街に馴染む進化系？！ @ 太鼓屋（鷺ノ宮 さぎのみや）

蕎麦ツウから見たら、ホント、自分の蕎麦の入り口は邪道だろうなぁ。。。

というのも、美味しい日本酒を、昼から飲める お店を求めていたから、
お蕎麦屋さんにたどり着いたワケで。

しかも。

「飲めるといっても、つんつるてんなアル添や大手のパック酒ではなくて、
もちょっと美味しいのを飲める蕎麦屋さんは、ないかしらん？」
と、言っているワガママっ子であります。


が、そんな自分を、
蕎麦がとっても大好きというユカさんが連れていってくれたのは、
手打蕎麦　太鼓屋　さん。

鷺宮という場所は決して、仕事場や家から近いわけではないけど、
おつまみと日本酒が充実してるということで、行ってみたかったのだ～。

駅から歩いてすぐの、賑やかな商店街にあって、外見は気どる事無く周囲に馴染んでる。
まさに “街のお蕎麦屋さん” って雰囲気で、入りやすそうなエントランスもイイなぁ。


奥のカウンターへ通されると、すでに一杯目をやっている、ユカさんとその友達。

一会 という銘柄で、生酒 だけど、ラベルには　燗　とも書かれている。
まだ冷蔵庫から出したての冷たい味わいだけど、確かに温めて飲んだら美味しそう！

と、カウンターで3人肩を並べて乾杯するとすぐに、、、、びっくりな展開に。

なんとユカさんと一緒のお友達Tさんと自分は、今から5年前に、
府中のビール工場に一緒に行った後、新宿で飲んだことがあったのだ！！
（記事ありましたよ！この時だ！！）

うひょ～～～！これまた、なんて運の巡り合わせ？！

しかも、Tさんはまもなく、自分も行ったことのある居酒屋の店長さんになるんだとか。
また日本酒も大好き、というのが嬉しいなぁ♪


改めて店内を見ると、ほんと肩肘張らない、フツ～の　“居酒屋”　さん。

ていうか、アレ？？・・・お蕎麦屋さんだよね？（笑）
カウンターの上には一升瓶が並んでるし、グラスや粋な徳利＆お猪口なんかも。

う～ん、、、ステキ。
初っ端から　“これは、蕎麦にたどり着くか？”　と、キケンなのにニオイが。


「次は一会のお燗も貰おう！」　と、店主にオススメ温度を聞いてみると、
「生だから温めがイイかな～？と思って出しても、
　“やっぱり、あっつくしてから燗冷ましが良い”　って方が多いんですよ。」
と、これまたイイお返事。

そんな店主の内野さん、まだまだ若いのに、やっぱり日本酒が好きなんだそうで。
しかも、飲兵衛の気持ちをガッツリ掴むつまみの豊富さにビックリ。


ちょびちょび系のおつまみから、鶏を使ったメニューなんかも。



ユカさんが　「これがオススメ！」　と頼んでくれた 裂きイカの天麩羅 と お漬物 に始まり・・・


日替わりおつまみ3点盛り は、何があるのか聞くと、
 「自分の“気分”で作るんで、何か食べたいのがあったら盛りますよ。」
と、ユニークなお返事の内野さん。

わおー！じゃあじゃあ！
気になってた クリームチーズのなまり節和え と　島らっきょう塩漬け は食べてみたいな♪
と、みんなで、あーだこーだ言いたい放題にワイワイ。


3人で飲んでいると、一合徳利もすぐになくなっちゃうので、
「一本ずつじゃなくて、2本ずつ頼みましょうか。」　と、飲兵衛モード全開だー！
鍋島 特別純米酒 をお燗で、Tさん好みという 王禄 丈径 は冷たいままで。
　


お蕎麦屋さんなのに、鶏レバパテ があるのも嬉し～い！

クラッカーは3種類×3人分も。
姉肌ユカさんが、綺麗に3等分して乗せてくれる(>_<)。

でも、たまにカワイイ一面も。
出来立てホクホクの　蕎麦屋のポテトコロッケ は思わず分割してしまってから、
「あ”～～～！しまった！！写真、撮り忘れたぁ(>_<)！！」　と（笑）。

「んじゃー、THE 断面図 でいきましょうよ～。」　と、フォローフォロー。


ちょびちょび系のおつまみだけじゃなく、魚料理もちゃんとしてる。
胡麻酢炙り〆鯖 は、鯖の脂がいいノリ！

これもボリュームがあって良いアテだ。


さてさて。
お酒も引き続き、内野さんにいろいろ出してもらう。
「いつも 雪の茅舎 といったら山廃だけど、こんなのが初めて入ったんですよ！」　と。

限定生酒 と書かれているけど、オリが入っているわけでもないみたい。
どうして限定なんだろうね～？！


そして、メニューに載っているものを片っ端から頼んでみる。
天青 や　豊香 も、温めてもらったり・・・
　

最近、昔と味が変わって良くなりましたよね～、と 飛露喜 だったり。


内野さんとの日本酒の会話も面白い。
日本酒やお蕎麦の業界には、なぜか37歳で活躍している人たちが多いのは
何でだろう～～？！なんて話にも花が咲く。

そんな内野さんも37歳なんだとか♪
（って、バラしちゃって良いのか（汗）？！）


蕎麦の話から、今度は 深大寺 ネタ。
実は、深大寺って行ったことのない自分。

すると、地図を見せてくれながら、
このお店はねー、あのお店はねー、なんて蕎麦屋を教えてくれる。

そんな時、内野さんが出してくれたのが、これ。

深大寺ビール とのこと。
「ちょっと飲んでみてください。これね～・・・感想が聞いてみたいんすよ」　と。
ドキドキしながら飲んでみると・・・




う～～～～ん・・・びみょーー(~_~;)
ごめんなさーーーい、、、私は苦手かも（汗）。　ちょっともったりした感じが、、、、。
でも、こういうのが好きな人は好きな味だと思う。


さあさあ、お口直し！
「お燗にするなら どくれ も良いですよ。」 と、そして 蔵太鼓 など、あれこ飲み比べ。



さてさて。
ここまできたら、もう蕎麦なんてすっかり忘れているか・・・？！


と思ったアナタ。
そこはさすが、蕎麦好きな、ユカさんとTさんがいらっしゃるワケで。
（しかも、いきなり蕎麦を食べずに帰っちゃうなんて、内野さんにも申し訳ない（笑））

しかも、3人で3種類を食べてみよう、ということに。

「初めてだったら、やっぱ “せいろ” を食べてみたいな～。」　という自分の言葉に、
今の時期なら、ココのおろしは美味しいよ！と、お2人からアドバイス。

んでは！ということで、まず一つは おろしなめこせいろ を。

Tさんは 「ここの トマトカレー南蛮 が、またクセになるんだよなぁ♪」　と。

しかも内野さんは、最近手打うどんも始めたそうで、「それなら、うどんで！」　と意見一致。


ユカさんは、温かいうどんと来たら、温かい“蕎麦”も食べたい！と にしん蕎麦 をご所望。


3種類を3人で回し回し、楽しむ。
〆のせいろは、とってもサッパリして、喉越しツルンと食べられるし、
にしん蕎麦の出汁も、トマトカレー南蛮もまさに！後を引く味わい。


すっかり最後の蕎麦まで堪能してしまったけど、
それにしたって、やっぱりツマミの豊富さが、ホントに飲兵衛としては嬉しい。

途中から　「いやー俺も飲んでイイっすか？」　ってビールを飲みながら仕事する
内野さんのキャラクターも面白くて、美味しくて楽しいお酒が飲めました♪♪


お昼から夜まで、基本的には中休みもないみたいだし、土日もやってるし・・・
うしし（笑）。
これは昼酒でまったりしに、また再訪決定なお店なのだ。


［ 手打蕎麦　太鼓屋 ］
中野区鷺宮3-20-5
03-3337-0321
11:30～22:00
(中休み無しだけど、お客さんがない時は一旦閉める事もあるそう）
定休日：水曜