昔,大学生の頃,ある英語を含む試験で不合格になったことがある。
そのとき,私は指導教官に呼ばれて,その方はハーバード大学を優秀な成績で卒業された方であったが,次のような御指導をいただいた。
「英語を読むときには,分からない単語があったら,それを辞書で調べ,単語帳に書き留めて,それを繰り返し見て覚えるのですよ」
この言葉をいただいたとき,私は,顔から火が出るほど恥ずかしかった。まるで中学生が言われるような言葉だったからである。しかし,後になってよくよく考えてみると,結局,英語を読むためには,その方法を地道にやり続けるしかないのだなと気付かされた。その先生は,英語を自由自在に操れる方であったが,先生もそのようにして,英語を学ばれたのであろう。結局,覚えることをおろそかにしては,どんな力も身につかないのである。
覚えることを軽視し,「単なる知識や技能」の「詰め込み」などという粗雑な表現をする人たちは,本当には勉強したことがないのだろう。
そのとき,私は指導教官に呼ばれて,その方はハーバード大学を優秀な成績で卒業された方であったが,次のような御指導をいただいた。
「英語を読むときには,分からない単語があったら,それを辞書で調べ,単語帳に書き留めて,それを繰り返し見て覚えるのですよ」
この言葉をいただいたとき,私は,顔から火が出るほど恥ずかしかった。まるで中学生が言われるような言葉だったからである。しかし,後になってよくよく考えてみると,結局,英語を読むためには,その方法を地道にやり続けるしかないのだなと気付かされた。その先生は,英語を自由自在に操れる方であったが,先生もそのようにして,英語を学ばれたのであろう。結局,覚えることをおろそかにしては,どんな力も身につかないのである。
覚えることを軽視し,「単なる知識や技能」の「詰め込み」などという粗雑な表現をする人たちは,本当には勉強したことがないのだろう。