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ティファニーで朝食を

2008-11-12 00:16:53 | ★★★★★★☆☆☆☆
監督 ブレイク・エドワーズ
キャスト オードリー・ヘプバーン、ジョージ・ペパード、ミッキー・ルーニー、パトリシア・ニール、マーティン・バルサム、ビヴァリー・パワーズ
1961年 アメリカ
ジャンル:ドラマ、コメディ、ロマンス

【あらすじ】
舞台はNY。宝石店ティファニーに憧れ、ショーウインドーの前でパンをかじるのが大好きなコールガールは、人なつこくてかわいい女性。同じアパートに越してきた青年作家は、そんな彼女に次第にひかれていくが、彼女には秘密があった…。

【感想】
名前だけなら誰もが知っているでしょう。非常に知名度の高い映画です。ただそのわりに実際に見たことあるという人は少ないのではないでしょうか。

お洒落で洗練されており都会的、かつスタイリッシュだという評価ですが、内容自体はとても人間臭い話だと思います。
アパートの住民に怪しい品のない日本人がいたり、不倫の相手をして生活費を稼いでいたり、あげくには主人公が(一応)娼婦役で泥酔したり万引きするシーンまであります。実は皆、泥臭い生き方をしています。
にもかかわらず、お洒落で洗練されていると感じるのは、ニューヨークの街並みが非常に魅力的に見えるように上手に撮影していたからだと思います。飼い猫の使い方もうまかったです。確かにこの部分はポイントが高いです。

ただオードリー・ヘプバーンが全く娼婦には見えないのでミスキャストではないかという批判は当然として、それ以上にあのわがままで優柔不断、思いつきで生きているような性格にはかなりの抵抗を感じます。美人でなければ許されないようなキャラでしょう。この辺りが私が本作をあまり好きになれない理由でもあります。あの性格といえば、どことなくスカーレット・オハラを思い出してしまいましたが、あちらは戦時中の厳しい時代を生きた女性の話なのでシチュエーション的にも私の中の許容度は違います。

以上ですが、個人的にはやはり「ローマの休日」の方が好きとなってしまいます。この時代を生きていてオードリー・ヘプバーンやティファニーに対して思い入れのある人でないと本作の本当の良さや魅力は理解できないのではないかと思います。

お薦め度:★★★★★★☆☆☆☆


ティファニーで朝食を

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