本読んでいて、頭が飽和状態。なので、休憩がてらにキーを叩こう。
先日、サブウェイで遅い昼食をとっていたら、サブウェイには不似合いなBGMが。なんとビゼーの「カルメン」が流れてきた。ファストフード店に似合わないことおびただしいこのBGMに、さほどおいしくないコーヒーを啜りつつ心を熱くして聞き入っていたのだが、次の曲が、これがまたさらに輪をかけて不似合いな曲だった。それはなんと、ベートーベン交響曲第7番。しかも、第三楽章のところから、いきなりだ。カルメン→第7番 in サブウェイという整合性のなさに、思わずのけぞってしまう。
この第7番、一体だれの指揮なのか、それが判別できるところまで私は音楽に詳しくはない。でも、カルロス・クライバーでないことだけは確かだ。
「クライバー」。この人の指揮に限って、私はベートーベンの交響曲を聴くことができる(あれ、でもクライバーの第九番って、あったかな?)。クライバーについて語ると長くなりそうなので、ここはひとことでクライバーらしさを表現するとすれば「テンポのよい完璧主義 with ドイツ人なのにちょっぴりラテン気質」。フルトヴェングラーの指揮による第7番と比べると、1.2倍速くらいのスピードで演奏が終ってしまうのではないだろうか。計ったことがないので完全に憶測だが。とにかく、私のかなり限定的知識において、私が選ぶ史上最高の指揮者ベスト3のうちのひとりが、このクライバーだ。う~む、クライバー&ウィーンフィルの組み合わせは、最高だわね。
とにかく、サブウェイで流れていた第7番はクライバーではない。……次第に、この7番が……な~んだかね、こういってはなんだけど、ナチスの行進のようにも聴こえて来るのだね、イメージ的に。勿論、ベートーベンとナチスは、少なくとも直接的には何の関係もない。しかしさらに、ここですぐさまR・ワーグナーを思い起こしてしまう。ああ、やっぱり、ワーグナーがベートーベンを崇拝していたということがよく分かる、という気持ちが、ここにふと湧いたのだった。ぞぞぞ~っと、ちょっと背筋が寒く感じた私は、連れとともに足早にサブウェイを後にした。
先日、サブウェイで遅い昼食をとっていたら、サブウェイには不似合いなBGMが。なんとビゼーの「カルメン」が流れてきた。ファストフード店に似合わないことおびただしいこのBGMに、さほどおいしくないコーヒーを啜りつつ心を熱くして聞き入っていたのだが、次の曲が、これがまたさらに輪をかけて不似合いな曲だった。それはなんと、ベートーベン交響曲第7番。しかも、第三楽章のところから、いきなりだ。カルメン→第7番 in サブウェイという整合性のなさに、思わずのけぞってしまう。
この第7番、一体だれの指揮なのか、それが判別できるところまで私は音楽に詳しくはない。でも、カルロス・クライバーでないことだけは確かだ。
「クライバー」。この人の指揮に限って、私はベートーベンの交響曲を聴くことができる(あれ、でもクライバーの第九番って、あったかな?)。クライバーについて語ると長くなりそうなので、ここはひとことでクライバーらしさを表現するとすれば「テンポのよい完璧主義 with ドイツ人なのにちょっぴりラテン気質」。フルトヴェングラーの指揮による第7番と比べると、1.2倍速くらいのスピードで演奏が終ってしまうのではないだろうか。計ったことがないので完全に憶測だが。とにかく、私のかなり限定的知識において、私が選ぶ史上最高の指揮者ベスト3のうちのひとりが、このクライバーだ。う~む、クライバー&ウィーンフィルの組み合わせは、最高だわね。
とにかく、サブウェイで流れていた第7番はクライバーではない。……次第に、この7番が……な~んだかね、こういってはなんだけど、ナチスの行進のようにも聴こえて来るのだね、イメージ的に。勿論、ベートーベンとナチスは、少なくとも直接的には何の関係もない。しかしさらに、ここですぐさまR・ワーグナーを思い起こしてしまう。ああ、やっぱり、ワーグナーがベートーベンを崇拝していたということがよく分かる、という気持ちが、ここにふと湧いたのだった。ぞぞぞ~っと、ちょっと背筋が寒く感じた私は、連れとともに足早にサブウェイを後にした。