監督 マーティン・スコセッシ
キャスト ロバート・デ・ニーロ、ハーヴェイ・カイテル、エイミー・ロビンソン、マリリン・ハセット、デヴィッド・キャラダイン、ロバート・キャラダイン
1973年 アメリカ
ジャンル:ドラマ
【あらすじ】
三流ヤクザのチャーリー・キャパ Jr.(ハーべイ・カイテル)は組織や仲間に対する忠義にいまひとつ自信がなく、自分の生き方に矛盾を感じていた。そんなチャーリーの親友ジョニー・ボーイ(ロバート・デ・ニーロ)は気分によって仕事をし、僅かな給料も酒や女やバクチに使い果たし借金に首が回らない状態になっていたが、チャーリーだけは彼をかばい続け、二人は徐々に追い詰められていく…。
【感想】
スコセッシとデ・ニーロの初コンビ作品だそうです。年代からすると「ゴッドファーザーPART II 」よりも前ですから、当時全くロバート・デ・ニーロに最初に目をつけたのは同監督ということになるのですね。今までずっとコッポラかと思っておりました。
当時の「社会の闇の部分」を鋭く描くというスコセッシの作風はデビュー間もないことから存分に発揮されていたというのが第一印象ですね。本作では若者達が借金を作って暴力に染まっていき最後は破滅していく様子が描かれています。
若者達の堕落しきった様子が時間の大部分を占めているのでそこまでは正直、かなり退屈でした。それがラストの衝撃的な暴力シーンで一気に吹き飛ばされました。また音楽の使い方が独特で洗練された映像と相まって芸術性が高かったです。
借金した男が「俺に貸すほうが悪い」と開き直った結果、報復されるというのはいつの時代でもありそうなものですが、スコセッシが撮ると当時の社会を鋭くえぐっているように見えるのは当時の時代背景を感じさせる描き方に長けているのでしょう。
初期作品だけあって「タクシードライバー」あたりと比べると粗削りです。才能の片鱗を感じることができるものの途中までの退屈な描写は大きなマイナスだと思いました。以降、経験を積んでたくさんの名作を生み出したのでしょう。
面白味に欠けるが光るものを感じることができる作品でした。
お薦め度:★★★★★★☆☆☆☆
キャスト ロバート・デ・ニーロ、ハーヴェイ・カイテル、エイミー・ロビンソン、マリリン・ハセット、デヴィッド・キャラダイン、ロバート・キャラダイン
1973年 アメリカ
ジャンル:ドラマ
【あらすじ】
三流ヤクザのチャーリー・キャパ Jr.(ハーべイ・カイテル)は組織や仲間に対する忠義にいまひとつ自信がなく、自分の生き方に矛盾を感じていた。そんなチャーリーの親友ジョニー・ボーイ(ロバート・デ・ニーロ)は気分によって仕事をし、僅かな給料も酒や女やバクチに使い果たし借金に首が回らない状態になっていたが、チャーリーだけは彼をかばい続け、二人は徐々に追い詰められていく…。
【感想】
スコセッシとデ・ニーロの初コンビ作品だそうです。年代からすると「ゴッドファーザーPART II 」よりも前ですから、当時全くロバート・デ・ニーロに最初に目をつけたのは同監督ということになるのですね。今までずっとコッポラかと思っておりました。
当時の「社会の闇の部分」を鋭く描くというスコセッシの作風はデビュー間もないことから存分に発揮されていたというのが第一印象ですね。本作では若者達が借金を作って暴力に染まっていき最後は破滅していく様子が描かれています。
若者達の堕落しきった様子が時間の大部分を占めているのでそこまでは正直、かなり退屈でした。それがラストの衝撃的な暴力シーンで一気に吹き飛ばされました。また音楽の使い方が独特で洗練された映像と相まって芸術性が高かったです。
借金した男が「俺に貸すほうが悪い」と開き直った結果、報復されるというのはいつの時代でもありそうなものですが、スコセッシが撮ると当時の社会を鋭くえぐっているように見えるのは当時の時代背景を感じさせる描き方に長けているのでしょう。
初期作品だけあって「タクシードライバー」あたりと比べると粗削りです。才能の片鱗を感じることができるものの途中までの退屈な描写は大きなマイナスだと思いました。以降、経験を積んでたくさんの名作を生み出したのでしょう。
面白味に欠けるが光るものを感じることができる作品でした。
お薦め度:★★★★★★☆☆☆☆
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