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パリより愛をこめて

2011-03-29 22:55:19 | ★★★★★★☆☆☆☆
監督 ピエール・モレル
キャスト ジョン・トラヴォルタ、ジョナサン・リス・マイヤーズ、ケリー・プレストン
2010年 フランス
ジャンル:アクション

【あらすじ】
上級任務を命じられたCIAの見習い捜査官・リースの下に、相棒として凄腕諜報部員・ワックスがやって来る。

【感想】
スキンヘッドの男がジョン・トラヴォルタであることに1時間気がつかなかった。いつの間に武藤そっくりになってしまったのだろうか?

本作は邦題から連想できるようにスパイものです。95分程度とコンパクトにまとめたためスピーディな印象。その分、深みは感じられませんが痛快さを追求するのであればちょうどいいのではないかと思います。

構成としては前半はガイ・リッチーあたりを意識したようなスピーディで激しいアクションシーンが主体で後半はサスペンス色が強くなります。予期せぬある人物の行動によって話が意外な方向に向かう。人物に関してはジョナサン・リス・マイヤーズ演じるまじめな性格の主人公とジョン・トラヴォルタ演じる暴力的な相棒の組み合わせがそれなりの面白さを出していました。基本的な骨格の部分はしっかり作られていたように感じました。

問題はラストで主人公が取った行動でしょう。それまでの会話の流れからしてあのような行動に出るとは思わなかった。後味の悪さが残りました。生き残るためには愛など重要ではないという冷たい内容。後味の悪いのは必ずしも悪いことではありませんが、何事もなかったかのような終わらせ方だけは気に入りませんでした。人による好みの問題もあると思う。これがなかったら何の個性のない凡作だったのも事実ですから・・・・。

ジョン・トラヴォルタはもっと主役を食ってよかったと思う。危険な性格の人物を演じたわりには印象が弱かった。

お薦め度:★★★★★★☆☆☆☆

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クリエーター情報なし
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