在の問いかけを突きつけられて、どうしょうもなく悔しさと悲しみとやさしさの感情が湧き出てしまうのですが。そしてコンサートの途中、寺山の演劇や映画の音楽を担当してきたJ・A・シーザー氏の呪術ロックの旋律が流れてきました。(田園に死すのラストの音楽に違いない⇒後日、それは「人力飛行機の為の演説草案」とわかりました)パフォーマーのアジが始まる。寺山の言葉にはシーザーの音楽が似合う!!
最前列にいたメイド服の少女(コスプレ?)がそれを聴いて涙を流していました。彼女も魂を揺さぶられたのだろう。ボクも感動。
バンドについては、ここまでやっているのだからあともう少し見せる要素が欲しかったと思ったのは欲張りでしょうか。
配布されたフライヤーによると今回のイベントを企画したHIDEKI氏は“寺山修司と衝撃の出会いを果す”と書かれてあったし、競演したバンド「母檸檬」にもキーワードに“天井桟敷”“寺山修司”とある。トリを取った三上寛は映画「田園に死す」で挑発、昭和精吾氏の姿も会場で見ました。残念ながら絶不調で最後まで聴くことができませんでしたが、寺山修司が降臨した夜でした。
★「ストロベリーソングオーケストラ」のHPはこちら★
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ストロベリーソングオーケストラ『迷宮列車』
■日時:2006年12月10日
■場所:初台ドアーズ
■原作・映像・詩:寺山修司
■作・演出:宮悪戦車
■出演:見世物パンク一座「ストロベリーソングオーケストラ」
寺山修司に関する掲示板でこの大阪のバンド「ストロベリーソングオーケストラ」の寺山修司を題材としたコンサートがあることを知りました。事前にこのバンドのHPを拝見すると“見世物パンク一座”と称して、たとえばボクの好きな江戸川乱歩の「白昼夢」を題材にしてライブを行っていたりしている。乱歩とパンクロック!寺山とパンクロック!興味が一気に沸いてきたのでした。
しかし、ここへきて寒さも本格的になってきて体調はあまりよくありませんでした。「ストロベリーソングオーケストラ」は大阪のバンド、これを見逃すと次はいつ聴くことができるかわかりません。少々無理をして初台のライブハウス・ドアーズへ足を運びました。
ライブ・ハウス・・・。昔、音楽のイベントの企画などもやっていた時期もあるのですが、とんと縁がない場所です。ドアを開けると、みんなやっているなと少々ワクワクした気分になりました。
ステージの準備が整うと映像が始まり、これは寺山修司へのオマージュだと宣言してパフォーマンスがスタートしました。バントのメンバーは皆若いです。当然ながら寺山修司をリアルタイムでは知らない世代に違いありません。(ボクもあまり知りません、遅れてきた寺山世代?)そんな若者達が寺山修司をテーマにライブを開く。寺山は時代を超えて根源的な部分で魂を揺さぶりをかけてくるものがあるということでしょう。
ボクなどは強烈に“私”という存在の問いかけを突きつけられて、どうしょうもなく悔しさと悲しみとやさしさの感情が湧き出てしまうのですが。そしてコンサートの途中、寺山の演劇や映画の音楽を担当してきたJ・A・シーザー氏の呪術ロックの旋律が流れてきました。(田園に死すのラストの音楽に違いない⇒後日、それは「人力飛行機の為の演説草案」とわかりました)パフォーマーのアジが始まる。寺山の言葉にはシーザーの音楽が似合う!!
最前列にいたメイド服の少女(コスプレ?)がそれを聴いて涙を流していました。彼女も魂を揺さぶられたのだろう。ボクも感動。
バンドについては、ここまでやっているのだからあともう少し見せる要素が欲しかったと思ったのは欲張りでしょうか。
配布されたフライヤーによると今回のイベントを企画したHIDEKI氏は“寺山修司と衝撃の出会いを果す”と書かれてあったし、競演したバンド「母檸檬」にもキーワードに“天井桟敷”“寺山修司”とある。トリを取った三上寛は映画「田園に死す」で挑発、昭和精吾氏の姿も会場で見ました。残念ながら絶不調で最後まで聴くことができませんでしたが、寺山修司が降臨した夜でした。
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ストロベリーソングオーケストラのヨシエと申します。偶然日記を拝見して嬉しくてコメントさせて頂きました!体調お悪い中、足を運んで頂いて有難う御座います。これからもどうかご贔屓下さい!
失礼致しました。