L'Appréciation sentimentale

映画、文学、漫画、芸術、演劇、まちづくり、銭湯、北海道日本ハムファイターズなどに関する感想や考察、イベントなどのレポート

上映会のお知らせ:映画を耳で観る~新しい映画の鑑賞法~ vol.2

2013-11-17 21:37:25 | 映画

突然ですが、音声解説付きの短編映画上映会第二弾、「映画を耳で観る~新しい映画の鑑賞法~ vol.2」を、11月23日に狸小路二丁目シアターで開催します!

札幌在住の箕輪俊介監督の短編映画に、音声解説(副音声)をつけて上映します。昨年9月に行われた第一弾の様子についてはこちらから(私がレポートを担当させていただきました)。

主催は札幌オオドオリ大学。私も今回、音声解説の作成メンバーとして活動をさせていただいています。音声解説を専門に活動されている松田先生も来札される予定です。

『音声解説付き』(音声ガイド、副音声など呼び方は様々)の映画とは、セリフとセリフの間に、映像の説明を入れて、目の不自由な人でも映画を楽しむことができるものです。

このブログでも過去、音声解説について何度か取り上げてきました。
音声解説についてはこちら
第一弾の上映に向けての感想はこちらから。
さらには、この上映会がきっかけとなって、今年3月に視覚障がいの方を招いて、乙武洋匡さん主演「だいじょうぶ、三組」の音声解説付き(バリアフリー)上映会も行うなど、活動の幅が広がっています。

今回の上映会では、第一弾でも大変好評だった箕輪俊介監督の作品を新たに二つ採りあげ、音声解説を施しました。第一弾で上映した「び じょ」も再上映の予定です。

以下、ウェブサイトからの告知文の引用です。

昨年9月に実施した「映画を耳で観る~新しい映画の鑑賞法~」第二弾の開催が決まりました!
今回も「音声解説付き」の短篇映画作品を上映します。

『音声解説付き』(音声ガイド、副音声など呼び方は様々)の映画とは、セリフとセリフの間に、映像の説明を入れて鑑賞する方法のこと。
視覚障がいの方でも映画を楽しんでもらうために始まったものです。

ドリ大では、有志のメンバーが「音声解説ゼミ」を開いてガイダンス制作に取り組んでいます。
ゼミでは、ゆるやかに、そして時には意見をぶつけあいながら、第二弾の開催に向けて新作の制作を続けてきました。
今回は待望の音声解説ゼミによる新作発表です!

昨年の授業は、目の不自由な方にも映画を鑑賞していただき、「ガイダンスが付いて、とても良くイメージができました」と大好評でした。

音声解説付きの映画を「耳で観る」ことによって、映画をより深く、新しい視点で鑑賞することができますよ。

誰でも参加できますので、お気軽に劇場までお越しください。
特別ゲストも登場する・・・・かも!?
乞うご期待!

●上映作品
「waiting for」「100番目の依頼」「び じょ」箕輪俊介監督

日時:2013年11月23日(土) 10時00分 ~ 12時00分
教室:狸小路2丁目シアター
料金:500円

申し込みはこちらから

さらには、この上映会の告知ラジオ番組まで作ってしまいました。
ぜひこちらもお聞きください!!
https://soundcloud.com/doriradio/vol-2


名古屋を巡って・・・神社、インフラ、広告から思ったこと。

2013-11-15 18:48:45 | 旅行記

さて、前回の更新からしばらくたってしまった。旅先の写真をアップしよう。
神社を中心にいろいろ巡った。名古屋市内を歩くと、何となく、東京と札幌のそれぞれ機能的によいところが絶妙に配分されていて、いい意味で機能的に整っている印象を受けた。道路の広さ、市内中心部のビジネス街、栄の繁華街、さらにはそこから広がる地下鉄名城線。インフラが機能的に整っている。

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今回は、ちょうど「あいちトリエンナーレ2013」の会期期間ではあったが、月曜日だったので、美術館はすべて休館。美術祭の期間だけでも月曜日も開館することは無理なのかなぁ。名古屋駅では、トリエンナーレに関する広告を目にすることがなかった(たまたま私が気がつかなかっただけかもしれないが)。これだと、芸術祭についての情報を全く知らない人が、たまたま目についたポスターをきっかけにし会場を訪れる、という偶発的な出会いが起こりにくい。受け手側が広告をどう見るのか、という部分においても、少し考えさせられた。来年の札幌国際芸術祭の広告はどうなるのだろうか?
そんなことをふと思った。

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城山八幡宮の森で、ふとカメラを向けると、木漏れ日が紫色に写った。ちょうど太陽もぴったりのアングルだ。iPhone5で写真を撮ると、機械の仕様で光が紫色に映ることがある。撮影時はこの現象について知らなかったため、紫色の光が画面に輝いた時は、神々しさを感じてちょっとばかり興奮したものだ。とはいえ、神社のパワースポットで紫色のオーブが画面に映るとなると、標準の仕様ながら、神の光だ、などと思ってしまう。機械の仕様で思わぬ感じた、偶然のポエジーだ。

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テレビ塔は、札幌の距離感に換算すると、札幌駅が名古屋駅とするなら、だいたい中島公園くらいの距離に位置している。熱田神宮近くの商店街は、シャッターで閉ざされている店が多い。商店街が苦境にさらされているのは、日本各地どこも変わらないのかもしれない。

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名古屋セントレアからの夕日。昼に見た城山八幡宮と同じ太陽とは思えない色の変化だ。太陽の美しい光は、いつも心を揺さぶられる。良いことが起こる予兆だといいな。