デンジャラス・ビューティ２

久々に映画館に行く時間が取れました。ミリオンダラー・ベイビーやザ・インタープリターを蹴散らして「デンジャラス・ビューティ２」を観てしまいました。まさに僕の勘はぴったり。面白かったです。疲れを癒すのに丁度いい面白さでした。

前回の美人コンテスト事件の大活躍で、全米に顔と名前が売れてしまったグレーシー・ハート捜査官（サンドラ・ブロック）。おかげで覆面捜査が出来なくなり、FBIの顔として広報活動に専念するように命令される。同時に恋人にも振られて失意のグレーシーは、自分を曲げて笑顔を振りまきTV出演やサイン会をこなす日々を送っていた。そんな時に、前回の事件で親友になったミス・アメリカのシェリル（ヘザー・バーンズ）が誘拐される。誘拐現場のラスベガスまでやって来たのに、地元の捜査チームはグレーシーを捜査に参加させるどころか、邪魔者として追い払おうとする。重要な情報を掴んだと信じたグレーシーは、捜査チームの下っ端フォアマン（エンリケ・マルチアーノ）を引き込んで犯人探しに突進していく。

美人なんだけれど無頼者の女捜査官と言う設定だけでは物足りないのか、今回はグレーシーにことごとく突っかかる黒人女捜査官フラー（レジーナ・キング）が登場します。彼女は短躯だけれど格闘がめちゃくちゃに強い。なんとかグレーシーを乱闘に誘い込もうとするのだけれど、今回はグレーシーはなかなか切れてくれない。やっぱり、皆から好かれるように努力しなくちゃ、という美容コンサルタント、ジョエル（ディードリック・ベーダー）の影響で自分を抑えている。でも、最後の最後になってやっと格闘場面が出てきました。もちろん、それで自分を取り戻して、フラーとも仲良くなるというお決まりの展開。安心して楽しめました。でも、エンドロールがただのＮＧ集だったのは残念。最後の１秒まで真剣に工夫して欲しかった。