信州山里だより

大阪弁しか話せないの信州人10年目。限界集落から発信している「山里からのたより」です。

太陽光発電パネル、設置できるかな?

2012年11月29日 23時43分45秒 | Weblog
2012年11月29日(木)記

早いもので今日は11月の29日。最近のこのお便りも「つぶやき(twitter)」ばかりになってしまって、山里のお便りはいつでしたか忘れるほどです。その間お知らせしたいいろんなことが起こっているのですけれど…。
という訳で今日は、久しぶりに。

2週間ほど前に連絡していた太陽光発電の取り付けについて、きょう業者が家を見に来ました。

我が家は実際のところトータルとしてエネルギー消費量は少ない方です。
さらに使っているエネルギーの種類も、電気、ガス(LPG)、灯油、薪、炭(時々)の5種類ですので一般家庭より多いと思います。
これは購入当時で110年超だったこの古民家をリフォームするときに、意識的に選んだものでした。

リフォームするとき、住んでいるY区のみならず近隣の集落の中でも古い方なので末永く大切にしたいと思い、火事だけは絶対に出さないと考えていたので、オール電化も考えたことがありました。
でもそれは頭によぎったということで、40年も以前から反原発の立ち位置を考えると、少々悩ましいことでした。

さらに私は、個人も国家も、エネルギーと食糧はできる限り自給率を高めなければならない、でないと自立あるいは独立を果たせないと心底思っているので(したがってTPPは絶対反対)、結果的に5種のエネルギーを使うことになりました。

そして3.11です。
私にとっての3.11は地震、津波、そして原発事故です。

地震、津波については、録画した特集番組を忘れないためにも時折見返しては胸がつかえ、目もうるんでくるのですが、原発事故に対しては今も怒り心頭以外なにものもありません。
アメリカの戦略に取り込まれ、自民、公明が推進し、でたらめな会社が運営し、御用学者がお墨付きを与え、マスコミが一般国民を洗脳した結果が、人々の生活を奪い、美しい故郷や国土を失ってしまったこの惨状を、反省たりともしない。
http://subetetsunagaru.blog133.fc2.com/blog-entry-352.html

かといって原発の電気を使いたくはない、少々割高でも水力の、あるいはガスタービンの電気を使いたいと思っても制度上なんともならない。
こんな場合どうしたら、私自身を納得させることができるのかという訳で、太陽光発電を取り付けようと考えた次第です。
幸い私の家は、山の中、樹木に取り囲まれているにも拘らず、ムラの人がうらやむほど日当たりが良い。特に南側の大屋根はうってつけなので、資金面もなんとか工面して(補助金もあてにして)。


業者さんが屋根をいろんな角度からみた結果、「難しいかもしれない」。
この言葉にはショックでした。「なぜ?」。

その理由は、我が家の屋根は約1m(もっとかな?)の厚さでカヤで葺いてあり、その上からトタンをかぶせているために太陽光発電パネルを支える金具を固定しにくいこと、たとえ固定できたとしても屋根の勾配がきつくてより一層金具に負荷度合いが大きくなること、ということで難しいかもしれない、ということでした。ただし今日のところはいったん会社に持ち帰って、より詳しく検討してみる、ということでした。

連れ合いも残念だったらしく、南向きのり面での設置はどうだろうかと思案していましたが、屋根の補強工事なり、工夫してなんとかパネルを設置できたらいいのにと思っているのですが…。

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