映画を見ながら株式投資

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トロン:レガシー

2012-03-07 23:34:43 | ★★★★★★☆☆☆☆
監督 ジョゼフ・コシンスキー
キャスト ギャレット・ヘドランド、ジェフ・ブリッジス、オリヴィア・ワイルド、ブルース・ボックスライトナー、ジェームズ・フレイン、マイケル・シーン、ジェフリー・ノードリング、スティーヴン・リズバーガー、ジャック・マクギー
2010年 アメリカ
ジャンル:アクション、SF、アドベンチャー、シリーズ、3D

【あらすじ】
父親が創造した“トロン”と呼ばれるコンピューターの世界へ導かれた青年が、人類の存亡を賭けた戦いに挑む。父・ケヴィンが忽然と姿を消して20年。サムの下に消息不明だった父から謎のメッセージが届き…。

【感想】
前作から30年近く経ってわざわざ続編を製作したのは3Dという新たな表現手法が誕生したからという着眼点は明快で意義はあったと思います。ただこの間、ずっと企画を温めてきたというよりは、やっつけ仕事気味でブームに便乗しただけのように感じられてしまう部分も見受けられました。

ストーリーは主人公と父親の会食のシーンだけをしっかり見ておけばほとんど把握できてしまうので基本は映像作品なのだと思います。前作も映像作品としての評価が高い作品なのでストーリーについてはそれほど問題視する必要はないと思います。

そこで映像作品としてどうなのかを考えてみると、3D映画というのは今のところ作品による個性の差をつけにくいジャンルなのかなと感じています。すなわち「アバター」のようにやったもの勝ちであると。本作は青色基調の光が非常に美しいものの、それまでの3D映画と比べて新しいものがあったかと言われれば正直苦しいです。もちろんこれから技術は進歩していくのでしょうが、みどころである青色の光の美しさはメガネを賭けると色調が暗くなってしまうのでこの問題を克服してもらいたかったです。(IMAXで見ろとか言われても困る)

それから3D映像のような三半器官を刺激するタイプは飛び込んでくるものに個人差があるように感じます。「アバター」を鑑賞していた際に周りの客で「おお」と思わず声を上げていた人がいたのですが、「そこまで凄いか?」と疑問でしたのでもしかしたら本作は刺激が強いと感じる人もいるのかもしれません。

続編としては正当な進化であると評価しているものの、3D映画としては特にオリジナリティがあるとは思えず、むしろ二番煎であるという印象を持ちました。ただその映像は美しかった。

お薦め度:★★★★★★☆☆☆☆

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クリエーター情報なし
ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社

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