アントワープで野宿する？

3月ひと月をごろごろと過ごし、週末はアントワープへ。ベルギーの首都ブリュッセルから北へ鉄道（特急）で約40分、バロック芸術の花開いた芸術の都。絵画の巨匠ルーベンスの故郷でもあり、現代にはダイヤモンド産業の世界的な中心地。そして王立芸術アカデミーがたくさんのデザイナーを輩出し、ファッションの街としても有名。
　
さて、ワタクシ、マドモワゼル、ダイヤモンドの買い付けに行くではなし、ファッションセンスなど磨きようもないほどのもの、では何をしに～？もちろん、そこにマラソン大会があるから！

昨秋、ブリュッセルマラソンに参加したときに、アントワープマラソンの案内チラシを手配りされ、目星をつけていたのです。これは日本でもよくあること、ひとつのマラソン大会に参加すると、近隣でこれから開催されるマラソン大会のチラシをもらって、そこに行きたくなったりするのです。
　
ルーマニア・ブカレスト～ベルギー・ブリュッセル間には格安航空会社が飛んでいるので、交通費は安くあげられそう。アントワープマラソンはマス・マラソンではないので、4月4日までがオンラインエントリー受付期間、そして現地マラソンエキスポでも直前までエントリー受付しています（今年の場合）。
　
とにかく足を押さえよう、と飛行機は半年以上前に予約・購入済み。種目がいろいろある（マラソン・10マイル・レディスラン5キロ）ので、体調を見ながら直前までエントリーをひきのばし、結局10マイルに。
　
が、宿を押さえるのを忘れていました。ドミトリー形式のホステルはいくつかあって、これらも目星をつけてはいたけれど、予約にまでは至らず。先週になってから大慌てで宿の空き状況を確認すると～しまった！安宿は全部、土曜日泊が埋まってしまっている！！さすがの週末、マラソン大会前夜の宿がない！
　
もちろん、3ツ星やら4ツ星やら、星印の多いホテルは空いています。１泊80～100ユーロの出費になってしまう、これはイタイな。
　
こんなところで状況を受け入れるマドモワゼルではありません。マラソン遠征は金曜日～月曜日、3泊4日の日程で、必要な泊まりは金・土・日。金曜日と日曜日があいている宿があったので、10％の預かり金を支払いひとまず2泊分を予約。ホステルの連絡用アドレスにメールして、「マラソン前夜を何とか泊めてくださぁ～い。」と泣きつくことに。　
　
「解決策を考えましょう。」と良心的な返信メールがやって来て、さらに数日後。「あなたと同じような人がいるから、普段は宿泊者用に使っていない『バンド・ルーム』を提供しましょう。」と。イベントにやってくる音楽関係の人たちを泊めるための部屋だそうです。
　
どっちみちドミトリー形式の相部屋だし、3日間同じ宿に泊まれるだけで便利というもの。まさかアントワープほどのおしゃれな都市で野宿も出来ないし。でも、念のため寝袋くらい持っていくことにしよう、バンドルーム、毛布が不足しているかもしれないので。

アントワープとは：
首都ブリュッセルに続くベルギー第2の都市、 ヨーロッパ第2位の港を抱える湾岸都市でもあります。
アントワープは英語表記のAntwerp（アントワープ）より。ほかにオランダ語由来のAntwerpen（アントウェルペン）、フランス語由来の Anvers（アンヴェルス）などとも表記されます。
日本人にはとくに『フランダースの犬』の舞台の町として有名だけれど、実際のところ、日本人にだけ有名らしいです。



アントワープマラソン、こちらから。ただいまエントリーリスト公開中。
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一番上の画像はこちら「ANTWERP BELGIUM. The diamond capital of the world.」から拝借。


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