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渡邊貞夫クインテット in 山形

2017年04月04日 22時43分26秒 | 音楽
『世界のナベサダ』が今年も山形にやって来た。
駅前のジャズ喫茶オクテットのマスター相澤さんとの縁で、
毎年テルサ・アプローズでコンサートが開かれる。

自分もこれで3、4回目になる。
定員400名の小ホールでの演奏会は贅沢だ。


開園7時の40分前に到着。

写真を一枚。開演前だからまあいいだろう。
これが開演前には満員に。
それはそうだろう。生でナベサダが山形で聴けるんだから。


7時。
相澤さんの簡単なあいさつの後、
渡邊貞夫クインテットが登場。


ナベサダと共演するメンバーは、
日本でも若手の代表的なミュージシャン達。
今日はどんな演奏を聴かせてくれるんだろうか。




演奏が始まった。
アルトサックスの音はいつも伸びやかで明るい。
ナベサダの音だ。


これを聴いて、早くもウイスキーで酔ったような気分に。
音楽でどうしてこんな気分になるんだろう。


アップテンポの曲も、バラード風の曲も、
どれもメロディが美しい。
心が癒され、ハッピーになる音だ。


早春というバラード風の曲では、思わず涙が出そうに。
他にスタンダードの、my foolish heartも演奏。


やはりバラードは心にしみる。


そして、出来立てのほやほや、というブラジルサンバ風の曲。
あの年になってもまた創作意欲が枯れず、
曲を作るのはさすがだ。


「花は咲く」という震災復興の歌も披露。
こんな曲は逆に難しいと思うが、
変に編曲せず原曲通り忠実にメロディを再現。
完璧に泥臭くなく演奏したのは、さすがにすごい。


ほかのメンバーはどうだろう。
目立ったのはドラム。
オールバックで色白細面の若いあんちゃん風だが、
演奏が何というか、才能、センスがあふれ出るよう。


ドラムをたたいているのが楽しくて仕方がない、
といった風情で、終始笑顔で演奏。


特にセネガル出身のパーカッショニストとの共演は圧巻。
二人がお互いの才能を認め合っているような、
楽しそうに掛け合いながらの演奏は見事だった。


それを見て、こちらも思わず笑顔になり、
それに感化されてか、
おそらく90分自分もずっと笑顔で演奏を聴いていた気がする。


ピアノも最後に弾いたソロの部分始め、
時折美しい音色が耳に入ってくる。


ベースも水準以上のテクニックを披露。


90分があっという間だったが、
最後のアンコールはいつも定番の、
「そろそろ帰った方がいいんじゃねえの」
という意味の ‛You'd better go home now.’


高ぶった心を少し鎮めてくれた。


自分もベースギターを、昔遊びで演奏したが、
ほかのメンバーの楽器とうまく調和した時の気分は
なんとも言えない。

ハッピーな気分で、脳内モルヒネ セロトニンが出まくり。


おそらくこのメンバーは、お互い段違いに上のところで調和し、
一つの音楽を創っているわけだから、
そのエクスタシーの度合いはすごいんだろう。


そんな音楽を聴くことが出来た観客は幸せだった。


アンコールの曲が終わり、帰路に就く人の顔は
みんな幸せで満足そうだった。


自分もとても満ち足りた、幸せな気分で帰ることが出来た。


この気分を少しでも残すために、
帰って飲んだのは、ウイスキーの水割り。
これで今日のこの気分は、しばらくは続くだろう。




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