宇宙人ポール

監督 グレッグ・モットーラ
キャスト サイモン・ペッグ、ニック・フロスト、ジェイソン・ベイトマン、クリステン・ウィグ、ビル・ヘイダー、シガニー・ウィーバー、ジェフリー・タンバー
2011年　イギリス、アメリカ
ジャンル：SF、コメディ

【あらすじ】
アメリカのコミック業界最大のイベント“コミコン"に参加するため、イギリスからはるばるやって来たSFオタクの若者グレアムとクライヴ。そんな彼らのもう一つの目的は、アメリカ西部に点在する有名なUFO関連の名所を巡ること。さっそくキャンピングカーでドライブに繰り出すが、いきなり車の事故現場に遭遇、様子を見に近づいた2人の前には、なんと本物の宇宙人が姿を現わしたのだった。“ポール"と名乗った宇宙人は、60年前に不時着して以来、政府機関に囚われの身となっていたのだった。グレアムとクライヴは、アメリカ文化に染まりきったポールの言動に戸惑いつつも、彼を故郷の星に帰してあげようと一肌脱ぐことにするのだが…。

【感想】
既視感が強いですけど、最後まで安定して面白かった。「E.T.」とか「未知との遭遇」あたりをうまく連想させた作品でした。

宇宙人が陽気で人間臭くてそのギャップで楽しませてくれました。一人だけ関西人が混ざっているような感じでした。ただその宇宙人ポールはあまりかわいくもないし、宇宙人としては平凡な容姿なのでもう少し愛嬌のある顔でも良かったかもしれません。　

ロードムービーとして見ても旅の楽しさが伝わってくる内容でした。3人＋１匹がとても賑やかで一緒にいたら面白そうでした。

ギャグもタイミングよく挿入されていました。中でもラストで僅かな時間だけ登場したシガニー・ウィーバーの扱いが酷くてとても目立っていました。（しかし殺す必要はなかったと思います。）ホモネタはくどかったです。

ラストの別れがあっさりしていたのと、エンドロールでストーリーが続くのが微妙でしたが、ダラダラとした中にも面白さがある作品なのでこれでもいいかなと思います。

時間つぶしにはもってこい。

お薦め度：★★★★★★☆☆☆☆

	宇宙人ポール [Blu-ray]
	クリエーター情報なし
	ジェネオン・ユニバーサル