鴨が行く ver.BLOG

鴨と師匠(ベルツノガエル似)と志ん鳥のヲタク全開趣味まみれな日々

「ラスコー展」補足&年末ご挨拶

2016年12月31日 15時28分03秒 | 日々の雑記
中野ブロードウェイ「BLOX2」における正月飾り。

敢えてそこにそう飾らなくてもヽ( ´ー`)ノ

まぁ中野らしくはあるヽ( ´ー`)ノ
さて、先日行ってなかなか楽しかった「ラスコー展」、補足情報です。
来年春に多賀城に巡回するってよ、なっちゃん!
何で仙台じゃないんだろうね(^_^;仙台市博物館あるのに・・・。

そして、年末のご挨拶でございます。
ケージに門松が出たぴ。
志ん鳥のケージも迎春モードでございます。昨日動物病院で処方してもらったお薬のおかげで、だいぶ元気になりました。良かった良かった。
それでは皆さん、良いお年を!
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今年読んだSF 2016

2016年12月30日 14時42分03秒 | ゲーム・コミック・SF
大掃除も買い出しも終了し、迎春花を玄関に飾って、まったり過ごす年末休暇・・・のはずが、志ん鳥が風邪をこじらせて慌てて動物病院に行ってきた鴨ですヽ( ´ー`)ノ
年末って、動物病院も混むのね(^_^; 犬猫に囲まれて乳臭い年末ですわ。

さて、通勤電車の中で読み続けているSFのレビュー、今年の総ざらえ。
SFレビューをまとめ始めて8年目、まだまだ読みたいSFはなくなりません。古典はもちろんのこと、新作も面白そうなのがガンガン出てますねー。評価がまだ定まっていない新作は、これまであまり手が伸びない分野ではあったんですが、最近はTwitter等でリアルタイムに評価を確認できるようになってきましたし、新作にも臆せずチャレンジして行きたいと思います。
今年読んだSF、どーんとこちらー。

キャッチワールド/クリス・ボイス
かめくん/北野勇作
あなたの人生の物語/テッド・チャン
デューン砂の惑星<上・中・下>/フランク・ハーバート
前哨/アーサー・C・クラーク
ヨハネスブルグの天使たち/宮内悠介
中継ステーション/クリフォード・D・シマック
風の十二方位/アーシュラ・K・ル・グィン
日本沈没<上・下>/小松左京
カメリ/北野勇作
さよならダイノサウルス/ロバート・J・ソウヤー
クローム襲撃/ウィリアム・ギブスン
タイムアウト/デイヴィッド・イーリイ
太陽の簒奪者/野尻抱介
あまたの星、宝冠のごとく/ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア
オービタル・クラウド<上・下>/藤井太洋
死の鳥/ハーラン・エリスン
パヴァーヌ/キース・ロバーツ

・・・そうだ、いきなり「キャッチワールド」から始まったんだった・・・(^_^; アレはすごかったな・・・(^_^;

今年は上下巻続きの比較的長い作品を多く読んだから、まぁこれぐらいの読了数で妥当なところですかねヽ( ´ー`)ノ
同じ年の間に同じ作家の作品を複数読むのは出来るだけ避けるようにしてるんですけど、北野勇作作品はとても気に入って、「カメリ」が新刊で出たときに速攻ゲットして読みました。独特のふんわりした筆致の中にエッジィなSF的センスを秘めた、面白い作風の作家です。教えてくれたTwitterフォロワーの「桔梗花」さん、ありがとうございますヽ(^o^)ノ
そして毎年恒例、どうしてもレビューをまとめられなかった作品。今年は「日本沈没」のレビューをまとめられませんでした。いや、感想が無いわけじゃない、というかありすぎるぐらいで、自分の中でもう少し寝かせないと文章化できないな、と感じています。それぐらいパワフルかつ深遠な作品です。

今年は意外と、「そんなに期待してなかったけど読んだら面白かった」という掘り出し物が多かった印象です。来年もそんな「掘り出し物」SFにたくさん出会えると良いなー。
来年のこの時期に、掘り出し物を皆さんにご紹介できることを祈りつつ、クリア・エーテル!
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最近読んだSF 2016/12/28

2016年12月28日 23時24分09秒 | ゲーム・コミック・SF
今年最後のSFレビューです。年内に読み切れて良かったー。
何かとせわしない年末に、豊かな読書体験をさせてもらいました。名作です。

パヴァーヌ/キース・ロバーツ、越智道雄訳(ちくま文庫)

1588年、英国女王エリザベス1世が暗殺され、スペイン無敵艦隊がイギリスに侵攻。ローマ法王の支配下に入ったイギリスは、宗教革命も産業革命も起こらず中世の封建社会のまま20世紀を迎えていた。科学技術の発展は法王庁に寄って厳しく制限され、ガソリン駆動の自動車ではなく蒸気機関車が主要な交通網を形成し、手動の信号塔が通信インフラを独占している閉鎖的な世界。しかし、20世紀も半ばを過ぎ、この社会のあり方に違和感を感じる者たちが、それぞれのやり方で叛旗を翻し始める・・・

何と美しい物語。
荒野を疾走する漆黒の蒸気機関車、雪原の中屹立し信号を送り続ける信号塔、黒ずんだ入り江と波間を翔る白い舟、薄暗い工房に差し込む窓の光・・・
この作品は、ジャンルSF的に言えば「改変歴史もの」。中世の暗黒時代の延長線上にある「もう一つのイギリス」の歴史における様々なエピソードを描いた連作集で、基本的に陰鬱で暗いトーンで占められています。しかし、その中で描き出される「もう一つのイギリス」の風景の美しいこと、艶やかなこと。光の加減から空気の湿度感までがリアリティたっぷりに感じ取れるぐらい、迫真の描写力をもって読者の眼前に広がります。作者のキース・ロバーツはイラストレーターでもあるそうで、確かな描写力はその辺りに由来するのかもしれませんね。

改変歴史SFの名作として名高く、サンリオSF文庫から発刊されたりもしていましたが、SF風味は薄めです。読了しての印象は、マジックリアリズムによる重厚な歴史ドラマ。世界の変革に向けて静かに闘志を燃やす人々の姿をリリカルに描き出し、その試みが最終章に至って切々たる感動を呼びます。
ただ、読了した後に最初から少し読み直して、改めて気づいたんですけど、この作品、20世紀末を舞台としてるんですよね。20世紀末に蒸気機関車が走り回って、信号塔がカタカタと手動で通信を伝達して、お城には領主と兵隊がいて年貢を取っている、そこに気づくと改めて驚きます。この発想は正にSFですよ。描写がとにかく丁寧でリアルなので、読んでるとつい忘れちゃうんですけどね(^_^;

日本での紹介例が非常に少ない、知る人ぞ知る作家らしいですが、ぜひ他の作品も読んでみたいですね。
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TBS落語研究会 第582回

2016年12月26日 22時35分55秒 | 歌舞伎・落語・古典芸能
久しぶりのTBS落語研究会、今年最後の例会です。
年もここまで押し迫ると、結構空席多いですね(^_^; 演目はこちらー。

「たらちね」柳家小はぜ(途中参加のため未見)
「四段目」隅田川馬石(途中参加のため未見)
「鰍沢」林家正蔵
 〜仲入〜
「だるま」三遊亭歌武蔵
「睨み返し」柳家権太楼

歌武蔵師匠、何だったんだあの噺は(^_^;
予告無く新作落語が出ると、まじビビりますわ(^_^;

権太楼師匠、風格の顔芸ヽ( ´ー`)ノ
くすぐりできっちり歌武蔵師匠を落とすところといい(笑)、さすがの名人芸。いやー、良い笑い納めになりましたわ。

来年も、良い高座をたくさん観られると良いなー。
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「扇辰日和」に行ってきました

2016年12月25日 15時20分03秒 | 歌舞伎・落語・古典芸能
我が街中野の区立演芸場「なかの芸能小劇場」。
これまで一度も行ったことが無かったんですけど、入船亭扇辰師匠が定期的に落語会を開催しているときいて、師匠と一緒に出かけてみました。雑居ビルの2階、てっきり温泉旅館の宴会場的な雑な空間かと思っていたら、予想に反してちゃんとした100席のホールでした。全席自由席、でも小さなホールですのでどの席でもよく見えます。演目はこちらー。

「織田茶道」入船亭辰のこ
「紫檀楼古木」入船亭扇辰
 〜仲入〜
漫才 ホームラン
「薮入り」入船亭扇辰

たっぷり2時間半、これで2,000円。お得だーヽ(^o^)ノ
ホームラン、超面白い(笑)
会場サイズが正に寄席の規模で、アットホームな雰囲気がとても良いですね。扇辰師匠もリラックスした感じ(まさか着替え中に舞台に出てくるとは思わなかったけどヽ( ´ー`)ノ)。機会があったら、また行ってみたいと思います。何といっても地元だし。

自治体で演芸場を運営してるところって、珍しいんじゃないですかね。
いただいたチラシに寄れば、かなり頻繁に、しかも大御所が高座に上がるようなので、マメにチェックしますー。
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ラスコー展に行ってきました

2016年12月22日 21時39分36秒 | 美術館・博物館
これねー、正直そんなに期待してなかったんですけど、なかなか面白かったです!オススメ!
やっぱり科博は楽しいなー。

特別展「世界遺産 ラスコー展〜クロマニョン人が残した洞窟壁画〜」(公式サイト)

教科書によく登場する、あのラスコーの壁画です。実物大模型が科博の企画展示室にどどーんと並んでます。
えーでも、しょせんレプリカでしょ?・・・まぁ、確かにレプリカなんですけど、ラスコーの壁画ってこんなにデカかったの!?Σ(-Δ-;これはねー、実物大で目にしないと、迫力が伝わりませんねー。力強い筆致といい、洞窟自体の複雑な構造といい、何故わざわざここにこんな絵を描いたのか未だに謎だという点といい、いろいろと驚き満載。

暗闇の中、なぜこれを?

鳥 人 間

もぅ謎過ぎて、突っ込みどころ満載ヽ( ´ー`)ノ
石器時代の人類の文化を解説した展示も、すごく勉強になりました。クロマニョン人の時代になって、急速に「美意識」が発展するんですね。現代の我々の目で観ても、クールでカッコいい武器や彫刻がずらりと並んでます。
とりあえず、歴史好きは観ておいて損は無い展覧会です。客層は割と高め、落ち着いた雰囲気で良いですよー。
ラスコーって、ドルドーニュにあるんだ・・・。
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ロフォフォラの歴史

2016年12月20日 21時16分10秒 | 園芸
すっかり寒くなって、最近は洗面台の横で室内暮らしをしている我が家のロフォフォラ・ディフューサ。
2014年の秋に鶴仙園池袋店で購入して、今でも元気に過ごしています。

2014年9月

2015年8月

・・・地道に大きくなったねぇ・・・めちゃくちゃゆっくりだけど・・・(-_-)

多肉植物にハマった当初から憧れの品種だったので、無事にここまで成長してくれて嬉しいです
今の鉢がだいぶぱつんぱつんだから、年を越して暖かくなったら一回り大きい鉢に植え替えてあげようと思います。大きくなれよー!
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ローグワン 観てきました

2016年12月17日 17時19分24秒 | ゲーム・コミック・SF
スターウォーズ・シリーズのスピンオフ(と言って良いのか?ヽ( ´ー`)ノ)「ローグワン」、さっそく観に行ってきましたー。
詳細はネタバレ防止で控えますが、SW好きなら観ておいて損は無い作品だと思いますよ。ただし、SWっぽくない作品です。ジェダイが表舞台から消えた時代を描いていますからね、登場人物は全員「普通の人々」ばかりで、普通の人々が全力を尽くして敵に立ち向かう姿を描く比較的地味な作風です。特に前半の展開がけっこうタルくてですね(^_^;「あれ、失敗したかなこれ・・・」と不安を覚えつつ鑑賞しておりましたが、後半から一気にストーリーが加速して面白くなりますので、前半は我慢して観てください!(笑)

さて、観に行ったTOHOシネマズ新宿で、ロビーがSW一色になっていたのが楽しかったヽ( ´ー`)ノ

等身大ストーム・トルーパー!

ひゃーフィギュアだらけだーー

ひゃーーースター・デストロイヤーだーーー!

もぅ写真取りまくりですよ。鴨より熱心にカメラを向ける男性一人客多数ヽ( ´ー`)ノ
スター・デストロイヤーで思い出しましたけどね、作品中でスター・デストロイヤーがああいう使い方されるとは思いませんでしたねヽ( ´ー`)ノちょっとだけネタバレ。
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まだまだカープ

2016年12月14日 21時01分06秒 | 広島東洋カープ
久しぶりに銀座の広島県アンテナショップ「tau」に寄って、2階のカープコーナーをチェックしてきました!

首都圏限定優勝記念Tシャツ ゲット

黒田博樹選手のレプリカユニフォーム(ビジター) ゲット

昼休みにTwitterチェックしていて、首都圏限定優勝記念Tシャツの存在を発見し、「おおっ!」と思ってノー残業で銀座に向かったんですが、むしろ黒田ユニをゲットできた方が嬉しい
来年は、師匠と一緒に「黒田&新井」のレジェンド揃いで球場に応援しに行きます!

優勝記念Tシャツのバックプリントが面白いヽ( ´ー`)ノ黒田と新井さん・・・。
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最近読んだSF 2016/12/12

2016年12月12日 22時24分57秒 | ゲーム・コミック・SF
すっかり年末モードですねー。今年中にSFあと一冊読めるか読めないか、ギリギリだなー。
そんなこんなで先日読了したSFをレビュー。とりあえず、装丁のデザインがカッコいいいヽ( ´ー`)ノ

死の鳥/ハーラン・エリスン、伊藤典夫訳(ハヤカワ文庫SF)

ワン・アンド・オンリーな孤高のSF作家、ハーラン・エリスンの日本独自編集短編集。
日本人SF者として何が嬉しいかって、収録作全てが伊藤典夫氏の翻訳だということ。エリスンの作品は、全編これ暴力と狂気の世界です。猥雑で非情で容赦のないこの世界観を、悪趣味一歩手前のギリギリのラインで美しい言葉遣いでまとめる手練の技は、正に伊藤典夫氏の職人芸。

10編の短編が収められていますが、「これSFじゃないでしょ」な作品も結構あります。でも、何だろうなぁ、SFというジャンル分けするのがもったいないような独特の存在感。
ブラッドベリの妖艶さでもなく、ディレイニーのスタイリッシュさでもなく、正に「エリスン節」としか言いようの無い独特のグロテスクさと、並行して光り輝く問答無用の「カッコよさ」。何が言いたいのかよく判らない描写も、正直結構あります。でもそんなことどうでもいいんだよ、だってカッコいいじゃん!と大声で主張したくなる、唯一無二の香気。表題作の壮大にして壮絶な香り高さといったら、語弊を恐れずに言えば筒井康隆「幻想の未来」に通ずるものを感じました。
他に鴨が気に入ったのは、「おれには口がない、それでもおれは叫ぶ」「プリティ・マギー・マネーアイズ」「ジェフティは五つ」の3編。SFのネタとしてはどれも大して面白いネタじゃないんですけど、表現次第でここまで面白くなるんだなと思わせるカッコ良さです。

ただ、短編集としての完成度は「世界の中心で愛を叫んだけもの」の方が上かなー、と・・・。
この辺は好みの問題ですので、未読の方はぜひピュアな心持ちでチャレンジして欲しいですね。
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