ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

ルーマニア式買物のマナー、その⑤

2008-07-26 | ルーマニア&あちこちで・びっくり


その5:お釣りがないとき 
ルーマニアでものを買うとき、お店に「お釣りが無い」という事態がよく発生します。そのときどうなるか?

①小さなものを貰う
小さな個人商店で、ポテトチップス一袋を買ってお釣りが無いとき~おつりがあるところまで紙幣を返してくれて、小銭が足りなくなったらキャンデー1~2個を貰ったりします。

最初、これに遭遇したとき、「あれ?サービスでくれたのかな?」とのんき者の私。おつりが足りないことを指摘すると「これで良いでしょ。」、キャンデーがお釣りの代わりであることを知りました。袋入りの1回分のシュガーだったりすることもあります。

ポケットティッシュを貰ったこともあります。アイスクリーム1.5レイを買おうとしたとき、0.5レイ=50バニのお釣りが無かったことがあります、そのとき、ポケットティッシュを渡され、お店のおばさん、「これでね。」とにっこり。ポケットティッシュ1袋は20バニからせいぜい30バニ。まあ仕方ないかな。

②スーパーでは無視される
おつりが無い、のとはちょっと違うけれども、スーパーなどで10バニ以下のおつりを返してくれないときが多々あります。返してくれないときのほうが多いです。たとえば2.45レイのものを二つ買って4.9レイ、5レイを出しても10バニのおつりをくれないこと、多いです。面倒だからかな?

10バニといえば1レウの10分の一、4.6円くらいなので、私も面倒なので文句言わず引き下がります。POS管理しているレジなのに、過不足金は問題にならないのかな?
 
③お釣りが無いから、外で両替して来い、といわれる 
個人商店での出来事。これも何度も経験しました、「あそこのお店だったら、換えてくれるから、うちの店から来た、と言って両替して来て。」~そこの店に店員は2人いました。一人が店番をして一人が両替に行ってくるのが普通だと思うけど、これは日本式の普通の考え方。ルーマニアではものを買いたい人がちゃんとお金を用意しなければならないようです。わたしは言われたとおりに向かいの店に行き、自分で頼んで両替をしてきました。

④お釣りが無い、の一点張り
地方都市へ行って、3ツ星ホテルに宿泊したときのこと。電話代の清算で100レイ札を出すと「お釣りがありません。」の一点張り。「ここは3ツ星ホテルなのにお釣りが無いのですか?」と食い下がったけれども「無いものは無い!」とピシャリ。これを見ていたマイダーリン、「ここはルーマニアだからね。」と手持ちの小額紙幣で支払ってくれました。ちょっとこれには驚きの3ツ星ホテルのサービス。

⑤店員が他の店に行って両替してくる
これは最後の選択肢かも。サービス精神が余り見られないお店では、自分からめったなことで動こうとはしないのです。よって、いつも動かされるのはお客のほう。ルーマニアでは「お客様は神様です!」などというコピーは、おそらく理解されないかも?

いろいろ紹介して来ましたが、なんと言っても郷に入っては郷に従え、ルーマニア式に慣れるしかないです。もう少しサービス精神があって欲しいな、と思うときもあるけれど、社会主義崩壊からまだ20年も経っていないこの国。変わっていくのにはまだまだ時間が掛かるようで。



おまけの写真は、スーパーのぬいぐるみコーナーで遊ぶマイダーリン。ゴリラちゃんと記念撮影の後は、ワンコとゴリラをこんな風にディスプレイ。ちょっとエッチ!?!


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