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【母問題】カウンセリングについて。鶴木先生訃報。

2015-07-27 03:15:55 | 母問題
S先生の「(母が)カウンセリングを受けたらどうか」という提案に、返事を書かなければ。しかし結局先生を深く巻き込んでしまっている。大変申し訳ない。母の思う壺だ。もーう!

そこへ飛び込む大学ゼミ恩師鶴木眞先生の訃報。ああ、ゼミ後輩と会いに行こうと言ってたのに。
前におうちにお邪魔した時に傘を忘れてしまい「ちゃんととってありますよ」と連絡を頂き、梅雨になる前にと思っていた。
雨が降る度鶴木先生を思い出した。「いかなーくちゃ、雨に濡れ」と陽水の歌が脳内で流れていた。

8日のMARIBARなすびにはゼミ仲間が来てくれて「鶴木先生に会わないと」「え?そんなにお悪いの?」「GWに行った人が焦っていた」と話した、1週間後であった。

「慶應で私を知らないのはモグリよ。私は塾長だってブッ飛ばしてやるんだから!」と威張る母と、鶴木先生は古い友人である。「お母さんにはよくぶたれた」と笑っていた。
ご自身がご病気で大変なのに、お目にかかるたび「お母さんは元気?」と気にかけて下さった。

母に鶴木先生の葬儀の日程・場所をメール。無反応。

S先生への手紙。

「2015年7月16日

S先生 お手紙をありがとうございました。

母に精神科、カウンセリングなどを薦めたことは何度かあります。
何年か前、鬱で近所のクリニックに行きました。
鬱の酷い時は出かけられませんので、クリニックに行った時点で鬱から脱していたのでしょう。薬をもらって、元気(躁状態)になって、多分2回くらいで通院は止めました。
自己判断で薬を飲んだり止めたりして、危険だなと思いました。

その後、私がテレビで「双極性障害」(躁鬱病)を知って、症状が母の状態と近いと感じました。母に言ったところ「私を気違い扱いするのか!私は正常よ!」と激怒して席を立ち、口をきいてくれませんでした。

私は医者でもカウンセラーでもないし、日常生活に支障をきたしてはいないし(いろんな人とケンカになったり、クレーマーになったりはしていますが)、薬漬けで鬱病になったり、認知症になるよりいいかとそのままにしています。

S先生の仰るとおり、専門家の力を借りるのも良いと思います。心理学者や精神科医の本を送ってみたのはそういう考えもあったのですが、母には伝わってないようです。

双極性障害の軽躁状態(I型)は、高揚感と万能感から本人には病気と感じられないのだそうです。はっきりした原因や治療法も未だなく、学会や医療現場で議論されている段階のようです。 そうした状況で診療を薦めていいものなのか……。

先日、某女将さんが歌舞伎に連れて行って下さり、いろいろ話をしました。 母のことが気になるのは、私がしたいことをやっていないからじゃないか、と言われて、また考え込んでしまいました。

「嫌われる勇気」のアドラーの影響もあり、私が一番優先するのは自分の健康と愛、毎日楽しく必死に生きることです。目標はなし!

と女将さんに言ったら理解し応援して頂きました。母とは話が出来なくても、S先生とか、女将さんのように温かく見守り励まして下さる方に恵まれて、本当にありがたく幸せに思います。

母にも母の人生を楽しく生きてもらえたらと思います。

昨日、この手紙を書いているときに大学ゼミの鶴木眞先生の訃報が入ってきました。

冬に鶴木先生のお家にお邪魔したのが最後になってしまいました。

女子高に入れたのも鶴木ゼミに入れたのも母のおかげです。 S先生、鶴木先生、他多くの素敵な先生先輩友達に会えたのも母が慶應義塾で働いていてくれたから。

本当に感謝も尊敬もしているのですが、母の期待は遙かに大きく重いようで、しんどいです。

S先生と落語デートでもして、笑い飛ばしたいです! 落語はあまりよく知らないので、教えて下さい。
暑くなりますのでどうぞお身体ご自愛くださいね。

桜井真理

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