日常生活で「これ、我が家では効果的でした/ですよ!」といった工夫を、
ちょこちょこ載せていきますね。
こう書くと、まるで全てがスムーズにいっているかのようですが、
「うまくいった!」の下に、膨大な「うまくいかなかった!」があった/あると想像していただくと、
より現実に近い「日常風景」になると思います。
そうして「うまくいかない」を繰り返し、徐々に、以前よりは少しずつ楽になってきました。
さて、
こうした方がいいんじゃないかな、こうであってほしいといった大人の思いも、
子ども自身がその子なりに、感じ、考え、身体を動かしとすることで、
よりその子自身のものとなり、主体的に動いていくようになる、
そう実感しています。
「言ったとおりにちゃんとしているか」よりも、
「その子なりに納得しているか」を見ていきたいです。
1.可視化する
先日こちらに写真を載せたんですが、
・日常生活は「拡げ充実する」機会に溢れてますね、昨日1日での試み例
三女、だらんと髪をたらし、手で押さえててますよね。
ここ数か月、学校へもこの調子で、
「何するにも邪魔になるじゃない?
ノート書くのだって本読むのだって、
机に向かってたら髪の毛に視界遮られるでしょ。
体育だって、髪があちらこちら跳ね回ってうっとしいじゃない。
縛った方が、いろんなことに集中できるよ」
と声をかけることがあったんですが、
三女:いや。おろしたままがいい。
とのこと。
わさわさとなびかせ、
顔にかかる髪を手ではらってはらって、
風になびけば、ライオンのよう。
そこで、
私も写真をみていて偶然気づいたんですが、
このブログの写真、三女にみせてみました。
「みて、〇〇(三女の名前)、3枚とも同じ格好してるね。
左手で髪おさえてるの。ひょっとして・・・、邪魔?」
黙って写真を見つめる三女。
それだけだったんですが、
それ以来毎朝、私が何も言わずとも、
「ママ、縛って!」と、
自分からゴムとブラシを持ってくるようになりました。
数か月おろし髪を体験し、
写真を前に三女本人、見て、感じ、考え、納得したんでしょうね。
2.数年間の予定計画を自ら立てる
特に中高生に、効果的です。
この先、高校を卒業するまでの予定表を本人たちに作ってもらいます。
目指すことに向かって、一体具体的に何が必要なのかを調べ、話し合いつつ。
課外活動、ボランティア、インターン、サマーキャンプ、
競技会、受ける試験(アカデミックやその他の資格)などなど。
定期的に見直す機会を持ち、予定を加えたりしながら、
年齢が上になるほどより具体的な形になっていきます。
すると普段、
「~しなさい!」「~してないじゃない!」と感情をぶつけたくなることも、
まずは深呼吸。
戦略会議のように客観的に「予定表」を見直すことで
本人たちが、「あ、これが足りない」「あれ、ちょっとスピード上げないとな」と
納得して動いていきます。
といったって人間同士、もちろん「きー!」とぶつかることもあるわけですが、
この「予定表」のおかげで、
回数的に随分と減るんじゃないかなと感じていますよ。
3.「するべきこと」に選択幅(時間的方法的)を与える
こちらの記事にも以前書きました。
・きらびやかなホリデイシーズンの陰で倒れこむ家族がいないよう「分担」していきたいですね
家事を分担するうえで、
子供側も何かに夢中になっているなど「都合」がありますから、
「今しなさい!」より「あと〇分したらお願いね」とか「〇時間内にこれしておいて」
と時間的な幅を与えると、自分なりに「考え」動いてくれます、と。
今朝も、次女を中学校に送るため家を出る前のことです。
私:(週末たためなかった三女と次男の洗濯かごを指しながら)
たたんどいてね。
三女と次男:えー、明日するー。
私:明日は、朝コーラスがあるから早く出ないといけないよね。たたむ時間ある?
三女と次男: ・・・。じゃあ、明後日!
私: 日にちおくと、どんどん量もたまるよー。
学校帰ってからでもいいから、今日中にたたんだら?
そう玄関を飛び出し、次女を送り戻ると、半分たたんでありました。
「残りは、学校から帰って来てから」とのこと。
「今すぐにたたみなさい!」より、
「今日中に」と幅があると、
自分たちなりに計画をたて工夫していきますね。
うまくいかない出来事のひとつひとつが、改善への過程です。
そう、試行錯誤を繰り返してきて、そして今も繰り返しつつ、実感しています。
子ども本人の「気持ち、考え、身体を通っているか?」を観ながら、工夫していきたいですね!
それではみなさん、今日も良い日を!