高知の醤油&味噌屋「マルキョー」ブログ

南国土佐の港町須崎で、大正時代から小さな蔵をやっています。

じつは味噌の「噌」という漢字。あまり知られていない素敵な意味がある!

2015年05月27日 | グルメ

こんにちわ

高知の醤油&味噌屋マルキョーです。

 

味噌仕込み3日目。

スヤスヤ眠る家族を横目に

朝5時から麹との掛け合いをしております。

 

これは以前のやつ。

今回はなかなか素直な子ですね~。

 

単純に言うと

この麹と大豆を混ぜて熟成させると

ご存知のお味噌が出来ます。

ちなみに味噌という漢字の「噌」って

他にどこかでみたことありますか?

 

そうです、この字はなんと

味噌だけながです!!!

(人名など名前は別ですき)

 

すごくないですか?!

 

そして漢字には意味がある。

 

では質問、この「噌」にはどんな意味があるでしょうか?

 

ピッ

 

ピッ

 

ピッ

 

ピッーん。

 

「ガヤガヤにぎやかなこと」です。

 

つまり味がガヤガヤにぎやかだ

ということながです!

 

麹と大豆は発酵中にお互いに影響し合い

それぞれが持っていたいろんな成分を変化させ

それら沢山の成分や味が重なり合って一つになり

複雑で深く、美味しい調味料になるということ。

 

味を人に見立てて

ガヤガヤにぎやかなんて日本の伝統調味料にふさわしい

しゃれた名前&漢字やないですか。

 

ほんで早朝の麹の手入れ時にハタと気付いたのが

こんなすてきな漢字

学校で習ったっけか?

 

 

 

 

 

 

 

 


美味しい玉子焼きに必要なのは愛ではなく、オリジナル性なのか

2015年05月26日 | 日記

こんにちわ

高知の醤油&味噌屋マルキョーです。

 

さて昨日から1週間

味噌仕込みがスタートしています。

 

これがけっこう体力勝負!

実際3kgも痩せたことがあるがです。

新陳代謝の落ち切った40男にはちょうどやな~。

 

さてさて

最近食べまくっているのが

みんな大好き卵焼き。

 

一日に3回も焼く時があるがです。

玉子の摂取量ももちろんうなぎのぼり。

 

どうせならと

先日も銅製の卵焼き器を購入しました。

なかなか良いとは聞いちょりましたが

いやいや確かにフックラと出来上がるからビックリながです。

 

 腕前はこれから、これから。

この時点で形はまあえいでしょ。

 

しかしなんでこんなに毎日やるかって?

 

それは新商品の

玉子焼きの素の開発ながです!

 

そして

あとちょっとのところに来ちゅうがです。

 

なので味噌仕込み2日目が無事に終わったら

あれをああして

これをこうして

それでそうして

という感じでまた実験です。

 

ちなみ味見番長の小4長女からは

某メーカー品より格段に良いとのコメントを頂いております。

 

ただしどこかの料理屋さんの味になっていて

「なにかオリジナル性を感じない。」とのこと。

 

「けんど、愛情はたっぷりで~」と返しても

とくに反応をするわけでもなく

EテレのRの法則を観たりしよります。

 

さて今日はいかに。

 

 

 

 

 

 

 


白味噌と豆腐はやっぱり相性がいいと気付いた日

2015年05月22日 | 日記

こんにちわ

高知の醤油&味噌屋マルキョーです。

 

暑い・・・

早くも暑い・・・南国高知です。

 

車中の温度が急上昇していますが

このダッシュボードが間違いなく原因ですき!

 

毎年夏になると

プラスティックの材質がなんとかならんがやろうか~と

心の底から思うてしまいます。

 

陽にあたっても温度が上がらん材質を

ポムポムした体が求めちょります。

 

さて涼を求めて

冷奴もいいですが

今日はちょっと変わりバージョン!

 

豆腐を裏ごし~。

 

調子に乗って

白味噌も裏ごし~。

口当たりがよくなった二つを混ぜ合わせ~の

さらに滑らかさを出すために

クリームを少し入れ~の

コショーをふり~の。

 

そしてほんの少し醤油をポト。

 

そして今回

トマトが嫌いな小2次女のための秘策!

 

湯引きして皮をむいた

口当たりがめちゃくちゃ優しいTOMATO!

雑誌で見て

これえいやんか!と

早速テストです。

美味い!

 

これは美味い!

 

トマトの口当たりがグーやんか。

デカいトマトはパスタソースのために

やったことはあるけんど

まるまるで食べたことなかったな~。

 

ほんで白味噌と豆腐もこじゃんと合う!

やっぱ原材料が同じ大豆やからや。

 

白味噌の麹の甘みが

豆腐の甘みともバッチリ。

 

そしてトマトの酸味がプラスされて

こりゃあ上出来ですき。

 

よっしゃ~と心の中で叫びながら

子供たちの前に・・・

 

そして結果は

 

ジャカジャカジャカジャカ

 

ジャン!

 

う~~~ん。

 

 

 

先日もお風呂の中で

学校のトマト栽培がどれだけ苦痛か

力強く語っていた次女には

まだ早かったのでしょう。

 

そうです、

これは間違いなく父の判断ミスです。

 

ただしこの案件は時間が解決してくれるので

いまは気にしない。

 

長女も不思議そうな顔をしていたけど

これは料理に対する経験が解決するだろうから

こちらも気にしない。

 

奥さんは美味しいと言いよったし。

 

大事なのは

改めて白味噌と豆腐の相性の良さに気づいたということ。

 

合うな~。

 


白味噌と生クリームのみそスープは、朝を優雅にする

2015年05月20日 | グルメ

こんにちわ

高知の醤油&味噌屋マルキョーです。

 

今日も気持ちのいい南国土佐。

こんな季節がずっと続いたらえい!と思う

汗かき男です。

 

さて我が家では毎日味噌汁を飲んじょります。

味噌屋だからということではなく

体にホンマえいということを実感した経験があるがです。

 

江戸時代には医者いらずとも言って

庶民の生活には欠かせない調味料やった味噌。

 

ク~ッ、いいですね~。

 

さて、毎日食べていると変わり汁も試してみたくなるもの。

先日子供たちに評判が良かった〈と思いたい〉みそスープぜよ~。

白味噌と生クリーム、牛乳で作ったがです。

 

上には焼いた油揚げと炒めたセロリ。

 

白味噌とクリームの相性はとっても良く

カルボナーラやクリームシチューに隠し味として入れるお店も。

 

出汁はコンソメ少々。

 

和と洋が混然一体となって

なんだかいつもと雰囲気が違います。

 

パンですね、こういう朝は。

 

黙って家族の反応を見よったら

うちの味見番長である小4女子が

静かに食べよった(笑)

 

優雅な気分になっちゅうがやろうか~。

 

まあ成功か~。

 

 

 

 

 

 


やっぱフライパンは鉄や!

2015年05月13日 | グルメ

こんにちわ

高知の醤油&味噌屋マルキョーです。

 

きた、きた、きた!

おニューのシルバーに輝く鉄製フライパン。

 

テンション上がるぜ~(*^-^*)

 

以前に中華鍋とお玉を買って

さすが鉄製の調理器具はえいね~と思いよったがです。

 

しかしフライパンは縁がなく

コーティング系のやつをずっと使用しよりました。

 

が、やっぱり鉄はえい!

特に厚みのあるタイプは火を止めてもしばらく熱いし

具材にすぐ火が入るのでお肉もジューシー!

 

使用前には恒例のならしが必要。

この鉄製品ならではの儀式がえいがです。

 

中華鍋は空焚きして煙をたてて油を投入という感じでしたが

これは違うみたい。

 

熱湯でよく洗ってから

1cmの深さの油をいれて5分ほどひにかけるとのこと。

 

おぉ~、こんなんなったぜよ。

最初と比べると黒くなって

こりゃマジでかっこえい!

裏はしっかり玉虫色ですき。

 

育てるぞ~!!!

 

 

 

 


茶摘みに初めて行ってみた

2015年05月07日 | グルメ

こんにちわ 高知の醤油&味噌屋 マルキョーです。

 

あっという間のGW連休。

今回は近場で楽しむことにして

人生初の茶摘みへ!

 

じつは高知、お茶どころだったりするのですが

まったくもって知られておりません・・・。

悲しいかな静岡など県外へ茶葉は送られたあと

静岡茶になって全国へ流通するということが

昔からあったようです。

 

包丁もこのパターンやそうですね~。

 

今回お世話になるのは

マルキョーから車で15分ほどでしょうか。

 

同じ市内と言っても

「おいおいっ、ドンドン山へ向かって走ってますけど~」と

少々不安になるところ。

 

ここは自家用だけに作っているそうで

なんとも贅沢や。

 

それでは新芽を狙って茶摘みスタート!

 枝の先っちょにある3枚くらいの葉っぱを茎ごととるがです。

いわゆる新芽ベイビーですが

これが思った以上に柔らかい!

そしてこれがお茶には良いらしい!!

 

であればまずは食べてみる。

さわやかな葉っぱの香りと

やさしい苦味。

お世辞にも美味しくはないですね~。

けど食感は悪くない(笑)

 

そして足場の悪い傾斜で茶葉をとったあとは

釜で炒る!

一年に数回の作業なので

もちろん専用のかまどなんてありません。

 

みんなが一生懸命にとった茶葉を焦がさないように

ひたすら動かし続けるがです。

 

しばらくしたら茶葉の中の水分が

パチパチと音をし始めて気持ちのえいこと!

割れ物なんかを巻く緩衝材のプチプチを

一気につぶしゆう音に似いちゅうがや!!!

 

そのあとは

「嫁に来た時からあった」分厚いゴザ(30年以上も前か!?)のうえで

奥さま直伝の揉んで揉んで作業です。

 

これは葉っぱから水分を取り除き

葉っぱを茎の形のように細くして

茎と葉が均一に乾燥するようにするらしい。

 

この作業中すでに

お茶の香りが出てくるのでスゴイ!

 

そして生茶というのやろうか

そのあと早速いただいたがです。

うお~、なにこれ美味いやんか~。

さわやかな味わいでビックリ。

 

でもこれやったら日持ちがせんので

3日ほどかけて乾燥させるそう。

 

香りもまた変わるがやろうか。

来週のお楽しみです。

 

いや~、すごい良い体験やったぜよ~。

 

茶畑にホトトギスの巣の跡があって

次女ちゃんもビックリですき!