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恐怖の岬

2012-03-27 23:28:28 | ★★★★★☆☆☆☆☆
監督 J・リー・トンプソン
キャスト グレゴリー・ペック、ロバート・ミッチャム、ポリー・バーゲン、マーティン・バルサム、テリー・サヴァラス
1962年 アメリカ
ジャンル:ホラー、サスペンス

【あらすじ】
残虐な性犯罪で長年服役していたキャディ(ロバート・ミッチャム)は、出所後、裁判で彼の弁護に不熱心だった弁護士サム(グレゴリー・ペック)を逆恨みし、彼とその家族に執拗な嫌がらせを始めていく…。

【感想】
ロバート・デ・ニーロが出演していた「ケープ・フィアー」は本作のリメイクかと思っていたのですが、内容的には全く別物であると初めて知りました。

8年間刑務所に入れられた男の逆恨みによって弁護士である主人公とその家族が狙われる。

普通のホラーだと主人公が狙われるばかりであるのに対し、本作の特徴は弁護士という権力や金の力を駆使して相手を全力で排除にかかっている点にあると思います。対決の構図が強いです。おかげで主人公に対して感情移入しにくいという欠点はある反面、泥沼の争いであることを印象づけたように感じました。

ただホラー映画の手法がまだ確立されていない時代の作品のせいか敵が真正面から襲ってきたりとサスペンスやホラー作品としての演出面でありえないような場面がいくつか見受けられました。これについては残念というよりは映画の歴史を垣間見ることができたという気分です。

またグレゴリー・ペックとロバート・ミッチャムの二大スター共演という見所もさすがに今となってはオールド映画ファンにしか通じないというのは少々つらいところかもしれません。

役者に対する親しみという意味で個人的には「ケープ・フィアー」の方が好きです。

お薦め度:★★★★★☆☆☆☆☆

恐怖の岬 [DVD]
クリエーター情報なし
ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン

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