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大いなる陰謀

2009-03-29 00:00:19 | ★★★★☆☆☆☆☆☆
監督 ロバート・レッドフォード
キャスト ロバート・レッドフォード、トム・クルーズ、メリル・ストリープ、ピーター・バーグ、マイケル・ペーニャ、デレク・ルーク、ケヴィン・ダン
2007年 アメリカ
ジャンル:ドラマ、サスペンス

【あらすじ】
未来の大統領候補の呼び声高いアーヴィング上院議員は、大物女性ジャーナリストをオフィスに呼び、密談を行った。対テロ戦争における極秘作戦の情報をジャーナリストにリークする議員と、彼の行動の裏に巨大な陰謀をかぎつけるジャーナリスト。一方アフガニスタンの山中では、「国を変えるために、戦場へ行く」と希望を手にアメリカを旅立った青年2人が、生き残りを賭けた壮絶な戦いを強いられていた。彼らの恩師である大学教授は、教え子たちの安否に思いをはせながら、教育者の立場から世界を変えるための闘いに乗り出していく……。

【感想】
この問題(もっと具体的に言うのならばアメリカという国の体質)について個人的に意見を述べるのは避けさせていただき、映画の内容を紹介することとします。

全体的な印象としては見ていてあまり気分のいい映画ではないです。政治家にせよ、マスコミにせよ、大学教授や兵の志願者についてもこの映画で紹介されているアメリカ社会については別に日本に住んでいても毎日のニュースで大体見当がつく。その点で我々の知らない問題点を鋭く指摘したというよりは、予想通りで面白味に欠けた内容に思えました。安っぽいと指摘されても仕方がないと思います。

好戦的な次期大統領候補がジャーナリストを通じて世論をコントロールしようとします。一方で反戦を主張する大学教授の姿とその教え子が取った行動と結末を交互に見せる形で描いた作品です。この役を演じたのがそれぞれトム・クルーズ、メリル・ストリープ、ロバート・レッドフォードといった大御所達なのですが、進行がぎこちないせいもあり峠を過ぎた人達の集まりのように感じられないこともないです。

結論としては社会派映画にもかかわらず、それほど視点の鋭さや驚きがなかったのがとても残念。「クイズ・ショー」といいロバート・レッドフォード監督の社会派映画は私の好みには合わないようです。

お薦め度:★★★★☆☆☆☆☆☆

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