ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

ブルガリアのロマの子供

2010-08-21 | ルーマニア&あちこちで・びっくり

 
ブルガリアにもロマ人はいます、上の写真の子供は、顔立ちから判断するだけですがほぼ間違いなくロマ人。  

ブルガリアを旅行中、ちょっと小休憩。バスターミナル内のスタンドでジュースを飲んでいたとき、どこからともなくやってきてテーブルに近づいてきたこの子。私に身振り手振りで何か話しかけてきます。「僕の写真を撮って」、上の写真がその一枚目。



「もう一枚、撮って」、その2枚目。
「変な顔するなあ」~私の注意がその子の表情に向かったその瞬間、この子の手はテーブルの上のボトルに伸びました、ものすごい早技。が、一瞬、私のほうが気付くのが早く、私の右手はテーブルの上のボトルを奪取。男の子は「チッ」と睨むように、でも、すぐにその場から走って逃げました。
 
私はこの後、すぐに小型バスで出発。ここは小型バスの待合所でもありました。こんなことがあってからその街をこれから観光、となると、仲間がいるかも、などとちょっと怖いけれど、移動する直前の出来事でよかったかな。
 
この一件は、すでにルーマニア生活に慣れ始め、悪さをするロマ人たちの存在も知り、十分注意を払うようになっていたときに遭遇したもの。もし、初めての東欧旅行で、初めてのブルガリア滞在だったりしたら、ブルガリアってなんて治安の悪い、子供までがこんな盗みをする国なのだ、と、ブルガリア全体のイメージが悪くなっていたかもしれません。
 
でも今では大丈夫、ロマ人とブルガリア人を区別して考えること、出来ます。もちろん、ロマ人が皆んな、泥棒ではないことも判っているし、犯罪を起こすブルガリア人も居ることでしょう。ブルガリアもルーマニアと同じように、ロマ人の問題を抱えている国なのです。

この夏、フランス政府によるロマ人の摘発が問題になっています。違法行為にかかわったり不法滞在したりしているロマ人を、国外に退去させるというもの。本国送還というからには彼らの出身地、今回多く見られるのはルーマニアとブルガリア。すでに先月からロマ人のキャンプ摘発が行われ、先週19日には本国へ送還が始まっています。最初の送還先はルーマニア・・・。

参考にしたニュースはこちら。
仏に不法滞在のロマ人93人、ルーマニアへ送還
(8月19日 読売新聞)
 フランス政府は19日、仏国内に不法滞在していたルーマニア出身のロマ人93人を定期航空便で同国へ送還した。サルコジ政権が7月末に不法滞在中のロマ人のキャンプ撤去に乗り出して以来、ロマ人を本国送還するのはこれが初めて。
 仏政府は今後、約700人のロマ人をルーマニアとブルガリアへ送還する方針。オルトフー内相は、「同意に基づく送還であり、強制措置ではない」と強調した。
 だが、欧州連合(EU)の執行機関やルーマニア政府は18日、仏政府の対応に相次いで懸念を表明。ロマ人の処遇が外交問題に発展する可能性もある。


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4 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんいちは (茶々)
2010-08-22 19:00:43
そうなんですね。
たしかに色眼鏡で見てしまいそうですが、
個々に違いますよね。

世界地図そうなんですね。
初めて知りました。
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茶々ちゃんのご主人さまへ (マドモワゼル・ヒロコ)
2010-08-23 15:49:46
大事なことは、ロマ人だからと言って色眼鏡でみないこと、まじめに働いているロマの人たちもいるし、伝統文化を守っている人たちもいます。

ロマ人と言ってもいろいろな集合体があるようです。ルーマニアで実際に触れるようになって、初めて知りました。
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来てしまいました! (りり)
2010-08-24 04:28:44
ブルガリアの文字を発見し、またまた来てしまいました!メインストリートで歩いていると必ずロマの子供達がお金をせびってきます。一度25ストティンキ(5円ぐらいでしょうか。私ってケチですね~)あげたら、足りないと言って逆切れされました(笑)
あとドイツ人の友人からブルガリアに住むことになったとき、あそこはジプシーばっかりだから、気をつけなさい。いつも鞄は前に持っていないといけないよ!車買ったら、部品を全部盗まれる国だから!と言われたんですが、その時は既に実際住んでいたので、きっと随分前に行った時の悪いイメージが残ってるんだな~と思いました。ヒロコさんがいうように、私も今は見分けがつくようになったんですが、これがドイツ人の友達のように旅行とかで悪い思いをしたら、そのままのイメージで残ってしまうんでしょうね(悲)

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りりさんへ (マドモワゼル・ヒロコ)
2010-08-24 13:14:04
>足りないと言って逆切れ
これ、私もあります!ブカレストの中心街で、羊を抱いた子供の写真を撮ろうとおもって、1レウ(=ルーマニア紙幣の最小単位で約27円)をあげました。
「写真を撮るならもっとちょうだい。」と堂々と要求してきました~。

逆切れが、暴力に発展しないことを祈るばかりです。
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