年末の掃除がようやく終了。結局大晦日までかかってしまった。12月上旬の雑紙ゴミの時に不要な書類(チラシ、フライヤー)などを袋に詰め込んだら、重さで破けてしまった。およそ7,8キロはあったと思う。不要なゴミはもうこれで終わりだろう、と思っていたが、まだまだ出尽くしていなかった。月末になると、40リットルの袋合計三つ分の不要なゴミが出た。自分でもびっくりの量。スペースクリアリングにもなって、心もスッキリ。新しいことが入ってくるといいなぁ。
振り返ってみると、今年は新しく取り組んだアクティビティー実に多かった。東京、福岡、名古屋、岐阜、津などLCCと夜行バスを駆使して行動範囲を可能な限り広げた。活動としてはgenronスクール、蝦夷クラスタの活動、コワーキングカフェ36とSapproCafeでの数多くのユニークな人たちとの邂逅、KLAPS HALLでの「勝手わりゼミ」の発表、札幌限界研究会、函館と札幌でのフューチャーセッション、「どうでしょう祭り」三日間のボランティア、BehanceSapporo、教育パワーランチ、札幌オオドオリ大学での活動、AKB48ライブなどなど。
一過性に終わらず、イベントで出会うことができた人や情報がきっかけとなって、そこから次の新しい出会いに結びつく、ということも多かった。それらの関係を図示してみると、蜘蛛の巣のように糸と糸が複雑に絡み合う。意図して起こすことは不可能なことの連続だった。18年ぶりくらいに中学の同級生と再会できたのもとてもふしぎな偶然だ。何かに導かれたのでは、と思えるようなシンクロニシティもたくさんあった。
一方で停滞したこともたくさんあった。自分の力だけでは不可能なことや、絶不調に陥った時期もあった。つくづく心を整える、というのはとても大事だと思う。だが、そのことで思わぬ知識や人との出会いもあって、無駄なことは何一つないんだなぁと実感した。どんなに不可能に思える出来事でも、必ず解決策があるということも学んだ。
お世話になった渡辺保史先生が急逝されたのは本当にショックだった。先日にはF1のシューマッハがスキーの事故で、現在も生死をさまよっているというニュースが飛び込んできた。人間は、明日も元気で生きているという保証はどこにもない。明日どころか五分後もだ。元気に生きている、という一見あたり前に思える何げないことが、どれほどすばらしい「奇跡」であるのか。そのありがたさに感謝しないといけないと思う。
渡辺先生が執筆されていた「自分たち事」に関する情報デザイン本も九割近く完成していたとのことだが、絶筆に近い。自分も後を引き継ぎつつコミュニティ、場作り、つながり、都市論などについて、可能であれば本に論をまとめてみたいと思う。今後考察したいテーマとしては、コミュニケーション、つながり、ソーシャルキャピタル、都市論、社会的包摂、もちろん文学もだ。渡辺先生が実行委員を務めておられた「つなぐ人フォーラム」が大変気になる。
来年は札幌国際芸術祭もある。自分の能力は何に貢献できるか、どのように活かすことができるのかを意識しながら、活動できる内容も幅も、行動範囲も広げられるだけ広げていこう。そのためのインプットとアウトプットをできるだけ増やしていこう。
普段は面と直接言うことはできないが、今年出会うことができた全ての人、家族に感謝!本当にみなさん、ありがとう。