宇宙人の独り言

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アプ星で見て、知って、体験したこと

2012年11月01日 | 日記
『アプ星で見て、知って、体験したこと①』 ヒカルランド ヴラド・カペタノヴィッチ 著 やよしけいこ 訳


本書の作品紹介には、次のように書かれています。

――『銀河間トラベラー「アプ星人」との170時間』(5次元文庫所収)では、彼の優れた文才のみならず、陽性の素晴らしい人格が浮き彫りにされました。そして本作『アプ星で見て、知って、体験したこと(原題:ギャラクシーXー9)』に至っては、現代作家として頭角を現したと言い添えるべきでしょう。この本を手に取られた方ならば、私の言葉に共感し、作品の真価と意義のみならず、彼の社会に対する人間的な鋭い感性を、誰よりもよく認識できるはずです。

『アプ星で見て、知って、体験したこと』でヴラド・カペタノヴィッチが語るのは、アプ星のスペースシップ内にあるタイム・スクリーンで目にした事柄です。彼は前作でスペースシップの乗組員に招かれて船に乗り込むのですが、その乗組員の一人が、本編の主人公たるイヴァンカでした。彼女はもともと地球人でしたが、その後、健康で陽性なアプ星人へと大変身を遂げた人物だったのです。

本作のテーマとなっているのは、ペルーのアンデス山脈を舞台とするコンタクト・ストーリーです。

(中略)

『アプ星で見て、知って、体験したこと』はまさに傑作です。本作で明示される事実や歴史的および科学的概念は――特に歴史家や科学者の間に――大きな感動を呼ぶに違いありません。しかし作者は、自分の話を人々が゛盲目的に゛信じるべきではない、と考えています。人は、無理矢理、何かを信じるべきではないのです。

大切なのは、私たち人類が彼の著作に込められているメッセージや教訓を読み取ることです。(以下、略)――

著者のカペタノヴィッチは、作品の登場人物アプ星人ペドロとイヴァンカとに、こう語らせています。

イヴァンカはスクリーンに目をむけた。

「このカタストロフィはどうやって起こるの? どうしたらこんなカオスが生じるの?」

「お金だよ、イヴァンカ」とアプ星人は答えた。彼は、友人の墓石を前にでもしているかのように、憂いに沈み込んでいた。

「何ですって! ……お金のせいなの?」

「君も知ってのとおり、地球ではお金が生活をするうえでの唯一のツールとなっている。こうした現象が、人間同士の搾取や貧困を生み出し、その結果ありとあらゆる退廃が蔓延ってしまい、文明は後退し、人間同士の和合を実現する日も遠ざかってしまった。
 できるだけ多くのお金を得ることが、地球人にとっての最大の関心事となってしまったんだよ。物事の道理が分かるようになると、誰もがいかにして多くの金銭を稼ぐかということを心配し始める。そして、育ち方によっては、この心配がどんどん人の心を支配していくようになる。そうなると最終的には、これが強迫観念になって、お金以外のことが目に入らなくなる。金儲けしようという野心が人の心に芽生えるからこそ、権力者は弱者を支配化に置き、奴隷化し、弱者の持ち物を没収して彼らを搾取するようになるんだ」

「けどそうした話のどこらへんが、地球の破滅と人類の消滅と関係あるの?」と驚いたイヴァンカは彼の話を遮った。

「大いに関係あるよ。なぜなら、常により多くのお金を得ようとする人間同士の競争が生じるからさ。金銭を奪い合うために、戦争をしなければならない。なるべく多くの人間を支配し、怖がらせ、絶滅させるため、より恐ろしく破壊的な開発をしなければならない……。
 引き続きスクリーンで観るんだ。ごらんよ、地球の一大国に雇われ、武器開発に従事しているあの科学者を。今から君が目にするのは、今世紀後半か次の世紀の前半に起こりうる出来事だよ。いいかい、よく見ているんだよ」

イヴァンカはスクリーンを見た。……

以上


通貨なきユーアイ・シデレウスの世界 アプ星で見て、知って、体験したこと1 むかし、むかし、地球はアプ星の一部だった(超☆どきどき)
やよしけいこ
ヒカルランド


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