風のうた 小さな僕の自由な詩

楽しかったり、嬉しかったり、悲しかったりする時、伝えたい思いがあります。
そんな思いを詩に込めて

旅の先へ

2016-12-10 21:11:59 | 
こんなに悲しい歌にも
風は吹いていくから
冬はまるで眠る空のように
色を知らない景色をなぞるよ
転びそうな瞬間に
涙を拭きつつ明日を向いて
街の中の小さな僕は
その先を見る

忘れられない思い出の中に
微かな生きる強さを胸に抱く日々
苦しい道は誰の地図にも
残り続けはするけれど
傷跡も連れて旅するがゆえに
厳しき時の優しさになる
終わらない願いをただ
春の目覚めに伝えていく

僕らは何度でも君と出会っていく
美しく生きられなくても
心のどこかはきっと同じだから
この空の終わりの方に
あの頃の夢がきっと見える
夏の日の穏やかな海の様に
間違いさえない水平線へ
また少しずつ穏やかな日で行こうよ



空を見上げて

2016-12-10 17:26:39 | 
意味とか分からなかった道の上で
午後の鳥はさえずる本能みたいに
何かになるだけが人生じゃないよ
まだ道は続くシンプルな歌を旗にして
つまずいたりして色づく花が
あったって良いじゃない
優しい風が吹いて生き方かざす時
また明日は道になる

苦しまないでなんて無責任に言えないけど
立ち止まる瞬間には忘れないで欲しい
何かが答えでも違う正解もここにあるから
正しさに捕らわれないで
血の中を巡る突き動かすもの
いつだって自由から生まれたじゃないか
突き刺さった思いに迷いも乗せて
胸の前に下ろすそれで歩いて行ければ良い

こんな自分で良いのかなんて悩む今日は
いくつもの色で明日もまたあるんだから
歩いて行くうちにちょっとさ
それらしくなれたら誇れば素敵じゃない
道端に咲く花の飾らぬままに焦がれちゃって
僕は僕らしく無理せず行くよ
どう歩いたってそれは一歩なんだから
明日は明日で空を見上げて待ってるんだ