maidoの”やたけた”(ブログ版)

ジジイの身辺雑記。今日も生きてまっせ!

喜愛香港-024 新界巡り-3 青松-2

2003-12-22 07:38:00 | 虚々実々-喜愛香港

【地図】
皆さんにサヨナラして大きな建物の正面に回ると、壁一面に小さな引き出し見たいなんがびっしり。
よく見たら、顔写真を貼ったんがかなり有るなぁ。
ひょっとしてこれは納骨堂?
人気(ヒトケ)が少ないのは平日やからやろね、清々しい感じでこれはエエ所へきたなぁ。
切石で囲った四角い池に、見慣れん亀が沢山浮かんだり、岩の上で日向ぼっこ。
あの亀の顔は、まぎれも無く亀ゼリー屋に並んでる生首と一緒やがなぁ。
してみると、道教でも放生会みたいな事するのかいな?
天王寺やら阿弥陀池の亀の池は道教の影響かな?

広い境内をさ迷い歩いてると、ひときわ堂々とした大木に小鳥が沢山群がってます。
赤い実のようなものがなってるみたいなので傍へ行くと、「お~っ連霧(リンムゥ)やがな!
連霧てこんな大木になるんか!今まで見た連霧の木てせいぜい3mくらいやったで。
ここでもおっちゃんおばちゃんが竹竿を振り回して収穫の最中。
アレッ?銀練採りとおんなじメンバーか?間違い無いおんなじおっちゃんが手招きしてるがな。
当たり前のように指図を受けて、今度は連霧拾い。
報酬は現物支給でポリ袋一杯の連霧の実。
ここの連霧は色が真っ赤で水分豊富、歯ざわりシャクシャク、甘味が多い最高級。
薄ピンクいろで、水分と爽やかな酸味だけの連霧は知ってたけれど、こんな美味しいのも有るとは知らんかったなぁ。
出だしから、ポリ袋3つも木の実貰うて、どないするねんな・・。
まだ、1/5も進んで無いんやで。

連霧の木の向こう側に山門のようなものがあるので行ってみると、こっちが正面の入り口。
そらそうやろうなぁ・・。
あのフェンスの切れ目は裏口なんや。
改めてみると、立派な道観ですなぁ。(相当手遅れやねぇ)
門の外側にお乞食さんがへたり込んでました。
木の実収穫の近所のおっちゃんおばちゃんと、怪体な日本人夫婦しか居て無いんやから、希望は持てんよ。
しかし、何かの功徳になるかと小銭を差し上げときました。

地図で確かめると、この向こうに屯門醫院という大総合病院があって、その真裏に610、720系統のLTRの駅が有るようです。
屯門から乗ってきた505系統はちょっと先の麒麟(ケイルン)でぐるりとループ上に走って又起点の三聖総站へ帰って行くんです。
路線図を見ると、LTR全系統の起点のと終点はループになってるんですね。
スィッチバックで今までの前が後ろになる事は皆無。
前進あるのみ、進めや進め。
さすがに儒教の精神、孔子の教え、事物の順を守る事が礼の根本。
ジーッと乗ってたら大阪のJR環状線みたいに1日中乗ってられるのかと思ったら、そうはイカンようで、少なくとも総站(ターミナル)駅では一旦降ろされてしまうらしい。

とにかく駅へ行ってみようと道路を渡ると、LTR屯門醫院車站(軽便鉄道屯門醫院駅)の道標が有った。
アレ?この矢印は真っ直ぐ病院の入り口に向いてるで?
半信半疑で病院の裏口らしき所へ行くと、人の出入の多いこと。
壁に駅への道筋案内が有って、病院の待合室と言うか、ロビーを通り抜けなさいと書いてある。
解釈の間違いやろか?まさかなぁ・・、と躊躇っていると買い物袋下げたおばちゃんやらアタッシュケース持った勤め人風、どう見ても元気バリバリ、病院には縁の無さそうな人が急ぎ足で入って行くんですわ。

おっかなびっくり付いて行くと、広くて明るいロビーで結構人の行き来が激しいですね。
病院のロビーを通り抜けると真ん前に駅が有りました。
丁度電車が着いた所で、結構な人数が真っ直ぐ病院を通り抜けて行きましたねぇ。
確かに病院の建物を迂回すると、5~6倍距離があるけどね。
日本の病院は普通「通り抜けお断り」でっせ。
病院の建物と縁を切った形で、敷地内に連絡通路を通すのならまだしも、こういう「便利やねんからエエやんか」という感覚は大したもんというべきか・・・。

ホームに上がるとかなりの人が電車を待ってます。
720系統が洪水橋(フンスイキゥ)から分岐して天瑞(ティンスイ)行き、610系統が元郎行き。
ひょっとしたら、720に乗って天瑞へ往復してから、610で元郎に1枚の切符で行けるのとちゃうか?
誰ぞに教えてもらお、同じやったら小汚いオッサン、オバハンよりも美麗姑娘がエエなぁ・・。
と一寸可愛い娘さんに訊ねたら「駄目、天瑞で皆んな降ろされる。もう一度切符を買わないと駄目!」とキッパリ言われてしもた。
改札、検札無しやのに皆んなちゃんと切符を買うんですねぇ。
日本やったら改札、検札が有っても「キセル」する手合いがゴロゴロいてるのに、香港人を見直しましたわ。
大陸ではこうはいかんぞ・・・。

お腹も空いて来たから、大人しく610系統で元郎へ行くことにして券売機で切符を買いました。
たまたま出くわさんかっただけで、たまには検札するんやろか?
やってきた電車は適度の混み具合、上手い事通路を挟んで向かい合わせやけど、カミさんも二人とも座れた。
さて元郎で昼飯やなぁ。

2003/12/22

喜愛香港-025 新界巡り-4 元郎 -1

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