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マイコー雑記

行き来するもの書き留め場

アートスタジオを訪ねる、一生の友として楽しめるものがあるということ

2015年12月20日 | 中学・高校

昨日は、

自宅から車で10分ほど行ったところにある「アートスタジオ」を主催する

中国出身の女性と知り合った。

近辺のアーティストが集う場でもあり、

世界中からその道では名の知れたアーティストを呼び、

毎月のようにワークショップもしてらっしゃる。

 

そのスタジオで子供向けのビジュアルアートクラスを教えているので、

一度見においでと誘ってくださった。

 

11歳の次女はサッカーが大好きで続けているのだけれど、

絵を描くことも好きなようで、

一人じっと机に向かって描いていることがある。

クラフトづくりなど大好きな8歳三女も興味があるよう。

 

そこで皆でぞろぞろと学校帰りに出かけた。

お、お城?!のような豪邸の片隅に、スタジオ。

 

壁中にかかるご自身の作品を見せてくださる。

リアリズム、印象画風、抽象画、

対象もランドスケープ、肖像画、静物など何でもされる。

「一つのスタイルだと飽きちゃうのよ」

と笑いながら。

バイオグラフィーには数々の受賞歴がずらり。

 

中国の大学でアートを学び、アメリカに移住し、

大学で教えようと修士を取ったけれど、

こちらの大学生の教授に対する態度を見て、とんでもない!と驚愕してしまって、

自分でスタジオを開くことにしたのよと。


「アートにデグリー(学歴)が必要という考えは中国や日本のものね、

こちらはアート自体をみて評価する。

だからね、あの修士は全くのお金と時間の無駄だったの」

はっはっはと笑いながら。


とにかく明るくて豪快でエネルギッシュ。

気がついたら1時間ほど話し込んでいて、

 

「人が欲しがる絵というのはね、

リアリズムと抽象の間のような絵なのよ。

写真のようでもなく、全く何かわからないのでもない、

ああ、こういうことかな、

そう『見る側』にイメージが生き生きと立ち上がるもの」

そんな言葉が心に残る。

 

子供達に向かって、

「あなたたちはね、何にだってなれるの、

それはあなた達の中にある力を引き出すかどうかなのよ」

と。そして私の方を向いて、

「それはいくつになっても」と笑顔で。

 

次女と三女をクラスに入れるなら、

料金はいいからあなたも一緒に来て習ったらと言ってくださり!

まさか今から「絵描き」にとは思えないのだけれど、(笑)

将来的にながーい目でみてアートを取り入れたことをしていけたらいいなと思うし、

基礎をみっちり教えて下さるというので、

こんな貴重な機会はないなあと。

 

ちなみに子供クラスの料金も、

これだけの施設で材料も全て提供してくださるにも関わらず、

アンカレッジより随分と低め。

 

出会いって本当にパワフルだなあと思う。

インスパイヤリングな出会いに感謝。


 

スタジオから帰宅後、感化されたのか?スケッチブックに向かう次女。

飼い犬。



 

子供が大きくなるにつれ、

「これをしてると楽しい」とこつこつ続けていける「趣味」のようなものがあるというのは、

バランス的に強いなあと感じている。


学校生活や友人関係やでストレス度もどんどん上がる中で、

自分ががんじがらめになっているものから抜けるひと時というか、

気持ちを切り替えられるきっかけになるものがあるということ。




最近は、長女のたっての希望で、

ヨガスタジオへ一緒に出かけることも。

 

チェスも絵もヨガも、一生こつこつと続けられるもの。

今はオンラインなどでも、無料で学んでいくこともできる。


人生の友のようにして、楽しんでくれたらなと思いつつ。



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