子どもを怒鳴りつけることがもたらすネガティブ面というのは、
この『It Mama』さんの記事にもまとめてあるのですが、
もう多くの親が「分かっている」ことですよね。
「頭では」分かっちゃいるけど、ついつい怒鳴ってしまう。
それで、余計にイライラしたり、自己嫌悪に陥ったりするわけです。
私自身も、17年間の子育て生活、
何度「そのサイクル」にはまりこんだかわかりません。
あの「自分がいかにだめだめか」が芋づる式にとめどなく押し寄せる時。
この『It Mama』さんの「マインドフル子育て連載記事」では、
「身体感覚」を活用し、
怒鳴る回数を減らす「4つのステップ」をまとめてあります。
ここでは、その他にも2点、
「マインドフルネスの基本」でもあり、
私自身大切に思うことを整理しますね。
1.不完全さへの「コンパッション(思いやり・慈愛)」
仏教を基にするものの、宗教色を排することで、
医療やビジネスや教育現場に用いられるようになっているマインドフルネスの根底にあるのが、
「完璧でないもの」への「コンパッション(思いやり・慈愛)」です。
そして、完璧でない自分、完璧でない周りへの「コンパッション」とは、
一夜にして手に入れられるものではなく、
繰り返し繰り返しトレーニングすることで培われるものとされています。
自らの胸に手を当て←オキシトシン増大、
自分へ思いやりのある言葉をかけるのも一つの方法。
こちらにも、コンパッションについてまとめてあります:http://blog.goo.ne.jp/managaoka/c/a1ea4bd0f4dc0c6aae604253aee0f1e2)
完璧な人間などいません。
それでも、
完璧になんてなれないわけですが、
変わることはできます。
してしまったことは変えられませんが、
それでも、今、そして、これからすることは変えられます。
完璧を求めず、
変えられることにフォーカスし、
こつこつと具体的な行動を起こしていくこと。
ひとつひとつの「しまった・・・」体験に、
思い出していきたいです。
2.「しまった・・・」体験も、よりよくなるための「過程」
私自身を振り返っても、
子どもを「怒鳴りつける」というひとつひとつの体験が、
自らをより知り、改善へと向かう機会となっていたなあと思います。
どんなときにイラっとし、どんなときにムカッとしますか?
例えば、私の場合、
・疲れていたり、時間に追われていたりとする中、
子ども達の理不尽な言動が続くと、「怒り」が湧き上がります。
・また、考えごとや書くことなど、何かに没頭している時に邪魔が入ると、
自分でも驚くほどの強い「怒り」が突き上げます。
そこで、疲れていたり、時間がないときには、
「さあ、ここでボタンを押されたら、我を忘れて怒鳴りつけてしまうかも」と覚悟したり、
子ども達がわいわいと寄ってくるような時や場では、
・それほど没頭する必要のないことをする
・「没頭してもすぐに切り替えるぞ」と自分に言い聞かせる
などを心がけています。
こうして自分の「行動パターン」や「感情パターン」を知り、
工夫していく中で、
感情をそのまま行動に移す前に、
「ああ、私、怒ってる怒ってる」と気づき、
「さて、」と、少しずつ以前よりは「ワンクッション」挟めるようになっていきます。
ですから本当に、今この時点での「しまった・・・」も、
自分をより知り、よりよきこれからへと生かすためのチャンスに他なりません。
こうして、
今では、我を忘れて怒鳴りつけるということもないわけですが、← キーと怒ったり叱ったりはたまにありますよ
もし、そうなってしまっても、
「また新たな自分を知り、対策を練るための機会」、
そう思ってます。
最後に、たとえ怒鳴ってしまっても、
「ごめんね、ママ疲れてイライラしてね」
「ああ、あそこまで怒る必要なかったよね」
と時に謝りながら、
少しずつでも改善していこうと歩き続ける姿を子どもに示していくことも、
その子にとって、大きな意味を持つのだと思います。
ママだって完璧じゃない、
でも、よりよく変わっていくことはできる!
そんなメッセージを体現することになるのですから。
我が家の子ども達も、もう十分すぎるほど、
「親は全く完璧なんかじゃない」というのを、
分かりつくしていると思います。
そして、しみじみ思います。
「コンパッション」や「無条件の愛」って、
実は、親に向ける子どもの眼差しからこそ、
学ぶものなのかもしれないな、と。
今回も、敏腕な編集者さんのおかげさまで、読みやすくまとめられています。
日常で心がけたいトレーニングなども載せてあります。
興味のある方是非どうぞ!
・つい子どもに怒鳴ってしまう回数を減らす4つのステップ【マインドフル子育て#04】
さて、
今日も奈緒美さん、ワーキングママさん、遊びのアトリエのレオさんとのチャットで、
たくさんの気づきをいただきました。
ビジョンに向かって、こつこつと歩いていきますね。
みなさん、よい日を!