高知の醤油&味噌屋「マルキョー」ブログ

南国土佐の港町須崎で、大正時代から小さな蔵をやっています。

広島の思い出はソースの味

2015年03月07日 | 食・レシピ
こんにちわ、高知の醤油&味噌屋マルキョーです。

先週広島へ研修に行ってきました~。

全国から味噌屋の若手が集まったがです。

地元のお味噌なんかも試食できたのですが
やっぱ味噌は美味い。

あっさり仕上げているものから
深い味わいのものまで
それぞれに特徴があってえい。


そして今回は
広島が本社のオタフクソースさんにもお邪魔したがです。

やっぱ規模が違うわ~。

1時間に9,000本のソースが作られて
すんごい速さでベルトコンベヤーを流れていきます。

これを担当者2名だけで管理。

商品が出来上がったら機械が箱詰めして
その箱を別の機械がきれいに何十箱も台車に積み上げ
その台車は自動でトラックまで運ぶという・・・

なんとも見飽きない。


でもこの機械は
いまのところマルキョーでは必要なしですね~。

そして何が素晴らしいって
ソースに対する愛情がすごい!

というよりお好み焼きに対する愛情がすごいんです。

お好み焼き的なものは
江戸時代から庶民に食べられていたようですが
広島で一気に増えたのは戦後だそうです。

戦争で旦那さんを亡くした女性たちが
子どもを育てるために
家の土間や簡単な屋台をこしらえて
資金があまりいらないお好み焼き屋を始めたそうです。

当時はお店の名前を
自分のあだ名(みっちゃん)などにして
離れ離れになった家族親族が見つけやすいようにしたとか
知らなかった歴史がお好み焼きにはあったんです。

そしていまでは
生活になくてはならない味になったそうです。



「そんなお好み焼きを
 美味しく食べてもらうために
 美味しいソースをつくらないといけません。」

そんな想いでやっているんだろうなと
ヒシヒシと感じました。

感動した!!!

そして美味しかった!!!

よし、今晩作ってみよう。






落語やりました

2015年03月02日 | 日記
こんにちわ
高知の醤油&味噌屋マルキョーです。

昨日の日曜日
無事にマルキョー蔵での落語が終わりました~。


落語というのは
なんもないのに絵が浮かぶ。

八ちゃんだとか、くまさんだとか
色々登場人物はいるけれど
聞いている人それぞれの八ちゃんやくまさんがいて
自由に想像して楽しめる。

おもろいな~、とつくづく。

そして味噌屋のお話しもやってもらいました。

こんな機会は後にも先にもないですね。
感謝!!!

寒いなか聞きに来ていただいた皆様
本当にありがとうございました。