まき子の酒

日本酒が好き。純米酒が好き。そんな飲兵衛が「母親」になってしまいました。今はムスコを飲兵衛へと英才教育中?!

家族で蟹の叩き割り! @ Dancing Crab

2008-05-08 06:38:57 | ワシントンDCレストラン巡り

日本の友達たちが、
「GWは11連休だ~わーい!飲むぞー!!」 とか 
「GWでも休みなんかないもんね、ちぇっ。飲んでやる!」 と、どっちもどっちで何かと盛り上がってる時、
こっちは関係ないもんなー・・・などと思っていた。


が。
思いっきり関係があったではないか。

ダレス空港に迎えにいって、久々に見る顔2つ。

 お母さ~ん!! 14時間のフライトのワリには、元気そうじゃん!良かった良かった。
 妹よ。 お母さんをココまで連れてきてくれて、サンキュ。

我が家をホテル代わりに、そして私をツアーガイド代わりにすべく、
GWに休みが取れた妹と、年中暇人母が、遊びに来ました~♪♪


もう何度目になるんであろうか・・・ワシントンDCのツアーガイド。
東京は全然観光しなかったから未だにツアーガイドは苦手なのに、
ワシントンDCは回を重ねる毎に、効率的で臨機応変にツアーできるようになってしまった。

 

それにしてもいい青空! さすが 晴れ女 。(だから、自分で言うなって?!)

前日までは、彼女らが滞在する間は雨マークが取れなかったのに、
この日から滞在期間中は、ずーっと晴れ!!
というか、そもそも、おばあちゃんとお母さんも晴れ女なんだよなぁ。これは血筋か?!(妹は雨女だけど)

でも性格はそっくりな妹と母親、どっちも “次女” で、その典型タイプ?!
「おねーちゃんがいるから、なんとかなるわ。」っていう2人のお守りは、そりゃーもう・・・すっごい大変なワケで・・・。

その一片。
この後のレストランの予約時間に間に合わない、って言ってるのに、
ホワイトハウス隣の公園のリスが、我々に寄ってくる姿に喜び、なかなかこの場を離れない2人。
 
でも楽しんでる2人の後姿を見てたら、こっちも温かい気持ちになっっちゃって 「ま、いっか~~」(笑)。 


ちなみに、そのレストランというのは、 「蟹を食べたい」 という彼女らを、連れて行きたかったお店。
その名も The Dancing Crab  “踊る蟹”とな!!



ワシントンDCの中心地から離れ、「地球の歩き方」というようなガイドブックの地図にも載っていない場所。

でも、とーっても賑わってるお店で、中にはシーフードっぽい装飾に、有名人の写真が。
 
トム・クルーズの生写真だ!(って、別にファンではないけど)


さて。
ここは、蟹といっても、その何が有名かというと。

 
ハンマー に 前掛け を見れば、もうピンと来る?!

そう。
蟹を叩き割るためのハンマーに、飛び散る蟹の甲羅もろもろの汚れ防止の前掛け。

この辺りは “ソフトシェル”=柔らかい甲羅の蟹も有名だけど、
ここは “ハードシェル” という脱皮してからずいぶん経つ蟹を、木槌で叩き割って食べるのが有名なのだ。

しかも注文は ダース売り!12匹単位かよ~! の辺り、さすがアメリカンだ。

そんなワケで、相方と2人だけでは厳しいこのお店、大人数で行ってみたかったんだ♪
ちなみに、蟹の大きさは、小・中・大・特大 まで選べるので、我々は 大(large) を。

アペタイザーをつまみつつ待つこと数分・・・。

きましたーー!!


このボリュームに圧倒されて、妹・母・相方・私、みーんな、口あんぐり!!

でも、これでも、まだ9匹なんだとか。
「この後、また焼けたら、残りの3匹持ってきますね。」と店員さん。ひええぇ!なんかとにかくスゴイ!!

蟹には全体的にスパイスがまぶしてあって、いい香り。
けっこう後からじんわりくる味わいだ。

ここで、何も知らない相方は、このまま上から蟹を叩こうとする。

「待て待て待て待て!」 と、すかさず私と妹。
甲羅の分解の仕方は、幼少のころから飲兵衛父親に教わってきた我ら飲兵衛姉妹。
「そんな上から甲羅を叩いたら、ぐちゃぐちゃになっちゃうじゃん!」 と腹からパカっと割ってみせる。

もちろん、目的は2人とも 蟹味噌!!

でも・・・。

くすん。やっぱり蟹味噌は、ほとんどありませんでした。そうかーブルークラブは蟹味噌は無いかぁ。。。


気を取り直して、いざ食!

 

日本で蟹をホジホジしだすと、みんな無口になってしまうのだけど、
叩き割りの場合。

  「痛っ!!おねーちゃんの叩いた破片が、こっちに飛んできたー、もう!!」
  「うははーすまんね。(わざと♪)」

  「あ!お母さん、蟹の足肉残してる!蟹だって命を落としてるんだから、ちゃんと食べてあげなきゃ!」
  「だって、もうほじる肉ないんだもん~~。」

  「うがー!面倒くせー!!」
  「こら!あんたね、そんなテキトーに叩くんじゃない!破片が、お母さんとこに飛ぶでしょ!!」

なーんて、ワイワイ!!
とにかく笑いが絶えない、楽しい蟹タタキの時間なのだ。


ちなみに1~2匹か割ってると、コツもつかめてくる。ナイフを上手に使わないとね。


そして、甲羅が砕けたら、口の周りとか手とか、汚れるのは気にせず、かぶりつく!
むしろ 「汚く散らかして食ってやるぞ!!」 ってくらい大胆に食べるのが気持ちいいのだ。


そして完食。

ふいい~~~~。
この残骸の山を見ると、もう達成感たっぷり!!

そして
 「ぷぷ・・・妹よ、ほっぺに蟹の甲羅ついてるよ。」
 「おねーちゃんだって、髪の毛に甲羅ついてるけど。」

って、相変わらず。

日本の蟹の食べ方とは、まったく異なる叩き割り。
汚くても豪快に食べてなんぼ。
すんごい楽しかった~~!!

いや、お母さんと妹が一緒だったから、こんなに楽しかったのかな?!

何はともあれ、はるばる来てくれて、さんきゅーー。


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38 コメント

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うひゃあ (燗酒おやぢ)
2008-05-08 06:44:27
野外カニ叩きフェスか!? ってくらい豪快。
それを店の中でやっちゃうところがアメリカなんでしょうね。

で、何飲んだの?
たのしそ~ (こむこむ)
2008-05-08 07:45:59
向こうのカニは甲羅固いからね。木槌は
必須アイテムですね。
それにしても、食べたのはカニonly?
■燗酒おやぢさま (まき子)
2008-05-08 07:49:58
もちろんドラフトビールで!
でも銘柄を忘れちゃいました。
ラガーだったんですが、けっこう美味しかったです。
最初に妹がピースしてる写真のがそうですが、なかなかの色合いで。
次に妹がバリバリやってる写真のビールは、母親に飲んでみてもらった「Hefeweizen」です。
しっかし、本当に豪快なお店でした。
ちなみに、このハードシェルを頼むと、テーブルにベージュの分厚い紙をしかれます。
「いくら汚してもいいよ。」って感じですね。
食べ終わったら、砕け散った蟹の破片も、この紙ごと、ぐるぐる、とまとめてポイっ。です!
タンジネスとは (たく@酒遊倶楽部)
2008-05-08 07:58:55
また、違った種類なんですね。

叩くとやはり、ぐちゃぐちゃになるでしょう・・
やっぱ、叩かないでばらばらにするのが基本かと思います、それを貫いてほしかったなぁ(w)
■こむこむさん (まき子)
2008-05-08 08:01:10
アペタイザーで、シュリンプとカラマリを頼みましたよ~~。
でも、その辺のつまみはフツーでした。
って、漢字で書け、って感じですね(笑)。
ホントは牡蠣も食べたかったんですが、
まだ美味しそうな時期じゃなかったので、今回はやめました!
そうそう、蟹の甲羅、こんな小さな蟹でも固くて、
ホントに木槌がないと大変ですね!
ハサミじゃ敵いません~~。
白子 (たく@酒遊倶楽部)
2008-05-08 08:03:56
そうそう、昨日スーパーマーケットでまたまた白子発見(細長いの)。
また、塩粕漬けにしました。

この前、半額で買ったブルー(デンマーク・CASTALLO Blue)とゴーダーチーズを塩粕漬けにしました、煮酒さんのたっての願いで来週の土曜日に鳥取で食します。
イカもすべてにワタがあるわけじゃないし。 (kazu)
2008-05-08 08:16:38
壮絶な残骸を見て、家族4人が一心不乱に、
殻ごとバリバリと蟹をムサボリ食う姿が浮かんでしまった(笑)
渡りかな (住吉)
2008-05-08 08:44:10
見た目は渡り蟹のような感じですが、お味もそんなかんじなのですかね~。

楽しい食事は、最高のスパイス!!
味も30%上増しですね。

わたすも来週からハワイだ~。


■たく@酒遊倶楽部さん (まき子)
2008-05-08 09:11:42
最初、叩かずに、キチっと身をほじって、綺麗に並べてたんです。
でも、周りの雰囲気により、
そんなチマチマやらずに、金槌でガンガンやるべし!
って思いまして(笑)。
とはいっても、本体の部分は木槌は使わず、手でバリバリと割れます。
木槌が必要なのは、ハサミのところくらいでしょか。
臨場感あふれてて・・・ (煮酒)
2008-05-08 09:14:01
痒い。

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