鴨が行く ver.BLOG

鴨と師匠(ベルツノガエル似)と志ん鳥のヲタク全開趣味まみれな日々

デューン砂の惑星part2 観てきました

2024年03月16日 13時39分14秒 | ゲーム・コミック・SF
はいっ、昨日は年休をいただいて、師匠と一緒にゴジラの映画館に出かけてまいりました。
公開初日に観にいくぞ、と、前々から決めてました!

映画『デューン 砂の惑星PART2』公式サイト

映画『デューン 砂の惑星PART2』公式サイト

映画『デューン 砂の惑星PART2』公式サイト。大ヒット上映中!

ワーナー・ブラザース映画

 


原作ファンの皆様、覚悟してください。原作とかーなーりー印象が違います。
ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が次作「砂漠の救世主」まで読み込んだ上で、独自の解釈も含めて練り上げたことがよくわかる、監督の本気度を感じます。

救世主になどなりたくないのに、運命の歯車に回されて懊悩するポール。
フレメンの信仰心を利用できることに気づき、ポールを救世主にするため暗躍する母ジェシカ。
古びた言い伝えの主役に祭り上げられていくポールを見守る、救世主伝説を信じない実直なチャニの戸惑い。

とにかく、各キャラクターの心理面の深掘りが凄まじいです。原作ではさらっと描かれている心理描写を分厚く盛り込み、逆に原作の印象的なシーンである「命の水」を摂取した際のサイケデリックな描写は控えめです。その結果、この作品は大変重厚な心理劇・政治劇となり得ています。
ポールが残酷な未来を幻視するシーンなど、「砂漠の救世主」に踏み込んだと思わざるを得ないシーンもちらほらとあり、美しく成長したアリアがワンシーンだけ登場するのを見るに至って、これはヴィルヌーヴ監督、part3を制作する気満々だな・・・と確信しました。
もちろん、最新の映像技術を駆使した映像美も、さすがのヴィルヌーヴ節。砂虫の疾走感たるや、荘厳さたるや!砂虫に乗って高速移動してみたい!(笑)
なお、パンフレットに掲載されている堺三保氏のコラムが、原作ファンとして「うんうん、そうよねそうよね」と首がちぎれるぐらい頷きまくれる内容なので、SF者はパンフも必買!

世界的に売れているようなので、おそらくpart3の制作はほぼ確実でしょう。
あのとんでもなく救いようのない「砂漠の救世主」を、ヴィルヌーヴ監督はどう料理する気なのか?今から興味津々です!!!
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