椎間板ヘルニア 闘病日記

単なる疲労性の腰痛と思っていたら、実はヘルニアでした。闘病の様子をありのままに綴りました。

入院2日目

2009-07-25 14:59:55 | 入院~手術まで
前日と比べると、若干足の痺れはマシになった感じであった。採血があって、担当の看護師さんから入院生活に関するオリエンテーションを受けた。病院内は何とか歩行器を使って、自力でトイレにも行けそうであった。入院して、最初の検査は膀胱へのおしっこの残留検査であった。トイレに行って用を達した後にエコー検査で膀胱内に尿が残存しているかを調べた。若い看護師さんに微妙なところを検査されて少々恥ずかしかった。私の場合、この時点では尿に関しては幸いにも異常なしであった。看護師さんが、最近ヘルニアで排尿障害があった患者さんの話をしてくれた。その人は本当に即手術になったらしい。私の場合はまだマシなようである。
次に、理学療法士の先生が現れてリハビリに関する説明をしてくれた。痺れていて動かし難くても、積極的にベットの上でも足は動かすように言われた。それと、腹式呼吸を意識するようにも言われた。夕方になって、レントゲン撮影と心電図、それと肺機能の測定を行った。夜になって主治医のK医師が現れて、明日ミエログラフィーの検査をする旨伝えに来て、注意事項に関しての説明を受けた。

入院初日

2009-03-30 18:44:09 | 入院~手術まで
緊急入院は決まったものの、この時点では足に力が入らず、自力歩行は出来なかったので、松葉杖を借りることなった。生まれて初めて松葉杖を使ったのだが、これが思った以上に疲れる。自宅まで最寄の駅までは徒歩5分余りなのだが、この時は15分も掛かってしまった。おまけにかなり腕が疲れた。。。。。
駅からは電車に乗るつもりだったが、この時点で電車は諦めて、タクシーで入院先の病院へ。到着したのは20時を回っていた。

看護師さんに入院に関しての諸説明を受けた後、主治医となるK医師が現れた。簡単な門診と触診の後、K医師にパンツを下ろすように言われた。えぇぇ~、恥ずかしいと思いつつも、ジタバタしても仕方ないので、指示どうりにすると、K医師は「ちょっとお尻に突っ込みますよぉ~」といきなり指を肛門に突っ込んできた。そして、肛門に力を入れるように言い、「まだ、力は入っていますね」と言った。K医師によると、ヘルニアで一番怖いのは、排便や排尿障害が出ること。その次が麻痺が出ること。これらの場合は医学的には即手術とのこと。痺れや痛みの場合は、まずは保存療養。私の場合は、幸いに排便排尿障害はないものの、麻痺が急速に進行しているので、即手術が必要なことを改めて言われた。肛門に指を入れられて恥ずかしかったが、そんなことを聞くと、もう恥ずかしいなんて言っていられず、もうやるしかないという気持ちになった。

K医師から明日以降、諸検査を行って、なるべく早く手術を行うように告げられた。

緊急入院

2009-03-18 22:07:42 | 入院~手術まで
翌日から会社は休み安静にすることにしていたところ、早速病院からの連絡が入り、ベットの都合で入院日は10日後になるとの事だった。まあそれはそれで仕方ないので、一日中、ゴロゴロと寝て過ごした。

更に一日が過ぎた翌朝、朝起きると前日よりも更に左足に力が入らない。もう、左足を地面に付けても全く力が入らないので、全く歩けなくなってしまった。まさに、「えぇぇぇ~」って感じであった。とてもじゃないが、後10日近くもこんな状態じゃいられないと思い、これまで通っていた病院に電話で連絡して症状を伝え、また、入院先の病院からは入院は10日も先になっていると話したところ、とりあえずは来院するように言われ、嫁に肩を借りて車に乗って病院へ行き、病院の駐車場から診察室までは車椅子で搬送されてしまった。

主治医の先生は、全く歩けなくなった私の姿を見て、すぐに入院先の病院に連絡を取ってくれて、その場で緊急入院することが決まり、すぐに入院先の病院に向かうことになった。

足が急に動かなくなる

2009-03-12 21:57:26 | 入院~手術まで
手術をすることが決まり、ネットで入院する病院のことやS医師の事を調べてみた。入院する病院は頚椎、腰椎の手術を年間300件以上行っている実績のある病院であることが分かった。S医師についても、S医師の名で検索を掛けて見ると、全国的にも脊髄関連では有名な医者であるらしい事がわかった。ある意味、偶然にも有名な先生に診てもらえて、実績のある病院で手術することになってラッキーだと思った。

手術を決めたことを決めた翌日も無理しないようにして出勤したのだが、どうも前日までと比べてますます足が動かなくなってきていた。歩くスピードが半減した感であった。ただ、痛みや痺れが増したと言う感じはなかった。午前中は何とかいつもどおりの仕事をしたのだが、普段だったら自分のデスクから1分足らずで行けるトイレにも5分近くかけないと行けない状況になってきたので、流石に自分でも「やばい!」と思いその日は午前中で早退することにした。

明日から仕事は休んで安静にしなければ、自分でもそう思う位の急速な悪化であった。

S医師より手術を勧められる

2009-02-26 21:15:23 | 腰痛発症!
翌日、S医師の特診を受けた。

S医師はMRIの画像と問診(これまでに受けた内容とほぼ同じ)を行って、あっさり、「手術をお勧めします」と告げた。その理由として、

・MRIの画像より突出しているヘルニアがかなり大きい
・この1週間で麻痺が急速に進んでいる。(既に左足で片足立ち不能)
  →ほっとくと足が動かなくなる。そうなると手遅れ。

そう告げられて、あっさり、「お願いします」と答えてしまった。
何よりも早く治ってすっきりしたかったのである。

S医師は「この病院では手術はやってないから、うちに来る?」、「それとも近所の病院を紹介しようか?」と言い、私は、「せっかくだから、先生のところでお願いします」と、電車で30分ほど離れた所にあるS医師が整形外科部長を勤める病院で手術を受けることが決まったのであった。

入院するにしてもベットの空き状況の都合があるからと言われ、2-3日以内に入院日程を連絡しますと言うことになったのであった。

経過観察2

2009-02-25 19:55:31 | 腰痛発症!
相変わらず腰には痛みはないのだが、左足に痺れは出たままだった。痛みはないので、足を引きずって歩くことを除けば、何とか日常生活は送ることが出来ていた。

先に病院に行って3日後、再び病院を訪れた。自分自身は病状は平行線だと思っていたのだが、主治医は、3日間で麻痺が進んでいるので、余り状態は良くないとの見解であった。この時点で、左足1本での片足立ちは踏ん張りが利かないため、出来なくなっていた。これには、自分自身が驚いてしまった。

その病院には週1回でS医師と言う脊髄疾患では有名な先生の特診が行なわれていた。たまたま翌日がS医師の特診日だったこともあって、主治医はセカンドオピニオンって事で、S医師にも見て貰いましょうということになったのであった。

経過観察1

2009-02-25 19:09:16 | 腰痛発症!
ヘルニアだと診断されたものの、腰自体の痛みは鎮痛剤と安静にしていた成果もあって、殆どなくなっていた。

結局、会社を早退してから土日を挟んで10日ほど自宅で安静に過ごした後、医者からは無理をしないようにとの条件付で仕事復帰することとなった。

腰の痛みは引いたので、痛みで座っていられないことは解消したのだが、左足先の痺れのためか、ずいぶん足を引きずって歩いていたため、周囲からはかなり「大丈夫?」と声をだいぶ掛けられてしまった。

周囲に余りに心配されたため、会社の帰りに病院に寄って、上手く歩けないことを主治医に伝えてみた。主治医は麻痺が出ているかも知れないので、くれぐれも無理をしないで、3日後にまた来院するように指示してくれた。

診断結果

2009-02-24 15:49:22 | 腰痛発症!
MRIを主治医の先生と一緒に見ながら説明を受けた。
素人目にも明らかにヘルニアが飛び出しているのが分かった。これだけのヘルニアの割には現れている症状は軽いとの説明であった。

確かに左足は痺れはしているものの、激痛がある訳でもなく、痺れのせいか、歩く時に若干足を引きずらなければならない程度の症状であった。

ヘルニアは大きいけど、安静にしていれば引っ込むから、出ている症状も軽いので当面様子見ということになった。

<画像説明>
下から3番目の椎間板から下から2番目の椎間板へ垂れ下がるようにはみ出しています。
写真のほぼ中央の白く写っているのが神経ですので、かなりの神経圧迫と言われました。

MRI

2009-02-24 15:43:17 | 腰痛発症!
MRIはこの時が初体験であった。ヘルニアに関してのHP等々で予備知識はあったのだが、正直、狭さはともかくあのうるささには参ってしまった。30分弱の所要時間であったが、人によっては耐え難いものであるとつくづく思った。自分も出来ればもう2度とゴメンだと言う気分であった。

MRIは提携先の病院で撮影したので、写真を持ってそのまま主治医の所見を聞くべく、病院へ向かった。

痺れが!

2009-02-24 15:35:50 | 腰痛発症!
家でひたすら安静にすること3日間。朝目覚めるとすっかり腰痛は解消していた。

しかし、なんと左足が膝から下の外側、特に足先の親指が痺れている!!!

これが自分がヘルニアだと自覚した最初であった。痺れはしているもののこの時点では歩くことに支障はなく、腰の痛みが引いたので、ずいぶんと楽になったように感じた。

これは間違いなくヘルニアだとの自覚の元に、先に行った会社の近くの病院に行ったところ、医者も「やっぱりね」って感じで、直ぐにMRIを撮るべく、撮影の予約を行なった。