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「失敗の本質」とモンテディオのサッカー(その3)

2012年12月03日 05時51分39秒 | 書籍
「失敗の本質」の続きです。次の章ではこんなことが書かれています。

・「型の伝承」
 実は創造ではなく「方法」に依存する日本人。私たちの組織文化の中にある型の伝承という思想が、イノベーションの目を潰す悪影響を生んでいる可能性も高いのです。日露戦争で勝利した日本軍は、その戦闘方法を「型として伝承」し学習させたため、大東亜戦争では時代遅れの戦術に固執することになり、戦局の変化に対して新しい創造ができませんでした。
 成功を生み出した真の因果関係を探るのではなく、成功した時の「行動」を繰り返して追い込まれていく姿は、ビジネスにおける国際競争で劣勢を挽回できない日本企業に重なります。


成功体験が「型のみの伝承」により勝利を妨げてしまう。つねに何故勝ったのかという「勝利の本質」を問い続けられる集団を目指すべきとあります。


・戦局の「後半戦」に弱い日本人の思考習慣

 大東亜戦争でも、日本軍は戦局の前半は快進撃でしたが、後半では劣勢を挽回できず、雪崩を打って敗北を重ねました。戦後経済の前半では「ジャパン・アズ・ナンバーワン」と言われた日本も、後半戦である1990年代以降は、長期にわたる閉塞感に効果的な打開策を見つけられずにいます。


これ以上内容について書くのは、おしまいにしますが、大東亜戦争や戦後経済と同様、モンテディオも「後半戦」相手から研究され、敗北を重ねたわけで、なにかダブって見えてしまいます。
さて今後ですが、この「失敗」を挽回して、新しいモンテを再生させることは、Jリーグの世界だけではなく、新しい日本再生の象徴となります。モンテディオの躍進が、この閉塞感を打ち破る突破口となってくれることを願っています。(とは、ちと大げさか。)

今日の一曲
。40周年ですか。

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