高知の醤油&味噌屋「マルキョー」ブログ

南国土佐の港町須崎で、大正時代から小さな蔵をやっています。

上から下へドスンドスン

2009年09月14日 | まち歩き

私どもマルキョーの蔵は

大正時代からの部分と

昭和に入ってから

増改築した部分があります

なかなかの古さで

なんとも言えない雰囲気を

醸しています

いま現在では

使っていない箇所も多いのですが

とくにここ

Img_0349

1階は使うのですが

それ以上の階は使っていません

この画像には

1階は映っておりませんので

意外と高い建物です

昔は上の階で味噌仕込みを行い

1階にあるタンクへ落としながら

作業をしていたようです

私はビール会社に以前いましたが

昔のビール作りもそうです

上の階から順々に仕込みながら

1階のタンクへ移動させていく

重たいですから

移動させるには

落とすのがいいだろ

ということです

私が初めて

マルキョ―に来た時も

上記の建物の内側には

ビックリしました

大きな梁と高い天井

思わず「ほ~」と声が出ました

そしてその内部が

大正時代からある部分なんです

外側は違いますよ

ちなみに

適材適所という言葉は

字の通り建築関係からのもので

つまり

「山の南側で育った木材は

建物の南側に使うと良い」

といったこと等から

生まれた言葉だそうです

きちんとそうすることで

耐久性は違ってくるとの事

2度にわたる南海地震を乗り越え

元気に今へ至るので

南側にある梁は

山の南側育ちなのでしょうか

今度また

内部の画像を載せようと思います