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大統領の陰謀

2010-03-17 00:14:00 | ★★★★★★★★☆☆
監督 アラン・J・パクラ
キャスト ダスティン・ホフマン、ロバート・レッドフォード、ジェイソン・ロバーズ、ジャック・ウォーデン、ハル・ホルブルック、ジェーン・アレクサンダー、ネッド・ビーティ、リンゼイ・クローズ、マーティン・バルサム
1976年 アメリカ
ジャンル:ドラマ、ミステリー、実話

【あらすじ】
アメリカ史にその悪名を刻みつけた男。その名は“ニクソン”。大統領であった彼を失脚させたウォーターゲート事件を暴いた2人の新聞記者。その取材活動を、克明に、センセーショナルに描き出す。

【感想】
日本で言うのなら鳩山の金に関する悪事を映画化したようなもの。アメリカという国はこういう点は本当に凄いと思う。日本のマスコミでは絶対になし得ないプロの仕事とそれを映画化してしまう発想。これを観てしまうと「フロスト×ニクソン」は後のおまけの話に思えてしまう。

ウォーターゲート事件が起こったのが、1972年ですから、僅か4年弱で映画化したことになる。警察やFBI、CIAまでもがホワイトハウスの圧力に屈した事件がワシントン・ポストの取材によって大統領が辞任に追い込まれるに至ったわけですから、テーマとしてもドラマティックな題材であると言える。

この事件の担当記者という非常においしい役を演じたのはダスティン・ホフマンとロバート・レッドフォード。実に絵になっていました。スターのオーラを感じるほどです。二人が執念の調査によって事件の糸口を掴めたことを上司に報告しても、まだまだ証拠が足りないと記事にするのを断られてしまいます。これを何度も繰り返し、遂に一面記事にこぎつけるまでの経緯。翌日、記事の内容について大非難を受けるが、そこは記事を書いた二人に対して上司がしっかりと責任を持とうとする姿は良かった。

欠点としては知識のない人がウォーターゲートを知る教材としては不親切であるという点。事件そのものが非常に複雑な手口であるため本作で事件の内容全てを理解するのは無理だと思う。

とはいっても奇跡と言ってもいいマスコミの活躍、このテーマを映画化してしまうという2点に映画の内容とは別に加点させていただきたいと思います。

お薦め度:★★★★★★★★☆☆

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