(ほとんど)シネマ日記

できるだけたくさん映画を見たいという希望をこめて

クイ-ル

2004-03-27 06:53:19 | 映画か行
実在した盲導犬クイールの一生をそのまま映画にしています。 お涙頂戴の感動秘話なのかと思いましたが、実際にはごくあたりまえのような盲導犬の生い立ち、訓練、飼い主との出会いから年老いて死ぬまでを淡々と描いていました。でも、だからこそ、とても感じのいい映画に仕上がっているのですね。 目を見張るスペクタクルや興味を繋ぐストーリーが無いので、大人の観客をたくさん集めることは無理だと思いますけれど、春休みの子 . . . 本文を読む

ペイチェック

2004-03-25 06:51:15 | 映画は行
たぶんちょっと未来の話。自由に人間のある時期の記憶を消せる技術が完成していた。天才的なエンジニアのマイケル(ベン・アフレック)は、企業の求めに応じて極秘の開発を行い、その間の記憶を消すことを条件に多額の報酬を得ていた。ある会社が開発した画期的な3次元ディスプレーを持ち込んで研究室に篭ったマイケルは、2ヶ月間でその製品の技術を徹底的に解析してコピー製品を開発してしまう。それが終わると、マイケルは研究 . . . 本文を読む

イン・アメリカ/三つの小さな願い事

2004-03-20 06:48:34 | 映画あ行
もう観てからだいぶ経つけれど臆せず感想を書いちゃいましょう。実は、結構この映画を気に入りました。こういうドキドキ系と淡々系の中間ぐらいの映画は、見飽きないというか、観終わった後に、じわじわと良かったという気分になってきます。 夫婦と幼い姉妹の家族が、アイルランドからアメリカに移民してくる。 父親のジョニー(バディ・コンシダイン)は役者志望だが、職にありつけない。母親のサラ(サマンサ・モートン)は . . . 本文を読む

シカゴ

2004-03-16 12:03:27 | ミュージカル・演劇
良くなかったですね。かなりいい席だったのに、今までに観たシカゴの中で最悪でした。 だいたい日曜の夜というのが悪かったです。ブロードウェイでは、多くの演目は日曜は昼公演だけになっています。しかし、シカゴは映画人気が続いているのか日曜にもマチネとイブニングショーをやっていました。NY滞在中に一本でも多く観たい僕は、わざとこの日の夜をシカゴに当てました。それが良くなかったようですね。役者さんも疲れてしま . . . 本文を読む

マスター・アンド・コマンダー

2004-03-16 06:45:55 | 映画ま行
帆船時代の海洋冒険映画です。しかし、冒険そのものではなく、グラデイエータことラッセル・クロウの船長としてのリーダーシップと苦悩を見せるための映画でした。  19世紀初頭、ナポレオン率いるフランス軍がヨーロッパを席巻していた。唯一ナポレオン軍に立ち向かうイギリス海軍にはラッキー・ジャックと異名をとる名将ジャック・オーブリー(ラッセル・クロウ)がいた。ジャックの率いるサプライズ号に与えらた使命は、フ . . . 本文を読む

ワンダフルタウン

2004-03-12 12:02:17 | ミュージカル・演劇
楽しい舞台でした。昨年の12月に続いてブロードウエイで2度目の観劇です。ぼくの予想に反して、ロングランに突入しそうな勢いです。 ちょっと、12月の感想で書いたあらずじを訂正しておきます。 1930年代のお話、ルース(ドナ・マーフィ)とエイリンー(ジェニファー・ウエストフェルト)の姉妹がオハイオからニューヨークに出てくる。姉は新聞記者に、妹はショーガールになる夢を持ってやってきた。しかし、着いたとた . . . 本文を読む

オズの魔法使い

2004-03-11 12:01:00 | 映画あ行
ミュージカルの感想ばかり続いてしまったので、このあたりで映画を一本。でも、ごめんなさい、ミュージカル映画なんですよ。この歴史的な名作のDVDが1500円で売っていたので、つい買ってしまいました。 ドロシー(ジュディー・ガーランド)は、叔母さん夫妻とカンザスの田舎に住んでいた。ある日、大きな竜巻が襲ってドロシーと愛犬トトが家ごと巻き上げられてしまう。竜巻が収まって家が落ちたところは、不思議な小人達 . . . 本文を読む

リトル・ショップ・オブ・ホラーズ

2004-03-11 11:59:55 | ミュージカル・演劇
これは、とても有名な舞台のリバイバルですね。1960年に作られた映画がオリジナルで、その後にミュージカル舞台化と映画のリメイク(1986)がされたようです。僕は、映画は見ていませんが、テーマソングは子供の頃にヒットしていたことを覚えています。いつも、ガーシュインやバーンスタインなど、いわゆるアメリカのスタンダード・ソングばかり聴いているので、R&B調のこのミュージカルは新鮮でした。  小さな花屋の . . . 本文を読む

42ndストリート

2004-03-11 11:57:59 | ミュージカル・演劇
42ndストリートも3回目の観劇。やっぱり僕はこのミュージカルが好きですね。ハッピーなストーリーだしダンスも曲も楽しい。それに、今回観てはっきり気が付いたけれど、各場面の構成や舞台仕掛けがとても工夫されていて飽きさせない。歌では一番いいのは、やはりペギーを皆で連れ戻しに行く場面の、ララバイ・オブ・ブロードウェイでしょうか。(あらすじを知りたい方は、昨年9月の感想をみてください。) 今回のペギー・ソ . . . 本文を読む

タイムリミット

2004-03-05 11:56:15 | 映画た行
一つ嘘をつくと、それを隠すために次々に嘘をつかなければならなくなるという、典型的な例を見せてくれます。思いっきりハラハラさせてくれるのですけれど、どうも結末は納得いかないなぁ・・・。 フロリダの警察署長のマット(デイゼル・ワシントン)は妻のアレックス(エバ・メンデス)とは不仲で、高校時代の同級生アン(サナ・レイサン)と不倫をしていた。ある日、マットはアンに頼まれて病院に付き添いに行く。そこで、アン . . . 本文を読む